あんたに聴かせるために来たんじゃねえよ

  

 

 

 

 

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Radio

'neats.rpm'


http://spill.jp:8758/
now


赤字でON AIRの文字が点灯している時は放送中。WinampやWindowsメディアプレーヤ等で上記URLを開けば聴くことができます。

 

普通 #37

昨日あまり寝てないので眠い。そのおかげで非常に機嫌が悪くなってきた。イライラする。バカばっかりだバカは他人様に意見するな全員死ねなどと思いながら仕事をしたりマンガを読んだり電話をしたりパソコンをいじったりウェブを巡回したりしている。外は不愉快な暑さだ。不愉快に暑いので変に汗をかく。汗をかくのがだいたい嫌いだ。節電だかでエアコンをあんまり使わないようにしようという連中がたまにいるが、彼らは普段はいつも肌の清潔感を保ちたいなどと言っているのに汗で肌がベタベタするのは嫌じゃないのだろうか。変態野郎である。それとも電気代をケチることのほうが重要なのか。俺にはよくわからない。電気代と引き替えに快適さを手に入れていると俺は考えるのだが、普通はそうじゃないのだろうか。

つーか話は一気にサービスについてなのだが、こないだ話していたのだが、金を払わないでサービスについてとやかく言う奴はバカだなあと俺は思う。というのは別に俺が高級なお店などに頻繁に出入りしているということではなく、マクドナルドとかコンビニとかで店員の態度が云々言ってキレたりしてる人を見ると「うわー恥ずかしいなー」と思うのはなぜかということを考えた末に導き出された結論なのである。いやあのキレてる人のキレる心理というのは、思うに、自分が一定のサービスを受けるに足るお金を出しているという自負から来るんだと思うんだよね。十分な金を出したというプライドがあるわけだよ。マクドナルドとかで。サービスがそれに見合わないから怒るわけでしょ? 私がこんなに金を出したのにそれに見合ったサービスが得られないとかって。プライドが傷つくんでしょ? マクドナルドで。ということで、なるほどそれは恥ずかしい奴だよな、確かに、と俺は思ったのである。あの値段にはサービス料が含まれているから、とか言う人もいるかもしれないが、そんな数百円ぽっちでホントに最上級なサービスが受けられると期待している方がおこがましいと俺は思う。キレるならもっと払ってる時にやればいいのにと思うというか、自分が払った金に応じてキレるレベルを上下させるべきではある。のだが、そもそもそういう人は食事になど金をかけないのかもしれないし、そのくせ金を払おうが払うまいがキレてるのかもしれない。やっぱり恥ずかしい奴である。つーかとにかく眠い。

 

 

おかねをつかう #42

ジャンプ買ったんだが、ねじめが終わっちゃったよ! なんかすごい名残惜しい感じの扉ページであった。単行本をよろしくと書いてあった。ていうかなぜ終わるんだろう。前のやつはわりと途中でダレた感じがしたんだけど、今回は特に失速した感じは受けなかったのに。というのはつまりこのマンガが本当にジャンプ読者にウケてなかったということかよ。ハンターハンターこそダレてたというか作者のやる気がまったく感じられないよ! もう終わりたいんですか。つーかねじめが終わって来週以降スタートするのがクソつまんなかった読み切りのアレとハレルヤ梅澤かよ。どうしようもないな。結局はヒカルの碁が一番面白いという状態になってないか。なんかそれは許せない感じがするよ。俺的に。

 

 

ぼくとワレワレ #36

屋根裏さんがうちにきて、ラジオをやった。なんか面白かった。二人ともビールを飲みながらダラダラ話をした。ニーツオルグのラジオ始まって以来の接続者数となり困ったので、ヤバい話などはあまりせず。非常にクリーンなラジオであったファハハハハハハ。それにしても最近はラジオがだんだん定着してきて、いろんな人が聴いてくれてたりする。つーかまだ世間はインタネから音が出るのが珍しいというだけで聴いてもらえる時代なのでラッキーである。そのうちただ流してるだけだと「ただ流してるだけじゃん」とか自分からは何にもしない連中が言ったりする時代が来ることになっているので、今からさんざんやっとけばまだ思う存分ただ流し続けることができるしそれに飽きる頃にはなんか別のものになってるかもしれないのでざまあみろという感じである。

つーか昨日の屋根裏さんはゲストという形だったわけだが、そうじゃなくて日替わりDJ企画のほうも思った以上に面白いなあ。今後の予定はをささん、それからinfohandsさんなどからメールをいただいてて、やっていただけたらちょっとサイト運営者とくしゅう風であるが、ラジオだから気軽にしゃべったりできちゃうんで、サイト運営者として俺が知ってる人じゃない方からもいろいろやっていただいて面白かったりしてるのでうれしい。昨日のにょさんのも面白かった。人によっていろんなパターンがあっていいなあ。ディスコミキサー直つなぎでDJプルエイを聴かせてくれる人とかもそのうち現れるかもしれないので俺が楽しい。ニーツオルグにおいては他人ばっかり楽しくても意味がないので、俺が楽しいというのは非常にいい。

あと左のONAIRの画像のとこにいよいよDJの名前が出るようになりそう。そうだ、でも鯖の移転が近々あるんだった。段階的に移転が進行して、最終的にはこのニーツオルグのウェブサーバも変わる予定。たぶん。な。ということで最近おずっちはラジオの負荷を計ったりとかいろいろしててたのもしい。

さてそれはともかくニーツオルグは先週くらいからsawadaさんとカトゆー家断絶さんに相次いでリンクしていただいた。ありがたいことである。ありがとうございます! ニーツオルグはすべての読者にとって極力価値を持たないように運営されているが、おふたかたにとってなにかの意味を持っていることを祈るぜ! レペゼン! しまっくり! ワックMCどもを確実に刺す! あーっと今思い出したが、LLLさんとかにもリンクしていただいてるのである。ありがとうございます! つーか「さやわか」がほぼリンクされないサイトだったので、おそらくあんな感じだろうから他のサイトにリンクされたらいちいち報告しようと思っていたのだが、なんか怠ってた。なぜかというとその理由はたぶん、誰かのはてなアンテナに登録されたのをいちいち報告しても面白くもなんともないからである。げらら。

 

 

どこに出しても恥ずかしい情報 #40

今週金曜に発売になる「千と千尋の神隠し」のDVDだが、一部メーカー製のDVDプレイヤーでエラーが出るらしい。「特典ディスク」のチャプター17の先頭部分の「そーれっ』というかけ声が欠けて「れっ」しか聞こえなくなるとか。不具合が出るメーカーはパナソニック、DENON、ヤマハだって。ちなみに「本編ディスク」のほうは問題ないらしい。どう違うか、知らないんだけどな。興味もない。

セブンイレブンが東海地区で初めての店舗を愛知県豊橋市に2店オープンだそうだ。今後5年間で350店出店を予定とか。参考数字として東海地区のコンビニと言えばサークルKだが、こちらは愛知県内の店舗数が今年初頭で824店だったとか。

 

 

普通 #36

なぜか寝れないので週末のできごとなどを時系列バラバラに書くつもりなのだった。

金曜日は仕事が終わって家に帰って寝る。23時半ごろミカから電話。寝過ごし気味。渋谷へ。NOW!くんのイベントIEに行った。NOW!くんはオーガナイザーで疲れてた。ついた時は外はとても暑く、中から急行くんがロッテルダムで歪んだキックの音をドンガドンガ鳴らしていたのでコンビニでエスキモーピノを買って食う。適当に踊ったりとか。しゅんちは疲れていてかわいそうだった。終わってからEVILくんと少し喋った。大人。やすえも大人だ。いい大人である。それで思い出したのだが子供なのに大人の奴は俺やしゅんちだが、大人なのに子供の奴とかもいるよな、そういう人のことをこそオヤジというのだろうかと帰りの電車でミカに聞いたら否定された。そういえばエロ動画を消さないので怒られた。交換とかしたい人のために持っているのだと説明するが否定される。腹立ちまぎれにエロ動画のディレクトリに入っているモノを全部一括で消す。rm -rf *ダーということで俺のHDDには今エロ動画が一個もない状態となった。あーあーこれでPVとかDLする時にもすごい蹴られたりして苦労することになるよと言うと、急に「元に戻していいよ」と言われた。しかし俺はごみ箱なんて使わないどころかファイル鯖に置いてあるモノをネットワーク経由で消しただけなので戻っては来ないのだと言うと、どうしてCD-Rに焼くなりなんなりしないのだと言われた。そんな。俺の胸には何か悔しさのような寂しさのような晴れ晴れしたようなものが去来。だがしかし今思ったのだが、これも交換交換騒いでいる連中が悪いのだと思う。自分がファイルを持っていない状態になると急にそういう人が憎くなるものである。が、これも今思い出したのだがエロゲーは消していないのでまだラッキーであった。エロゲーだって全然やらないのに持っているわけではある。

 

 

どこに出しても恥ずかしい情報 #39

学研「A・GIRL」が今月号で休刊。創刊時は作り22.5万部でスタート、半年くらいは調子よかったが、昨年の11月号からものすごい勢いで部数を落として返品率50%台が続き、今年に入ってからの平均昨対は68%前後だった、とのこと。ていうかその11月号の内容が気になった。

 

 

quote #9

昨日は打ち合わせであった。19時に待ち合わせていたのに仕事が長引いて20時になってしまった。晩メシに中華をごちそうになる。うまい。そのあと2人で打ち合わせ。なぜか難航する。なぜか2人とも妙に疲れてしまった。俺もどんどん頭が回らなくなっていった。あれは何だったのだろう。打ち合わせや会議でアイデアが出なくて煮詰まるということはあるが、昨日は俺的にはそういうのとは違って、なんとなく気づいたら体力を奪われていった感じ。22時半ごろ終わって帰ることにする。駅について、Palmのケースを忘れたことに気づく。中に定期券が入っているのだ。うわーどうしよーもう金払って帰っちゃおうかなーと思ったが、ガマンして取りに戻る。10分ぐらい歩くんだよ。坂が多くてね。しかも建物の入り口が閉まってて入れないし。オロオロした。携帯もないし。でも戻ってよかった。家のカギまで忘れていたのだ。あのまま帰っていたらヤバかった。今日はなんか忘れ物ばかりだと思いつつクタクタになって帰る。お茶を買うのを忘れ、家に帰り、キーボードの掃除をしたら手が真っ黒になった。手を洗ってもう今日はさっさと寝ようと思って洗面所に行ったら、なんとゴキブリが出た! ギャー! この家ってゴキブリいるのか! ちょうこええ! 殺虫剤をぶっかけまくって殺す。悲壮感漂う表情で部屋を調査したところ、寝室の方でもう一匹死骸を発見した! というかネコがいじめ殺した後だった。今日この部屋にはなぜかゴキブリが大量発生していたのか? とおびえる。身体はくたくただった。しかし、こんなことではいけない、俺は普通になるんだ、俺はまともに生活がしたい、と考えながら部屋を少し片づける。ハエもいるので殺虫剤で殺しまくる。

ミカがちょうどメッセンジャーにいたので少し話す。忘れてはいけないと言われる。忘却はとても恐ろしい。俺はけっこう変な記憶力があって、自分の身に起こったことをかなりなんでも覚えている。過去に一回だけその記憶力が途切れたことがあったが、それ以外はずっと覚えている。つらい思い出とかも、いつまでも忘れられないので、時々こんなに些末なことをいちいち覚えているのがイヤになる。しかし、それ以上に忘れてしまうことは恐ろしい。俺はどんなにイヤでもすべて覚えている方がいい。俺にはやらなきゃいけないことがあるんだ。俺は全部抱えて、そして生き続けて、目的を果たさねばならない。全部抱えて身体が疲れても、部屋を片づけなければならない。それが忘れないということである。涙が出た。俺は泣きながら部屋を片づけた。つらいせいではなかった。

われわれは
つねに
いっぽずつ
ぜんしんしていかねばならない

さいごのしょうりをしんじて

 

 

普通 #35

こないだ廃墟の話を書いたが、最近軍艦島に行く若者が多くなっているそうだ。観光として。観光としか言いようがないが要は廃墟の探検である。そんな人がバンバン行ってるとこに行って廃墟も探検もクソもないと思うけど、そういうことを言っても意味はないのだろう。長崎市から船を乗り継いで1時間ほどだそうだ。端島から漁船をチャーターして行くんだって。で、最近軍艦島に行く若者が多いせいで、漁船の船長はチャーターによる副収入が多くなって喜んでいるらしい。マジかよ。

と! か! 書いてたら! ばるぼらアンテナさんに! あ! の! 廃墟の話題が! ちょうなつかしい! かなり笑った。一行目でばるぼらさんが何のことを話そうとしているのかわかる人、あなたはすでにインターネットの歴史の一部です。かなり辺境の。また今日もあいねたの話は出てこねえなあと思った人はガッカリしてください。

あとペイルファウンテンズはたまに聴きます! あのLPは一時期すごく値段が上がっててビビった。モノクロームセットのファーストとかもな。俺500円で買ったのに。つーかダサい話なら俺もあるぜ! ハイランドハードレインは大学受験で東京に来た時にヘッドホンステレオで聴いてたもん。それだけでちょうダメなエピソードじゃん。池袋の予備校とかで受験した覚えがある。あと水道橋? 大学で受けるのも、あったけど。でさーさらに俺がカッコ悪いのはね、もうこれ書きながらだんだんイヤになってきたけどさ、受験のさー、休み時間とかに、俺は地方人だから一人で来てるわけだけど、聴いてるんだよ阿須テックカメラをヘッドホンで。文庫読みながら。さらにその文庫がですね、たぶんちくま文庫のさ、橋本治「青空人生相談所」か平野威馬雄「陰者の告白」だったと思うんだよね。どうだよ! うわ〜これはイタそうだ! モテ度低いよ! せめて外国の本とかにしろ! 橋本治はないだろ! ラカンとかにしておけ! 平野威馬雄もさー、もうちょいで娘が平野レミ→息子はドラゴンアッシュというふうにオシャレにシフトできるのに。それはどうかな。

つーかね、そういうものはオシャレ文化としてバンバン花開いたりするんだし、俺もそういう感じでやっとけばいいのにさ、真顔で「俺はこれが好きだけど?」とかいう感じだったのでダメなんだよ。モテないのである。この文章を読んでいる男子の皆さんにアドバイスしたいのだが、バタイユは読んでも別にモテませんよ!! パタイユもバルトも、持ってるだけでいいんです! つーか持ってなくても「WAVE」とか「ur(ウル)」とかで適当に読んだような会話ができるようにしておけばよかったんだよ! それと別冊宝島でOKです。あとは服とか買っとけばいいの! マジメに読んで女子とその話して「なんか話あわないなあ」とか思い続けていると、取り返しのつかないことになり非常に危険です!! はやく気づきましょう!

という話は、DJはモテだと思いこんで金持ちボンボンでもないくせにマジメにDJ修行をはじめてしまい、いつも同じTシャツで髪はロンゲ、常に女のヒモ状態でレコードのことばかり考えている人とだいたい同じパターンだと思います。つまり、音楽もマジメに聴く必要はないのです。そんなことよりもっと服を買いましょう。なんだかんだ言って女子はファッションとかが好きな場合が多いので、そっちをおさえないとモテはありえません! Warpの10インチ3枚組ボックスセットやドカベン全巻買うのはそのあとにしましょう!

 

 

おかねをつかう #41

昨日サンデーを買って読んだ。鳳ボンバーだんだん面白くなってきた。最近のサンデーは小粒なのがじりじりと面白くなってきているのでうれしい。マガジンより面白いと思う。巨乳メガネっ娘の変な拳法マンガはつまんないけどな。しかし基本的に小粒な人たちは全部変な濃い打ち出しで目立とうとしてるような気がする。「メジャー」とかはもうどうでもいいので早く終わって欲しい。つーか俺的には「からくりサーカス」ももう早く終わればいいのにという感じだ。そんな中であだち充は安定してあだち充をやり続けているのでいい。

昨日はやすえミカしゅんちと代々木でカンボジア料理を食べる予定だったが台風のため断念した。かわりに渋谷でなんか食べることにする。パルコのレストランが改装したので見に行くが到底食べたいと思うものがない。すごいまずそうだ。店はオシャレげに作ってある。創作回転寿司とか。値段は中途半端に安い。危険を感じてガタガタ震えながら逃げ帰る。結局台湾料理を食べることに。どの皿もうまかった。全員バクバク食う人である。しゅんちと一緒にナムコスターズのエースピッチャーが誰だったっけ思い出せなくて悔しいという話をする。で、最近はネットとかのせいでこういうわからないことを一生懸命思い出すまで考える気もしなくなって寂しいねという話もする。実際調べずにはいられない。今週の勝手に改蔵はちょうどそういう話だったが、全部ネットで調べようがありそうだなと思った。ということでエースの名前をここに書こうかと思ったが、しゅんちがまだ調べてなくて思い出せてもいなかったらなんか悪いので書かないことにする。ははは。ちなみに控えの投手がせひうす、ぼすこ、きやらかだということはなんとなく思いだせたので、シューティング系の名前じゃないかなと思って俺の脳内の「オールアバウトナムコ」を一生懸命めくっていたが、実際はシューティングではなかった。あと帰りの電車でミカが好みの男性を見つけて興奮していた。

渋谷を出た時はさほど降っていなかったが、結局ずぶ濡れになりながら帰宅。でもうんこがしたくてたまらなかったのでそんなことはまるで気にならなかった。トイレは間に合った。よかった。お茶などを買うヒマは(雨とうんこがしたいせいで)いっさいなかったので、タバコをムダに吸って寝る。

今朝はモーニングを買った。まだ半分くらいしか読んでいない。プラネテスが載っている。ハチマキが少しキャラが違うというかこんなに母性っぽいものを求める人として描いていいんだろうか。心配になる。これじゃロックスミスのほうがずっとカッコよさそうになっちゃってると思うなあ。つっかここ数回はひとつの話としてまとまるのだろうし、そもそもこの作品全体で描かれることはまだ見えていないので、次回や次々回でどうなるかなんてわかんないけど。

 

 

どこに出しても恥ずかしい情報 #38

廃墟がブームだそうだ。たしかネットでもそんな話を誰かがしていた。「FLASH」でも「廃墟ブームを探る」というような特集をしていたらしい。三省堂の神田本店でもイーストプレス「廃墟の歩き方・探索編」マガハ「廃墟漂流」メディアファクトリー「漂流遊戯」が平台展開だそうだ。後者2つは写真集で、3000円以上する。3000円以上出してわざわざ廃墟の写真を買うのである。そんなに好きなら住めばいいのに。で、写真集の方には詳しい場所などの情報が書いていないのだが、イーストプレスの本は解説が中心で場所なども書いてあって、やや売れだとか。行きたい人がいるのかもね。んで行ってヤンキーの溜まり場になっててボコボコにされて帰ってきたりとかな(心霊スポットと同じパターン)。

 

 

普通 #34

携帯忘れた。ないと不便だなあ。会社で寝る時の目覚ましに使えないよ。

トニーたけざき氏のサイトはPCでマンガを描く講座とかを載せていて、あのすごいカッコいい絵の描き方を惜しげもなく紹介なさっているのであるが、「解像度は低くていい」「モニタの色を紙で再現するのは無理だからどっかで折り合いをつけろ」「フォトショップはVer3.0.5で3Dは六角大王でも別にいいような」「紙に出ないことをやっても意味ないのでやめ」「ていうか自分でいろいろ工夫してなんとかしろ」とか、この手の技術解説でよくあるようなやたらスペック至上主義とかちまちました機能バンザイなやり方とは違うことが書いてあって面白い。俺は絵とか描けないのでよけいにこういう話の方が単におもろいなあと思う。つーかスキャナで取り込む前から絵がうますぎだよと思った。

 

 

ぼくとワレワレ #35

メールで教えてもらったURL。 60秒の沈黙にも著作権問題。スラッシュドットか。俺ひさびさに見たよスラッシュドット。えーと作曲家マイク・バットが自分のアルバムに60秒の沈黙を録音したら、ジョン・ケージの楽譜出版社から「著作権を侵害している」との手紙を受け取ったという話。これ面白いね。小ネタっぽくて。いいねこういうの。でもその下の方にコメントつけている連中のコメントがさ、軒並みクズだよ何これ。気持ちわるー。せっかくスラッシュドットを見たので、気持ち悪いコメントを集めてみたよ! スラッシュドットぽいコメントとくしゅう!

記事によると,曲名が"One Minute's Silence"で,クレジットが"Batt/Cage"だったそうです。これだけなら単なるジョークとしか思えないですね。
というか,典型的なアメリカンジョークなんじゃないかという気がしてきました。
「CDに無音の曲を入れたら,ジョン・ケージの著作権を侵害してると言われたよHAHAHA!」
みたいな。
# あんま面白くないっすね。すいませんm(_ _)m

ハィ? なんか言いました?

(ラジオでこれらの曲を放送した場合、放送事故とかになるか? というどうでもいい疑問を受けて)はい、放送事故になります。
以前、地元のコミュニティーFM局(ミニFM局とよく間違えられますが違います)で4分33秒をリクエストしたら「放送事故になるから」と断られました。
「BGMとしてもだめですか?」と訊いてみたけどそれもあっさり却下です(苦笑)

なーにが「(苦笑)」だ! 俺はアニオタなんかよりもこういう馬鹿のほうがぜんぜん気持ち悪くて嫌いです。

某放送局で、後番組のニュースとの繋ぎがうまくいかなくて、
放送事故になってしまい、あとで反省会になったことがありました。
「×××(アナウンサー名前)!出てこい!出てこい!出てこい!」
悲痛な叫びは届きませんでした。

ごめん、意味が分からないよ。きっと俺が馬鹿なんだと思う。

演奏自体は行われていませんが、この曲は会場に演奏者が登場してから
退場するまでの観客の反応も含めての作品であったと記憶しています。
実際、初演の録音では観客のざわめきや会場外の音を聞くことができますよ。
だからリクエストしても完全な無音のために放送事故という風にはならないかもしれません。

そういう問題じゃないだろ。

というか、沈黙に著作権は発生するのでしょうか?

おお、普通っぽい意見だ。と思ったら次の人が

音楽・・・音・・・つまり、空気の振動。
振動しないものは音とは言わないし、当然音楽ではない。
よって権利は存在しない。
という理屈は成り立たないのかな?

とか、話をキチガイの方に戻してるし。つーかこういうこと言うとエラいのか?

BUMP OF CHIKENのアルバムjupiterにも20分近い無音部分がありますが、とりあえずちくっときますか?

バンプオブチキンが好きでよかったね。

現物を見たことも聴いたこともなく、話でしか聴いたことがないのですが、1960 年代に、欧米のジュークボックスによく入っていたという、音のないレコード「Silence」はどう関わってくるんでしょう(笑)。

は? 関わってくるって、何が? なんで?

昔、軽井沢のホールで「演奏」したことがあります(笑)。
第一楽章 キーボードの前に立ち、おもむろにカップラーメンにお湯を注ぐ。
第二楽章 3分間じっと待つ。
第三楽章 残り約1分30秒くらいで、一気に食う!
#その目撃者の方がこれを見ていてくれたらうれしい(笑)

気持ちわるー。昔からこういう自慢だかなんだかわかんない馬鹿が多いよな、ネットって。俺がニフとかが嫌いだったのは、こういう連中が幅を利かせていたからなんだけど、だから俺はスラッシュドットも大嫌いなのであった。ニュース自体はほんと面白いのにね。

彼らは一様にマジメで、そして頭がおかしいと俺は思う。すぐ法律とRFCの話をしたがる。こういう連中は昔はネットにおいて会わずにいれば会わないでもいられたのだが、最近ではこういう連中は気軽に悪人ヅラして大はしゃぎし、他人に迷惑をかけに行ったりしているので邪魔だ。悪くない人間がワルぶっているのが一番ウザい。単なるウザい連中だ。前に書いた(けど消えた)うちの会社に来たデブの話にも関係がある。俺はこういう奴が嫌いなのだ。で、この人たちが言う法律だのRFCだのに照らし合わせて云々という言葉のアヤ的チャチな主張の代表格みたいのは、裁判所に「何の根拠もねえよバカじゃないの?」と言われてしまっているんだが。つまるところひろゆきさんは「匿名だったらあんたが責任を負うのは当然だよな?」というごく当たり前のことを言われているのであり、そういうのって法律云々以前の話だと思うんだが、裁判所というのはみんながギャーギャー騒いで法律レベルの話にしたがって持ってきた話を、まあまあ待てよと言って聞いて、最終的にはいわゆる(根拠のない)倫理的な判断であるにもかかわらずそっから法律レベルのところに帰結させてるんで魔法みたいで面白いね。俺は法律とかって大嫌いだし興味もないんだけど、エラいもんだね裁判所って。「法律によると〜」とか言ってハナの穴膨らませて馬鹿な主張してる奴より全然エラいよ。

 

 

ぼくとワレワレ #34

ていうかみるくあんどくっきーどっと混むさんからメールが来た。ちょっと笑った。最初スパムかと思ったよ英語だから!! で、「さやわか」の頃から当サイトに届いたメールは内容を公開する可能性がおおありなので、以下に俺が日本ふう言語に訳して内容を載せてみる。

翻訳エンジンでちゃんとした日本語に訳せるように簡単な文でかきます。漏れはいつもここをつかってます(注:ちなみにもらったメールをためしに教えてもらったこのエンジンで翻訳してみたが、なんとなく訳せてないとこ多くて惜しかった)。
ちゃんと届いてればいいんだけど。メアド一個しか書いてなかったんでそこに送ります。
ミルクアンドクキーからニーツオルグにリンクしてることについて書いてたね。うちのRefererのトップ20に載ってるのが不思議だとかゆってるような気がする。つーかお前がトップページからうちにリンクしてるからじゃん。すげえ大量の人がリンク踏んでうちに来るんでニーツオルグは20位以内に入ってるよ。漏れにはなんの不思議もないよヽ(´ー`)ノ
前にはリストに載ってなかったじゃないかというのはなぜかというと、うちがRefererトップ20をトップで公開したのが今週からだからだよ。前はあそこにはそっちのdaily linkってゆうとこみたいに漏れが毎日行ってるページのリンクを置いてたんだけど。ミルクアンドクキーは日本、オランダ、メキシコ、ニュージーランドとか世界中からリンクされたり、したりしてるよ。すげー!

とのことです。俺もうっかりインターネットで国際タラクティブしてしまったよママ! 僕らはワイヤードだよ! 世界にアクセスせよ! 俺はもともとさほど海外のサイトを見たりしないので海外サイトの人と話したりしたこともあんまりないんで、まさかこの期に及んで5年前に空想科学したような夢のインターネットなメールを自分がもらうとは思わなかった。あとで返事書こうとか思ったがただでさえ筆無精なのに英語で書かなきゃいけないだろうからたいへん面倒だ。つーか無理だろ。俺は日本人なので英作文は無理だ。日本語が書けます! お仕事募集中! ミカに書いてもらおうかなあ。英語。そもそも俺は語学が大嫌いなんだよ。好きっていう人は何が楽しいのかと不思議だ。ミカはたしか語学好きなんだよねー。ということで今日は語学が堪能な女子二人(みかやすえ)などと代々木でメシを食ってきます。あーそういえばゆっきーも英語できるよな。しゅんちもトイフル? エイブル? あれで点数たくさんとった? みんな頭いいよねー。何? 外人なの? もしくは突然韓国語を身につけた? SMAP? キスした? キスしたSMAPは関西限定ネタだよな?

 

 

おかねをつかう #40

帰りの電車でヤンマガの続きを読もうとするが、眠くて寝てしまった。おかげで家に帰っても眠くならなかった。最近は寝不足のせいで、家に着いたとたんに眠くなる→20時くらいから寝る→2時頃起きる→寝られない→7時頃から寝る→起きて会社行く→眠い→夕方会社で寝る→退勤する頃は眠くない→家に着いたとたんに眠くなるという悪循環だったのだ。これが解消されました。電車に乗ってるうちから眠くなったおかげで。ええ。おかげで今朝などは非常にすがすがしい気分だ。雨で頭が重いけど。

帰りにそば食った。天ぷらそば。うまかった。店に近くの大学のゼミらしき若者+おっさんという組み合わせの一団が来ていた。ジャンルごとに固まって座っている。サーファー風が2名とか。男子はネクタイとかしてる冴えないヤセブサイクメガネが一人いた。でも別にいじめられたりはしていない。その他の男は普通。ほんとに普通であった。柱の陰にいる店主の娘(幼女)に、犬にするみたいに手たたいておいでおいでだっこだっことか言っていた。普通に子供好きなくらい普通。それに対して女子も微笑ましいわねという感じで同調。女子は「女子大生」て感じの人ばっかりであった。あんな光景ひさびさにみた。つーかそういうものを見る人間関係の中に生きていないのだなあとか考えた。特に見たくもないが。

俺もこの店に子供がいるのは知っていたが、「あ、ょぅι゙ょだ」程度にしか思っていなかった。子供というものに対する一般的な反応というのはああいうものだったのか。俺にはできない。そういえば以前この店に来た時にあの幼女が俺の席のとこまで来て若干かまってほしそうにこっちを見ていたことがあったが、俺は大人にチヤホヤされるためのしなの作り方などをいろいろ知っているガキは嫌いなので無視してタバコを吸っていたことがあった。だから俺は全然ロリコンじゃないし、ペドでもないと思う。

店内ではパーマンのコミックスを読み返す。とても面白い。ちゃんと全巻読みたくなった。そういえばこないだ買った「リラックス」は思いの外面白かった。ていうか藤子Fの娘たちのインタビューが面白かった。とてもいい父親だったようだ。俺は小さい頃、藤子Fがとても好きだった。手作りのサンタボックスの写真などを見ながら、俺もこの家の子供になりたかったと思った。そして俺の子供時代についてしばらく考えた。

今朝はマガジン買った。アソボットがアニメ化らしい。ちょっと企画の先走り方もひどすぎなんじゃないだろうか。あんなマンガのアニメを誰が見たがるのか。新連載は非常にマガジン的まっとうさを持った恋愛マンガ。ラブコメですらない。ハダカが出てくる程度の適度なお色気がある。俺は管理されすぎていて全然面白くないなと思った。もうちょっと壊れた部分が欲しい。クニミツの政は面白いなあ。マガジン一時代を築いたサイコメトラーEIJIからGTOという流れのマンガってやっぱりそれなりに面白い。ていうか今のマガジンにあってはそんなのが面白く見えるほどに他がつまんないという気もする。探偵学園Qは伝奇・伝承のない金田一くんだな。で、これで絵がこしばになるとヤンマガに載るというわけか。あほくさ。

突然全然関係ない話だけど今やってるNHK教育の「人間講座」って四方田犬彦がやってるんだってさ。

 

 

おかねをつかう #39

昨日は帰りに電車に乗ったら座れそうで座れず。頭に来たので渋谷に寄って帰ることにする。かといって特にやることもなく、「博多天神」でラーメンを食って帰る。ラーメンは別にうまいと感じなかった。今どき普通のとんこつという感じ。替え玉をしてみたが、しなくてもよかった。

帰りに道ばたのおっさんから100円でマンガ買う。ヤンマガを買ったつもりだったのにヤンジャンだった時の俺の気持ちがわかるか。どちらもシャッフルユニットが表紙だったのでなんとなく間違えてしまった。100円だしいいかと思いながら久々にヤンジャンをマジメに読む。妹あかねは人気があるらしいのでどんなマンガかと楽しみに読んだがガッカリした。ボーイズビー妹版みたいなしょーもねえ話。「恋風」の七夏の爪の垢でも煎じて飲ませるくらいならむしろ俺が飲みたいと思った。ヤンジャンで人気があるとか書いてあるマンガって、情報誌だのファッション誌だのになぜかすぐ取り上げられて、そしてなぜかそれを俺が毛ほども面白いと思うことがない、ということが多い。

妹あかねにガッカリしながらとりあえずヤンジャン前から順番に読む。少年アシベの4コマがやってた。結局これしか売れませんという感じの開き直りがいい感じだ。俺の中では女子に人気のマンガというくらいの印象しかないアシベ。それにしてもヤンジャンて想定読者層がよくわからない。昔はもっとハッキリしてなかったっけ。いかにも中学生って感じで。あと弱そうな高校生。それが今はなんだかわかりませんよ。ヤクザマンガは載ってるし。相変わらず変な超能力マンガはあるみたいだが。つか「変」の人のマンガ、仏像と戦ってるよ!! なんだあれは! せんじゅかんのんせんじゅかんのん! 絵ヅラが面白すぎだろ、それは。みんなバキが面白いとか言っているが、だったら流行りものばっかりじゃなくて仏像と戦うマンガのことも公平な目で見てあげてほしいものである。民俗学者が探偵するマンガは絵が下手で、顔は崩れてるわ身体は棒だわで大変である。が、このマンガが単行本まで出しつつ連載も続いていると知って驚愕した。えーっとその他のマンガはすべて目を通したのに驚くべき印象のなさであった。

帰りにイトーヨーカドー寄る。こないだ買った洗濯物干すやつをもうひとつ、それからすそあげテープを買う。日用品を買うと自分がまともになった感じで非常に気持ちがいい。どんどん日用品を買いたくなる。現に俺は使いもしない日用品をたまに自分がまともな奴だなあという証拠としてだけのために買ってしまう。普通の人だってそのくらいはすると思う。あと食いもしない料理の食材とか。それから薬屋で塗り薬と、あとコンビニでヤンマガを立ち読みし、ビールとつまみとアイスを買って帰る。太りそうだ。

しかし今朝なんとなくヤンマガを買ってしまった。立ち読みしたのに。金と時間が両方ムダだ。頭文字Dがどんどんつまらなくなる一方で、湾岸ミッドナイトはじわじわ面白くなってきているような気がする。読み切りの鳥取のマンガが割と面白かった。それからアシスタント募集のページに望月峯太郎が載っていた。今夏より新連載開始予定だとか。アシスタントの条件はトレースできればいいらしい。それぞれのアシスタント先の勤務地を見ながら、それにしてもヤンマガの作家は住んでるところもいろいろだし、土地と作品がなんとなくかぶってて面白いなあと思った。

 

 

ぼくとワレワレ #33

なんかね。昨日の晩なぜだか知らないけどblogdex(がんそばるぼらアンテナ休止中)から人が来てたんで、IEのReferer漏れだなと思って無視してたんだけど、今朝になったら来てる人が増えてた。で、よく見たらホントにリンクされてた。どうやらMilkandCookies.comさんからリンクされてるせいであるらしい。でMilkandCookiesを見たらニーツオルグさんがRefererトップ20かなんかで上の方にいるらしいんだよ。つかうちのサイトって名前ニーツオルグだっつってんのになんで「ニーツ」って書かれるんだろうね。謎だ。たぶんこのリンクのせいでblogdexにひっかかったんだと思う。詳しくはわからないけどMilkandCookiesのアクセス数が一時的に伸びたとかなのかな? よくわかんない。仕組みも知らないっ。というわけで日本在住ながらッブロッグッ(アメリカでは「個人ニュースサイト」のことをこう呼びます。日本人が使っている「個人ニュースサイト」などという呼称は邪道なのです。あらゆるものの元祖であるアメリカにしたがうとカッコいいですよネ!)デビューをねらう、外人の友達いるよとか言いつつ学校主催の留学生交流ハロウィンパーティーにそつなく参加してるだけだったりしがちな社交派インタナショナル志向ぎーくひきこもらーしょくんはこのように海外おもしろブログーサイトにリンクをはるとblogdexから戻ってきたりして僕も私も気分はすっかりblogger!! と思った。そんな空しいことをホントにやりたがる奴がいそうだからスゴイよな。つっかこのページってweblogじゃないよな。だって俺CGI使ってないもんギャハハハー。ちなみに「さやわか」は日記サイトだったな。日付が書いてあったもんな。うははははは。でもあんまりそういうこと書くとニュースサイトからネタ元としてリンクされて「うちのページはニュースサイトではないんですけど。なんなんでしょうね、うちって。ほんとに」とか喜々として書いてる馬鹿なウェブ日記みたいに勘違いされそうだからもうやーめた。

でもじっさいblogdexとかから来た人は外人さんなわけだからこんな2バイト文字ばっかのページ見ても文字化けしまくって何書いてるか全然わかんないんだろうね。そもそも日本語わかんないんだから当たり前か。ということでアメリカ〜ナ恋して〜る皆さんにもわかるように書いたりすると異人のひともジャパニメーションパワーでエバンゲリオンなブログをよろこんで見たりするのだろうか、海外とネタ元リンク貼りあって国際交流ですよ!! とか。と言っても昔の少女マンガの背景に不自然に貼ってあるポスターのように「MilkandCookies san blogdex san doumo arigato... TAKU CHAN tetsudatte kurete arigato ne tsu...tsukareta... washi wa onsen ikitai...」とか書くのは間違いだよ! あれは英語じゃないからな!

じゃあためしにアメリカじんのための内容を今から書くよ日本語でな単に俺が面白いからというりゆうで。えー、アメリカン人のみなさんようこそ! このサイトはワールドカップの話をしていないので君たちにはぴったりだよ(場内爆笑)。アメリカン人に今おすすめしたい日本の旬はね、そうだね、やっぱ技術大国ニッポンが英知を結集して作ったスーパーアイドルロボット先行者だね。これは国家プロジェクトであるおどる11に参加しています!! それからアメリカン人に日本を知る上で注意をうながしたいのは、日本では不用意にレペゼンすると怒られます! ということ。日本には謙譲の美徳というものがあるの。とにかく自分の優れた点を率先してアピールなどしてはだめ。自分をよく見せたい時は、自らを誇るよりも他国をdisる手法で。韓国人などを無様にこき下ろすことで自分を立派げに演出するのがこの夏のスタイル。彼らは別に国粋主義というわけではないわけですね。あと日本の子供たちの間では今、米ブレードが人気です。アメリカをコマでやっつけるわけです。pokemonを流行らせたコロコロコミックという雑誌がバックにいますので流行ります。コロコロは常に子供と勝負したがってるというか子供に負けたくないというかガキがなめんなよコラという人が作ってるような気がします。レペゼンです。リスペクタブル雑誌とゆえます。

つーかここまで書いて思ったけどこんな文章はアメリカ人が読んだり英訳したりすると、日本人がトマス・ピンチョン読むくらい難解と思うよ!! いやしかし逆に言えばアンメリカのweblogは日本人が読んでもサッパリ意味が分かんないということがあんまりないね。もっと変だったらいいのに。俺のはほら、ようはテレビネタとか入りつつ文体を崩してるだけなんだけど、そのへんはなんたって文学ですから!! ピンチョンは文学ですから俺も文学ですよ!! 文学は難解なんです!! 難解でない文学は一気に絵本とかになります! 絵本じゃなくてかつ難解じゃない本は断じて文学なんかじゃありません!! カフェ・アプレミディでいつもボリス・ヴィアンを読んでるおしゃれな文学くんがいってました!! ボリス・ヴィアンは難解じゃないじゃん? とか言ってはいけないよ。おしゃれなんだから。つーかピンチョンとかダグラス・クープランドとかうんうんうなりながら読んでインテリですからという顔してるような大学生って、まだいるの? 最近でも。

 

 

represent A

1)俺が好きだったものとは何だろうか 2)俺は何がそんなに悲しかったのだろうか 3)とうにすべての要素は提示された、順調に

 

 

quote #8

ミニモニのアルバムはそれにしてもいいな。素晴らしい。感動した。今年なんばーわんあるばむである。新曲がいっぱいだ。でもやっぱ「ミニモニ。バスガイド」がいいな。

おもちゃの片付けしました
テレビは離れて見ました
誰もがチャンスを持ってる
大きな未来が待ってる

ミニモニ。バスはミニのバス
ミニモニ。バスはいいにおい

魔法は使っちゃいけません
温泉まんじゅう食べましょう
信じた自分を信じよう
すべてはゆるしてあげましょう

ミニモニ。バスはミニのバス
ミニモニ。バスはデカくない

誰かをにくんじゃいけません
明日は今夜の続きです
地球のどこかで生まれた
人間最後はお星さん

魔法は使っちゃいけないんだよ! スゲエ真実だ。天才だ。こどもたちとして定義されてしまう人間が、大人になって社会で生きていくということを教える感動的な歌詞である。成長と挫折である。ネオアコである。魔法を使えば簡単にできるのにね。でも、使っちゃいけないんだよなあ。

 

 

どこに出しても恥ずかしい情報 #37

第一興商が今年上半期のリクエストのトップ10を発表。そしたらなんとモンゴル800の「小さな恋のうた」が、浜崎あゆみや宇多田ヒカルらを抑えて第1位だそうだ。6位にも「あなたに」が入ってるとか。調べてみたらほんとだった。ZONEは4位ですよ! つーかカラオケって今どういう層のための娯楽なんだろうか?

楽天がLycosジャパンと業務提携するらしい。っつーか楽天はインフォシークとくっついてるはずなんだけど、そのへんどうなんだろうか。

「ちょっときいてな」がなんかヒットしてたLauge&Peace(ちなみに悪名高きSME大阪SD部のオーディションからのデビューだった)の藤田陽子はその後モデルやら女優業に転向していたが、今夏キューンソニーからリリースがあるみたい。

 

 

おかねをつかう #38

なかなか充実した週末だった。充実した週末というのは俺の場合、「一日中寝ていた」以外であれば成り立つ。洗濯をした。非常にすがすがしい気分で週明けを迎えたわけだが、今着ているこの服がだな、干す時に袖口の部分が折り返されていたらしく、現在、袖口から腐った水の臭いがする。さわやかな週末だったのにとても悲しい。

購入したプリアンプが届いたので設置する。ソニーのやつだ。リスニング用オーディオ機器にはかなり疎いのでよくわからないが、俺的にはコンポが壊れて以来1年以上放置してあったスピーカから再び音が出せてとても満足な買い物だった。もっともソースは今のところサブPCからピンジャックで出力されたテレビ音声やらCDやらMP3だけなので音のヌケのクリアさ加減などはさほど味わっていない。おいおいCDプレーヤやターンテーブルも設置してみたい。

週末はよくコンビニで雑誌やマンガを買った。「リラックス」はいつもは立ち読みなのだが表紙がドラえもんなのでとりあえず買った。が、あとでよく見たらてんとう虫コミックスの絵そのままだったので買わなくてもよかったかも。それから「パーマン」のペーパーバックみたいのがまた出てたので買う。完結だった。つーか星野スミレ(パー子)がすごいかわいいぞ。萌え。星野スミレはドラえもんでもミツ夫を待ち続けていたよな。あと「ヒミズ」の4巻を買った。エスロピさんに書いてあったので知っていたが、ラストが連載時と若干変わっていた。若干というのはなんというかちょっとした加筆修正みたいなもので大意はほとんど変わっていない。何の救いもないことをよりハッキリと描いただけである。チャンピオンも買って読んだ。バキが載っていないのにマガジンよりも面白く感じる。

洗濯物を干すやつ、なんていうのあれって? 固有名詞で言うと何? 洗濯ばさみがいっぱいついてる下着とか干すやつやつ。あれが前々から壊れていたのだが、つーかあれって真ん中の付け根のところプラスティックが割れて落ちやすくなったりしやすくない? で、そのせいで今週は干しておいた洗濯物が2回もベランダの床に落ちてエアコンのダクトで水浸しになっていたのでキレて土曜日にイトーヨーカドーで新しいのを買った。新しいやつは回転防止とかいうのでなんか丈夫そうだ。気に入ったのでもう一個買ってもいいほどだ。あとついでにトイレットペーパーとティッシュペーパーを買う。オーディオ用のピンジャックもここで買った。

ちなみに金曜の晩はミカがごはんを持ってきてくれた。玄米のおにぎりうまい。玄米はうまいなあ。ビールを飲みながら食う。食いながらモーニング娘。とあややのビデオ見る。あややファーストデートのドキュメントで鳥肌が。怖いよあの娘は!

そういうことをやってるうちに生活環境がいろいろ整ってきた。今週はラックのとこに置いてあるケーブル類を片づけたい。収納ボックスを買ってもいいと思っている。

日曜日は屋根裏さんのオフだった。ていうかいわゆるオフ会って久々に行ったよ。なんとなく面白そうなニオイがしたので行っていってみたのだ。実際面白かった。俺には珍しく料理を食べるのもそこそこに話したりしていた。隣の席が元掛け取り万歳日記の鈴木さんだったので本の話とかいろいろ伺って楽しかった。屋根裏さんはチェ・ゲバラのTシャツを着ていた。屋根裏さんはこっちに引っ越してきてからとても仕事をがんばっているということである。俺もこっちに引っ越してはきたが仕事はがんばっていない。でもまあ東京は楽しいねという点では一致してるよ。で、なんかおもろい話をいろいろした。が、非常に明るくざっくばらんに話したはずなのに今ここに書こうとすると差し支えのある話ばかりのような気がするので不思議だ。インタネってこわーい。屋根裏さんがニーツオルグのラジオに興味を示されていたので今度機会を設けてメチャクチャしゃべっていただこうかと思っている。面白かったし時間が早かったので二次会にも顔を出した。で、終わって丸の内線に乗って帰ってきた。なんつうか身体がクタクタになったりしないオフ会でよかった。帰ってこれるしな。で、寝た。

がしかし、寝られない。そもそも前の日の晩に昼の12時まで起きていてそっから17時まで寝たので、睡眠のとり方がメチャクチャなのだ。しかたないのですいみんやくを飲んでみる。全然効かない。俺って睡眠薬とかあんまり効かないと思う。よっぽど寝不足とか疲れている時は効くんだが、そんな時はどうやったって寝れるじゃんよーと思いながらもう一錠飲んでみた。んでごろごろしているが一向に眠くならない。ダメだ。効かない。つーか気が散るのでそろそろ明るくなり始めた外の光が入らないようにカーテンをがっちり閉め切ったりした。5時過ぎにようやく寝られたようだ。7時半に目が覚める。少し早いので部屋を片づけたりする。

会社行く。朝からめっちゃくちゃ暑い。やばい。今日はやばい。駅でジャンプを買った。ハンターハンターが載っている。すごいことだ。なんか物語が一気に進んでいる。進んだっていうか、クラピカやら旅団が出てきたので矢追おんなも大喜びだと思う。しかしハンターハンターに比べるとナルトとかはやっぱつまらないなー。ヒカルの碁は前にやられキャラで出てきた人がまた出てきた。こういう細かい話があとでフォローされるのでこのマンガは面白い。えーとあと何があったっけ。俺の周囲の人は誰もテニプリについて言及しないのだが、あのマンガは無視でいいのだろうか。目に入らないというほうが正しいのか。知らない。シャーマンキングのアクション描写がどんどん抽象画みたいになっている。誰がどういうふうに動いたコマなのかわからないのが多い。このマンガってもともとこうだったっけ? いちごは本格的につまらない感じだ。遊戯王はまた新しいカードが出てきた。こんないざという時のために波動砲があったんだ的マンガの何が面白いのか。つーかまだちゃんと流行ってるのか、遊戯王。カードはともかくコンシューマゲーム機用の方はコナミから異常な数がリリースされていたが、子供はあれを全部やるのだろうか。あんな出し方でちゃんと儲かっているのだろうからブームの商品というのは謎である。ていうかそのブームが今でもあるのかよくわからないのになおも出続けていることが謎なんだが。つーか調べてて見つけたんだけどデュエルCGIなんてあったんだね。

 

 

普通 #33

わーなつかしいや。J-oさんがマガーク少年探偵団のことを書いてらっしゃった。俺これ前にもどっかで書いたような気がするけどすごい面白い本だよね。今でも実家に「マガーク対魔女」までは揃ってるな。そのあたりでなぜか刊行ペースが落ちて続巻を待ち続けてるうちに買わなくなってしまったような気もする。いや違うか。中途半端に自分で自分のモノは買えみたいな年齢になってしまったので高くて買えなかったのかも。「ミイラのつぶやき」は立ち読みしたような気がするので。でもこのシリーズは俺のすごい好きな本で、今でも内容をよく思い出す。かなり覚えてるなあ。途中から裏表紙が「ポンポコマガーク探偵団、ペンペコ仲良し5人組ブンチャチャ難問速解決、鼻のウイリー、記録のジョーイ、頭脳のブレインズ、木登りおてんばワンダちゃん、そしても1人ブンチャッチャ、その名も高きガキ大将、ジャック・マガークブンチャッチャダガジグダガジグブンッチャッチャ」というマンガになったんだよね。あれは好きだったっていうか絵が山口太一なんだよね。挿し絵も全部。「名探偵荒馬宗介」の。学研の。好きだった。

後半の巻がどうだったか覚えてないけど最初の方はたしか本とか各章のタイトルが原語だと韻を踏んでるのが多いんじゃなかったっけ。と思って調べてみたらマガーク同盟があった。調査員の詳細が書いてあるよ。こういう本でした。あとここによると25冊あるみたいだな。未訳のものがあるぽい。一番新しいのは96年だって。文章も軽快かつ凝っていて、このシリーズのおかげで俺はけっこういろいろな文章表現や知らない言葉を覚えた。「ブラックリスト」とか「雪隠詰め」とか。たぶん今でも俺はこのシリーズで覚えた表現を文を書く時に使ってると思う。訳はそんなにうまくないなあと思ったけどでも原文のよさを想像できる感じだった。内容は非常にバタ臭く、アメリカの子供たちはこういう感じなのかとか空想できるものだった。現代小説で海外の子供の日常とかが書いてある本だったんだよね。それがよかった。最初の方は事件といってもネコ探しとか近所で盗まれた人形を探すとかウイリーのミット探しとかそういうのだったね。ウイリーは鼻が犬並みにいいけど少し馬鹿な奴でみんなから気のいいマヌケみたいに扱われてる人。でも鼻で事件が解決したりする。サンドラ・エニスが意地悪キャラなんだよ。すごいやな奴で。そのうち本格的な刑事事件を扱うようになるんだけどね探偵団は。キャシディ巡査はいつもマガークの名前を間違う。カスパー警部補は怖い人。マガークの家の地下室が事務所だったよ。揺り椅子に座ってるんだよマガークは。そばかすが特徴で怒ると怖い。IDカードをみんな持っててワンダの特徴は「右肩にうつくしいほくろ」かなんかなんだ。ワンダがそう書けって言ったはずだ。全員キャラが立ってて、ブレインズが筆跡鑑定するシーンが面白かった。みんなそのキャラっぽいことを書いちゃうから筆跡を鑑定するまでもなく誰が書いたか当てられてしまうという話で、ジョーイはマジメなので好きなことを書いていいと言われたら「The quick brown fox jumps over the lazy dog.」て書くんだよ。フォントピッチの例文で出てくるアレだよ。アルファベットを全部含んだ文。パングラムってやつか。

8巻ぐらいで作者による日本の読者へのメッセージが巻末に載っていた。「親愛なる日本の皆さん!」とか書いてあったような。あれを見て「ああこの本は日本で売れてるんだ」と子供心に思った。もうすぐ日本人のキャラが出るぞとか書いてあったんだけど、なかなか出てこなかった。

ブレインズはおばさんにはジェラルドって呼ばれてて、頭がいいんだ。部屋が汚いけど。「木の上のたからもの」という話で、「ブレインズ手製の人間コンピューター」というやつが出てきて面白かった。犯人の割り出しに使う。容疑者の中から条件にあう人をふるいにかける時に使うんだけど容疑者リストの紙とペンチを使う。本物のコンピューターと「仕組みは一緒さ」とブレインズは言っていた。うん。コンピューターってそういうものかと思った。その頃俺はベーマガも読んではいたが。パーティとかで七面鳥のサンドイッチとかそういうのを食ってるんだよアメリカ人は。つーかパーティとかしてるんだよ。俺も食いたかったよ。

 

 

どこに出しても恥ずかしい情報 #36

ほとんど死にかけのマガハが通販雑誌を創刊。無料。ファッションやインテリア・雑貨に力を入れるとか。大阪帝塚山の洋菓子店やイデアのエスプレッソマシンなど。大阪帝塚山の洋菓子店といえば甘いもの好きのYuumiさんが買ったお店のは非常にうまかった。

TUTAYAでおなじみのカルチュア・コンビニエンス・クラブことCCCだが、売上、経常利益、当期利益の3部門ですべて過去最高。売上高は初の1000億円に達したそうだ。好調の原因は副業ならぬTUTAYA自体が好調とのことで結構な話である。子会社2社の黒字化もあったそうだけど。ツタヤオンラインと渋谷TUTAYA。でもこの会社は社員をゴミみたいに扱うから嫌いだ。社員の体質も「気合いが重要」「勢いで」とかそういう感じです。

一方、学研は7年連続の赤字だって。こっちも売上高は1000億あるのにホメてもらえない。

 

 

おかねをつかう #37

昨日は新宿で打ち合わせだった。打ち合わせとか言いながらごはんをごちそうになってばっかりなので申し訳ないと思ったのでその場で起案しようとしたが食ってばかりいてよくわからず。ビール美味しゅうございました(死ぬなよ)。最終的には、ヒップホッパーとして世界一周はすべきであるという結論になった。

そういえば思い出したが、ミカは美味しんぼの作者の人のメシを食ったことがあるくせに「美味しい」という当て字をあの人のオリジナルだと思っていたと思うんだが、俺はえー? そうかな? と思ってたが美味しんぼが存在する以前に円谷も言っているのでこの当て字はあの人のオリジナルじゃないよ。

終わってちょっと時間があったので、ルミネのABCに行って本を買う。朔ユキ蔵「チマタのオマタ」買った。この快楽天的青春エロマンガを描いてた人がスピリッツでああいうマンガを描くとは思わなかったけど想像はできた。あとおおひなたごうの「カステラショックre-mix!!」だがミカが持ってるそうだ。買ったのに。中身はおもしろい。関係ないがおおひなたごうのウェブサイト(テキスト版)を見るとなんとなく懐かしい気持ちになる。昔からあるインターネットを変わらずやってるのでエラいと思う。それから「レンタルサーバをはじめよう!」という、ITらしからぬ表紙の本を買う。つかこの本前に新横浜の文教堂書店で立ち読みしたわ。別にレンタルサーバなんて始めたくはないが、こういうことに特化されて本が書かれているのが珍しいので他の本よりも読めそうに感じて買った。こういう本ってたいてい無目的にシステム管理させられるのでクソ面白くないんだよね。セキュリティ的にどうこうとかってばっかり書くじゃん。そればっかだとちょうつまんないよね。知るかよ初心者用のパソコンで年賀状作る本とかがデザインや色使いが云々とか話すかよハゲという感じ。あと最近のLinux系の雑誌はUSBデバイスを一生懸命認識させるのが特集になってたりしてお前らはホントにそれがやりたいのかよという気分になるな。ていうか読者はLinux環境でのUSBデバイスを渇望しているのだろうか。売れるのか? そんな本が。

ヒミズを買い忘れた。家に帰ってラジオやってメッセンジャーで打ち合わせして寝た。打ち合わせばっかりしていた日だが、打ち合わせという名でありながら行われていることは全部違うのであった。で、寝てたら会社から電話。すっかり遅刻してた。そんなに爆睡してた気もしないんだけど。目覚ましが鳴らなかったのだろうか。

 

 

おかねをつかう #36

昨日は疲れていてミカにつらくあたってしまった。かわいそうなことをしたと思った。珍しく自己嫌悪ぎみになった。そもそもミカががんばって仕事をしたからごはんをごちそうしようという話だったのだ。俺が疲れてイライラしているべきではなかった。でも前の日はちゃんと寝たんだけど。仕事がとても忙しかったのが悪いような気がする。職場は俺のために全然なっていない。ストレスがたまる。人間的にもあえて俺に意地悪をするというわけではないが、デフォルトでヤな奴が多いのでよけいに悪い。生活費がもらえるのでやめないけど。でも同じ金額でもっといい仕事があったらそっちをやるだろう。でも仕事を変えているような余裕はない。このままバカっぽくやりすごすだけだ。

メシはTGI FRIDAY'Sで食った。ミカからアメリカ人について学ぶ。アメリカ人はすごい奴らだということがわかった。俺はアメリカには行ったことがない。アメリカ人はイギリス人とは全然違うが、まずいメシを平気で食うという点においては共通するらしい。話はとても面白かったがデザートが甘すぎだ。しかしハンバーガーはうまい。しゅんちはアメリカに行ったことがあるが、彼にはとても耐えられなかったのではないだろうか。

そのあとHMVでCDを買う。DJ SHADOWとMOBYのアルバムを買う。ミカがブリトニー・スピアーズに興味を示していたためそれも買う。そしたら金が足りなくなったのでミカに1000円だしてもらって悪かった。

ミカは待ち合わせている間に外人にナンパされて大変だったそうだ。ミカが外人にモテるという話は本人からよく聞くのが、俺はへえーと聞き流していた。で、ロフトのとこを通ってHMVに行く途中で、ミカとちょっと距離をおいて歩いてみたら、すごい勢いで外人が寄ってきてビビった。なんだあれは。ていうか道を通りかかると日本人は誰もミカのことを見ていないのだが、外人は全員ミカのことを見ていた。なぜなんだ。つか距離が離れていなくても、俺とか別に無視して外人の人はみんなミカの目を見ながら日本語やら英語やらでぶつぶつつぶやいていた。どうなっているのか。ミカによると服装によって全然違うのだが今日は外人が好きそうなカッコらしいとのことだった。俺はこの手の話を話半分に聞いていた。ミカは誇張がすぎる場合が多いので甘く見ていたのである。でもホントだった。ミカにこの話を聞いたことがある人、ホントだったよマジで。嘘だと思っている人は今度ミカが外人好きのするカッコをしてる日に一緒に歩いてみてください。ビビるから。

家に帰って、さっさと寝た。起きたら4時だった。それ以上寝られない。睡眠時間を削る生活をしているとこういうことになる。でも寝なくてすむわけではないので午後には眠くなるのだ。わかっているのだが寝れない。しかたないので洗濯をした。朝の4時から洗濯機を回すのはいい気分だ。洗濯している間にとりあえずWinMXを立ち上げるが、ハッピーもののDJセットをダウンロードしてたら途中で切られてムカついた。てめー! ワープハウスとかって、どういうことだよ(関係ないキレ方)! ほか、早く起きた日じゃないとできないことをと思い、Tシャツを送る準備をして、風呂に入り、昨日買ったCDを2枚ともMP3化した。ちなみにどっちも昔よりゆったりした感じ。で、それでもまだ時間がありそうだったので、サブマシンを何に使うか考えて、会社から使えるsmtpをやらせようということになり、インストールしたりルータを開けたりしてたら家を出る時間になったので出かけた。朝イチ簡易メールサーバ構築である。

駅でモーニングを買って、読みながら来た。警察署長のドラマ化であるが、主人公は高嶋政伸である。東大卒のキャリアながらも昼行灯というキャラをこいつがやるわけである。なかなか台無しだ。他のメンバーを見ても、いい感じに安っぽい人情ドラマにしてくれそうである。加護が出るな。ところで鬱病の高島忠夫は一応芸能界に復帰していた。しかしもう70過ぎだって。あの高島忠夫が。カバチタレは先週倉田真由美に「カバチタレに登場するダメな男は、ダメ男としては王道すぎる」と言われたのを受けて、今週のサブタイトルにわざわざ「王道すぎる」と書いてあった。そんなに頭に来たのだろうか。ブラックジャックによろしくは相変わらず下品だ。山田芳裕「ジャイアント」は「デカスロン」の頃のあのすんごいパースが見れてとても楽しい。打った瞬間の、腕がこっちにものすごい寄ってる絵がとてもよかった。

 

 

普通 #32

TECHさんで見たけど悪代官てこんなゲームなんだね。なんていうか面白いんだけど、それが「ポリゴンの人が生身の人間のおもしろマヌケなしぐさをポリゴン特有の不格好さでマネするから面白く見える」といういつもと同じパターンだと気づいて急につまらなくなった。ゲームのハードはたくさん出ているし、新作ゲームが出るたびに「このリアルなグラフィック」とか言われてるけど、いっこうにリアルになった気配はないし、また今までと違った絵としての楽しみがあるわけでもないよね。まえにさわやかで書いた話に関係あるんだけど、スクウェアが映画みたいなゲームを作りすぎだっつってたたかれてたけど、映画見てる人に言わせりゃっていうか普通に映画と比較すれば、あんなの映画でもなんでもないよね。駒置いて動かしてるだけのオモチャじゃん。映画みたいなゲームを作りすぎたからゲーム性が失われて云々とか言われてたけど、ホントに映画みたいなゲームだったら売れるよな。俺全然ゲームやらないようになったけど、ホントに映画みたいなゲームだったら買うもん。そういえばICOはちょっと映画っぽかったね。あれは素敵だった。手をつかんで、女の子を壁によじのぼらせるところが。あれは映画だよな。

俺はもともと映画とは何かということに全然興味がなかったが、大西さんが俺に映画とは何かということを教えてくれた。大西さんは映画は誕生から100年以上経ってすっかりダメになってしまったと言っていた。しかも他のもっと優れた表現手段の登場によって、映画はすでに遅れたメディアになってしまったと言っていた。俺は本を読むのが好きだったので、そしたら本なんてもっと遅れたメディアだよなあと思った。

大西さんはいわゆる映研にいるみたいな人では全然なかった。俺があの頃会った人たちには映画は時間を切り取る芸術なんだとか馬鹿なことを言って映画のことを崇拝してるみたいな気持ちの悪い人もいたが、大西さんはそうではなかった。どちらかというと音楽の方が好きそうだったが、それでも大西さんはずっと映画のことばっかり考えていたように思う。でも、今大西さんはレコード会社で働いている。音楽の仕事ができてうれしいと前に言っていたと思う。俺がこっちに引っ越してきてちょっと経ったころ、恒くんが電話で「大西くんが電話しろって言ってたよ」と教えてくれた。一度だけかけてみたら留守電だったのでそのまま切った。大西さんは多田さんと結婚したらしい。

大西さんは俺より学年が2つ上で、年は5つ離れている。突然機嫌が悪くなって帰ってしまったりする。何が悪かったのかは誰もわからないが、次の日になると平気な顔をしている。

そういえばこんな話があった。大西さんは友達と広島に行った時に、酔って銀行の窓をぶち破ったりしながら広島を徘徊し、ついに原爆ドームの中に入ろうということになって柵をよじ登り、ドームの中に入ったそうだ。酔った勢いとはいえすごい人だと思う。ドームの中は真っ暗で、大西さんはカメラを持っていたのでいろいろ写真を撮ったりしながら進んでいった。ドームのあの丸いとこの内部には何も置かれていないんだけど、なぜか中央におばあさんが正座して座っていた。友達は酔っていたのでおばあさんに「おばあちゃんなにしてんねん」と話しかけたが、おばあさんは返事もせずにじっと座っている。友達はおばあさんに顔を近づけて何度も何度も耳元で話しかけたが、大西さんは「そうか、これは人形だ。そういえば原爆ドームには確か展示品の人形があった」と思い、友達に「それは人形だから」と説明してドームの外にでたそうだ。その時、おばあさんの写真もカメラで撮影したそうだ。それからタクシーに乗って「運転手さん、僕ら今原爆ドーム入ってきましたよ!」とか話しかけてすごくやな顔をされたりしながら、原爆ドームをあとにした。

大阪に帰ってから、撮った写真を現像してみたら、なぜか原爆ドームで撮った写真だけが真っ黒で何も映っていなかったそうだ。大西さんはモノクロの現像は自分でするので、真っ黒なネガを自分の目で見たそうだ。あのおばあさんももちろん写っていなかった。

そしてしばらくしたある日、大西さんの家の留守電に録音があったそうだ。どこかの知らないおばあさんの声で。よく聞き取れない声だが誰かの名前を呼びながら「もう帰ってきてええよ〜」とかなんとか言っていたそうだ。その時は大西さんの家にみんなで集まって飲もうという日だったので、みんながその声を聞いたが、大西さんは「間違い電話だよ」と笑ってすませたそうだ。

それだけだったらまだよかったのだが、大西さんの身の回りではその後おかしなことがいろいろ起き始めた。ある日寝ていると、なんだか騒がしいので目がさめた。目覚めてみると騒がしいどころではない。部屋中でがっしゃんがっしゃんおもちゃ売り場で大騒ぎしているような音が聞こえる。なんだこれはと思って目を開けてみると、最初に目に入ったのが玄関に向かう通路で、そこから黒い顔がすーっとこっちに近づいてきたそうだ。で、うわ、顔にぶつかると思った瞬間、霧のように散ってしまったとか。

それからその部屋でテレビを見ていたある日、なんだか視界に白いモノがちらちら映っている。ぱっとそっちを見ると何もない。おかしいなと思ってまたテレビを見ていると、また視界に入る。その時はベランダの窓ガラスに寄りかかるように座ってテレビを見ていたので、窓で反射したテレビの映像がメガネ(大西さんは目が悪いのである)に映りこんで、そのせいでそういうものがちらちら見えているんだろう、と大西さんは思ったそうだ。それで、まあいいやと思ってそのまましばらく黙ってテレビを見続けていた。すると、突然部屋のブレーカーが落ちたそうだ。

もうそんなおかしな家はイヤになったので、大西さんは近くに引っ越した。新しい家に移ってからははじめ何も起きなかったが、しばらくしてまたおかしなことが起き始めた。ある日、学校に行こうと思った大西さんは、部屋を出て扉にカギをかけ、エレベーターのほうに向かって渡り廊下を振り向いた。すると、そこに真っ黒な足が黙って立っていたそうだ。足というか、とてもくっきりと影のように黒い下半身が。外はとてもよく晴れていたそうだ。あまりのことに、どうやってそこから逃れたのか、今では覚えていないそうだ。

その他、大西さんは次々と変なモノが見えるようになったそうだ。大西さんのバイクはベスパPK125だった。今でも乗っているのだろうか。深緑でとてもカッコよかった。小雨が降る夜、そのバイクを運転していたら、見通しのいい幹線道路に突然、人が飛び出してきた。完全に避けきれないタイミングだった。ぶつかったと思った大西さんは、同時にバイクのバランスを崩して転倒してしまった。幸い大西さんにケガはなかったので、すぐにぶつかった相手を助けるために立ち上がったが、そこには誰もいなかった。そこで突然大西さんは、いま飛び出してきた人影には、上半身のうち片腕と首から上がちぎれたようになかったと気づいたそうだ。怖くなったので大西さんは、その日山田さんの家に泊まった。

その他、バイクを運転していたら空いっぱいに巨大な女の顔があって、建物の間からこちらをのぞき込むように見ていたり、車を運転していたら手をつないだ子供たちがこちらにぶつかってきて突然消えたり、そういうものがいろいろ見えた。それは何年か続いた。が、俺が最後に大西さんに会った時にはすっかり見なくなっていた。誰かにその頃のそういう体験について蒸し返されると、大西さんは「いやー、あれは夢やで。俺はそう思う」と言っていた。見たのも大西さんだけだし、自分で言うように夢だったのかもしれないし、頭が狂ってたのかもしれないし、虚言癖かもしれないが、それにしても面白い話だなあと俺は思うので、ホントでも嘘でもいい。

 

 

おかねをつかう #35

2本早い電車に乗ると空いてるし座れる。ZONEが表紙だったのでサンデー買ったよ!! でも俺はニセアイドル好きっていうか別にアイドルが好きなわけではないのでZONEの誰が誰だか全然わからないが、ZONEが表紙ということはネタなのでとりあえず買わねばなということは思ったのであった。で、サンデーであるが絵の汚いマンガが増えたなあ。コナンくんは先週ざっとしか読んでないのでよくわからない。でもこのマンガみんないつまで飽きないのだろうか。もう出がらし感どころのつまらなさじゃないような気がするのだが。炊きたてじゃパンはホントに面白くなった。好評なのでどんどん面白くなれたのかもしれない。ハデなボケが多いのだがそれに対するツッコミがさらっと流す感じなのでお話的にテンポを崩さずに話が進んでいる。うえきの法則はつまらなくなった。普通のマンガになった。メジャーは今週はサービスだった。あだち充のは納戸の扉に「納戸」とフダがかかっているのがいいなあ。誰が自分ちの物置に「物置」と書くか。こういうマンガ的な部分を堂々とやって何の説明もないのがあだち充のセンスっぽい部分でもあるし、大御所の上手さでもあるなあ。あと今週はカメちゃんもダイナマ伊藤も面白かった。えーとそれから鳳ボンバーであるが、この作者は前のバレーボールのやつがどうしてもあっさりクセのない描き方になっていた反省かなんかしらないが、一生懸命濃い感じにしようとしてがんばっている。ややいい感じなのだがもう少し耐えてがんばってほしい。ちなみに広告で見たのだがヤンサンのグラビアはおどる11だそうだ。昨日見たヤンマガによるとマガジンのグラビアがハッピー7だという。なんていうか割り当てが上手だなあと思った。当たり前だけど。

 

 

おかねをつかう #34

行きがけにヤンマガを買う。スピリッツは結局立ち読みで済ませた。最近は昼メシを食わないので、その時間にマンガを読まないわけであり、買う雑誌も減っている。そのかわりヤンマガはめちゃめちゃ細かく読んだ。こしばてつやのマンガがいやらしかった。つーかこのマンガ、よく見たら原作が金田一少年とかQとかの人じゃん。あと出てくる女の子がロリエロく描いてある「ガタピシ車でいこう」が載っていない。一応不定期連載作品なのか。なぜか時々ニーツオルグに検索で飛んでくる人がいる莫逆家族が巻頭。でも俺このマンガ嫌いだという話しか書いてないので申し訳ない。でも嫌いだボケ。全然つまんないじゃん。ヤンマガ的にはOKなのだろうか。謎だ。読み切りのボクシングマンガが北海道弁丸出しであった。江別かなんかを想定した話だと思うが。そういえばスピリッツを立ち読みしたら最終兵器彼女の宣伝ページでも北海道弁講座が載っていた。流行ってるのか? 北海道弁。しかし最近マンガで見かける北海道弁はあまり間違ってないので驚愕だ。俺には使用がとても微妙な方言に聞こえて、うまく描写することができない。その他。ヒミズ最終巻の広告が出てた。初版はタトゥーシール付きだって。ヤンマガ編集部ってこのマンガのことバカにしてるのかなあと思った。相撲のマンガはあんまり面白くない。格闘技のマンガの王道パターンだ。あまりにありふれたパターンなので技術解説を見ても全然なるほどとも思えない。あーここは技術解説の部分ね〜と思う程度である。甲子園へ行こうはすっかり精神論ばっかりなのでこのマンガもう終わってもいいと思う。今一番面白い野球マンガはマガジンのドリームスである。おもしろ理論超ウソ野球な。でも今休載中なので残念だ。ここのところマガジンで面白いマンガといえば「なつこの投稿日記・雲の上のドラゴン」だ。あれは非常にミもフタもなくて面白い。たしか今週で終わりだけど。

 

 

ぼくとワレワレ #32

メールで教えてもらった。2ちゃんねるにこんな書き込みがあったそうだ。


159 :絹漉し豆腐 :02/06/27 21:57 ID:i7VnuCJs
2ちゃんねるの最大の功労は、
我々に「言論の自由は存在し得る」
ということを
証明してくれたことかも知れないな。

親や、教師や、上司や、警察や、
政府や、外圧などに、
一切干渉されない言論の自由が存在しうる!

人類始まって以来、そんなことを本気で信じたヤツがいたか?

個人的にこれは非常に面白い寝! ということでちょっとこれについて考えることにする。

まずこの文章は「(『外圧』に一切干渉されない)言論の自由は存在し得る」「それを与えたのは2ちゃんねるである」ということが書いてあるように読むことができる。俺にとってこの文章は非常に面白い。これを書いた人が一般的な2ちゃんねるの人たちの考え方と同じなのかどうかは知らない(というか関係がない)が、これを使ってあるひとつの説明ができそうだ。

まず、自由について考える。オンリバティーである。この文章を書いた人が想定しているところの「自由」というものは、「親や、教師や、上司や、警察や、政府や、外圧などに、一切干渉されない」ものである。逆に言うとこの人は、これらのものは私たちにとって「不自由」を与えていると考えている。「親や、教師や、上司や、警察や、政府や、外圧など」というのは、見ればわかるように「いわゆる社会性」として代表されるもので、2ちゃんねるにはそれらによる「干渉」が及ばない。だから自由だ。ということだよ。

彼は、むしろ日常生活においてはこの「干渉」に対して従順な態度をとっているのだと思われる。なぜなら、彼は「言論の自由」の存在に対して「人類始まって以来、そんなことを本気で信じたヤツがいたか?」という悲観的な考えを述べており、それはつまり2ちゃんねるに出会うまでの彼が「言論の自由を本気で信じることができない」状態だったと想像されるからである。もし彼が日常生活において「外圧」からの「干渉」に反抗するような人間であったとしたら、それはすでに言論の自由を信じているからであり、それは前述の彼のセリフと矛盾する。だから、彼は普段は「親や、教師や、上司や、警察や、政府や、外圧など」に対して、言論の自由という言葉の無意味さに失望しながら、おとなしく従っている人間である。

さてそういう彼は、「干渉」から逃れることができる場所として2ちゃんねるの「功労」を賞賛している。それをなぜ「功労」という言葉で表しているのか俺にはよくわからないが、つまりは立派だありがたいすごいステキだ価値を認めると思っているのだと思う。なぜ彼がそう思うかというと、2ちゃんねるにおいて彼は、自分に不自由を与えていた「いわゆる社会的なモノ」をすべて無視して発言することができるからである。彼は2ちゃんねるの外では従順な市民であるがゆえに、2ちゃんねるに価値を見いだしているのだ。社会法規の存在しない「自由」な場所として、2ちゃんねるは彼の中にある。余談になるが、俺は2ちゃんねるに対するこうした考え方は、実はかつてなら「UG」に執着していた人々の一部、とくに現実においては平凡な市民であるような人々が持っていた考え方に近い部分を持っているのではないかと思う。

では、彼の「自由」は本当に自由なのだろうか。もちろん俺は全然そうは思わない。なぜなら2ちゃんねるには書き込み方法にルールがあり、削除にルールがあり、それぞれの板でそれぞれ「自治」などというきわめて「社会」的な営みが行われているからである。俺は前にこのページで大学生のバイトの話している内容を聞き取ったことがあったが、その時に「だってほんとにサッカーの話したいなら他に掲示板いくらでもあるじゃないですか、2ちゃんに書き込まなくても。(じゃあ2ちゃんねるの利点って何? どんなことを書いてもいいし何を話してもいいってこと? という問いに対して)いや、何話していいっていうんじゃなくて…何話してもいいけど、本当は何話してもいいわけじゃないんですけどね…」と話していたのが、2ちゃんねるの規範意識を感じさせてちょっと面白かった。

しかし、先の書き込みの彼は別の発言で今の2ちゃんねるは甘くなったと言い、昔の本当に何でもありの状況のほうが面白かったと言っている。だが俺は、本当は2ちゃんねるは何でもありの状況などなかったのではないかと想像する。というか2ちゃんねるに限らず、どんな場所でも何でもありの状況などありえないのだ。とりわけ人が多く集まる場所ではそうだし、そもそもルールが明確にならないと人が多く集まり続けることは不可能なのである。彼がかつての2ちゃんねるに見た「何でもありの状況」という幻は、実は2ちゃんねるが用意した「なんでもありというルール」にすぎないし、書き込む人々は実際、掲示板を維持するためにこと細かなルールを守り、自分たちで設定していく必要があったのである。現在の「自治」などに見られる「甘い」状況は、もともと存在したルールが成熟し発展しただけの話である。彼はきわめて社会化した場所に嫌気を感じているが、その社会はもともと社会的であったのである。彼は「親や、教師や、上司や、警察や、政府や、外圧など」のかわりに2ちゃんねるという別種のルール、別種の社会を選択しただけだったのである。確かにそれによっていわゆる「社会的」な規範から自由になることができるが、それは別の規範・別の社会を導入しただけであり、そしてワレワレはそれ以外の方法をもって「自由」を得ることはできない。さっきから俺がカギカッコをつけて「いわゆる社会」とか「いわゆる自由」みたいなことを書いているのはそういうことである。それは自由という単語の持つ本当の意味ではないし、そういう意味で本当の自由など、どこにも存在しない。もちろん「言論の自由」などというものも存在しない。これは、いい悪いの問題ではない。

しかし、2ちゃんねるにおける「何でもあり」がいわゆる社会における規範から逸脱しているのであれば、やっぱりそれこそが自由だということなんじゃないか、と考える人もいると思う。しかし、2ちゃんねるにおける(そしてあらゆる場所における)「何でもあり」とは、まったく何でもありなどではない。2ちゃんねるに常駐している人々は(そしてマスコミ報道は)、2ちゃんねるを指して「本音が書ける」「裏が書ける」と言っているが、彼らの言う「本音」や「裏」というのは他の人に対する反論や根拠のない誹謗中傷を含んだ、他に対するネガティブな表現のことである。書き込みにおいて言えば2ちゃんねるの人々の言う「ここでは本音が書ける」という「利点」は、他人に対する反論を行う際にもっとも存在を意識されるものであり、そのことは議論を活発にするために利用されている。

実際2ちゃんねるでは、たとえば「私は妻を深く愛している」などという「本音」はほとんど求められていない。そういうものがまったく求められていないわけではないが、それは2ちゃんねるにおける例外的なパターンとしての必要であり、そういうスレッドや書き込みがあると、人々は口々に「いい話だ、2ちゃんねるでこんな書き込みを見るとは思わなかった」と言う。

2ちゃんねるにおいて住人が他人に望み、自らもそうあるように律しているのは、ピカレスク的であれということである。彼らは本来普通の人々であり、しかし2ちゃんねるにいることによって「悪人であることが正しい」という日常的なルールとは逆転した社会に身を投じる。「悪いこと」が2ちゃんねるでのルールである。しかし住人たちは「躊躇なく反論を述べられる社会」を維持するため、場合によっては無理をして悪人ぶらなくてはならない場合もある。本来は善良な市民である人々が意識的に行っているため、住人でない者から見ればほとんど滑稽なこともある。つまりそこは「悪さが要求されている掲示板」である。その規範に従って行動することが要求されている。断じて「何でもあり」などではない。せいぜい、住人たちが普段は隠している悪意をおおっぴらにさらけ出すための場所だ。

だから2ちゃんねるは他の掲示板とことさらのように区別されている。自分の運営するウェブサイトが2ちゃんねるで「晒される」のを恐れたり、自分が2ちゃんねるに書き込みしていることが知られるのを恥じたりもする。彼らは自分が2ちゃんねるで「ルールとして」悪漢や冷酷な集団を公然と演じることができ、同時に本来的な自分、つまり「一般的な倫理観」を持つ自分の中ではそれを忌み嫌い、目をそむけている。

だから、本当は常に「一般的な倫理観」を持つゆえに彼らは、ここではあらゆる規範を無視することができる、何をやってもいいと言いながら、倫理的な判断においてごく平凡な場合があったり、普通に死体性愛愛好者を嫌ったりできている。彼らが本当に「何でもあり」の場所にいるのであれば、どんな主義主張も許容するはずであるが、実際の2ちゃんねるはむしろ全体主義的である。もちろんこれは2ちゃんねるに限らず、あらゆる社会集団がそうであるといえる。本当に完全な「何でもあり」が実現されてしまうと、その社会集団は維持できない。その集団がルールとして何を排除しているか、何を許容しているかの違いだけである。それがその集団の倫理観である。倫理観とは宗教であり、社会制度である。社会制度とは用語として「教師や、上司や、警察や、政府や、外圧など」だけを指すものではない。もちろん「親」も含まれるし、国家や風習、禁忌、文化、言語などあらゆるものが制度的である。イデオロギーでない言論は存在しない。先にも書いたが、書き込みの彼は現代に一般的な社会制度(の一部)を嫌い、別の社会制度をまとうための「場」として2ちゃんねるを活用しているが、それは社会制度からの解放などではない。

書き込みの彼は「人類始まって以来、そんなことを本気で信じたヤツがいたか?」と言っている。このセリフは、社会集団の存在を意識しなければ出てこない。世界に自分一人しかいない場合においてのみ完全な言論の自由が確保されるのだが、彼はそんなことは認めないかもしれない。彼は、2ちゃんねるに行って好き勝手なことを言っているつもりであるが、本当は2ちゃんねるに言わされているのであり、そして背景にある彼の好む言論に言わされているのである。繰り返すが、そんなのは俺だってそうである。あの書き込みを面白いと思ったのも、今書いているこの文章も、単に俺の過去から現在にかけて得た経験と、現在縛られている社会制度に要請されて、影響されて、俺がそうなるようにし向けられているだけである。なんかくやしくなったのでやめる。

いや、一個書き忘れてるわ。時間がないのであとで書く。ていうか@MLに面白い馬鹿が出現してるよ!

 

 

 

 

 

 

 

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