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赤字でON AIRの文字が点灯している時は放送中。文字をクリックするとだいたい聴けます。
ネットラジオについての技術解説はこちらをどうぞ。
あと、ラジオが始まるとメールで通知するサービスがあるのでよければどうぞ。

 

 

普通 #40

書くものを書いたらここ10日ほどのことを全部書こうと思っていたが、書き終わったらどうでもよくなった。あー途中で同人誌の原稿もかきました!! あとXPでHyperSnapを使おうとしたがシリアルがわからなくなって非常に困った。クラックを探して3時間ぐらいムダにした。そういうことをしなければもっと早く終わっていたのだ。

あーそうそう、XPはいろいろいじり回したのでそれについて書くつもりだったんだ。あのー、XPであるが、まずLunaがクソカッコ悪いのでなんとかしたいよね。あのデザインを見てカッコいいとか言ってる美意識の歪んだ人もたまにネットで見かけるけど、ま、そういう人は新しければなんだってカッコよく見えるんだろうからどうでもいいよ。しかしLunaなデザインって外せるんだけどさ、はずした状態でログアウトすると最後に「設定を保存しています」の画面でLunaに戻ってムカつくよ。「こっちがデフォルトだ」って言われてるみたいで。Lunaのほうがスキンみたいなものなのに、クラシック表示の方がスキン扱いされてるんで納得いかねえ。

で、Lunaをはずして、変なアニメーションもはずして、スタートメニューやらタスクバーも一番単純な動きをするやつにして、サービスもガンガンはずしまくって、msconfigでスタートアップ起動するモノをはずして、フォルダの見た目をアイコンにして、ウェブコンテンツの使用を禁じて、とやっていたら、「ちょっとハデなWindows2000」になった。だったらいらねー。すごくいらねー。あ、XPがいいところはマウスポインタの挙動が9xライクで2000よりも使いやすい。あと当たり前だけどハードウェアの認識率がすごく高い。AIW128PROが普通に認識したよ! 当たり前か。メディアプレイヤー8もすげー変なデザインだ。これも表示を一番簡素なやつに戻す。別にシンプルなのが好きだというわけではなくて、デフォルトのデザインがカッコよければそのまま使うんだけど。しかしXPでfubを正しく表示する方法はないんだと思っていたが、ウェブにやり方が書いてあった。やってみた。表示できた。リモートデスクトップ機能は、この手のソフトはいろんなのがあるわけだがこいつはクリップボード内のデータをシームレスに共有できたりしてちょっといいと思う。その他の新機能はおおむねいらない。つーか表だった機能以外の部分が2000より使いやすいと思う。フォルダ内のファイルを名前で整列したら新しいファイルが来ても順番狂わないとか。保存ダイアログでtab押した時にフォーカスが移動する順番とか。細かいところは2000よりよくできている。

だが、原稿を書き終わったら2000の入っているHDDと換装したのだった。

 

 

普通 #39

とりあえず終わった。

 

 

普通 #38

昨晩は寝まくったので今日は調子がいい。しかし書き物の仕事でいろいろやらなきゃいけないのをサボっている。いかん。今晩こそやるべきである。やらないとあとで俺が困る。

久々に昼メシを食った。今日はなんとなく昼メシが食いたいような日だったのだ。そのかわり晩メシは食わない。

入っていることをすっかり忘れていたTurbo LinuxのMLでウイルス騒ぎがあってウザい。ていうか、いつこのMLに登録したのかがわからない。数年前だろうか。つーかTurboを使った記憶がないのになぜMLに登録されているのだろうか。謎だ。どっちみちこのMLも、普段は何も流れてこないのだが、昨日くらいにウイルス付きメールがあったけど弾きましたとかいうInterScanのメッセージが何通か流れ出して、その後しばらくして、「MLのアドレスからウイルスメールが来てる! ML止めろ!」とかキチガイの人たちが喚いているメールとか「test」としか本文に書いてないメールとかが全部本名のシグニチャ付きで流れてきていて、むしろお前らウイルス並みというウザさである。

たぶんMLに登録している誰かが感染して、MLのアドレス宛にウイルス付きメールを投げたんだろうからMLとしてもいい迷惑なんだろうが、とにかくこの正義感ヅラして「ML止めろ!」とか「さっさとなんとかしろ!」とかいうゴミみたいな日本語のメールを他人様が見てるのも気にせずに送り続けている馬鹿どもをなんとかしろ。殺せ。

台風は通り過ぎたようだが俺的にはさほど影響はなかった。むしろ今日の電車とかは空いていてよかった。

電車で思い出したが「HEADLINE TODAY」とかいう夕刊紙のようなフリーペーパーを電車内で読んでいる人をたまに見かける。月イチ発行のようだが、内容はイギリス王室のゴシップとかFTTHはすごいんだとかサッカーの話題とかで、なんだかそれこそイギリスの大衆紙のようだ。紙がピンクならよかったのに。日本の政治がどうこうというより国際情勢みたいな話題が多かった。しかし微妙にヤングが読みたがりそうな話題が書いてあるので、そういう新聞が本格的にできたら面白いねとか思った。しかし俺も向かいの人が読んでるのをちらっと盗み見ただけで、よく上記のような偉そうなことを書くものである。Googleで調べてみたがどんな団体がやっているかはわからず。

 

 

普通 #37

昨日あまり寝てないので眠い。そのおかげで非常に機嫌が悪くなってきた。イライラする。バカばっかりだバカは他人様に意見するな全員死ねなどと思いながら仕事をしたりマンガを読んだり電話をしたりパソコンをいじったりウェブを巡回したりしている。外は不愉快な暑さだ。不愉快に暑いので変に汗をかく。汗をかくのがだいたい嫌いだ。節電だかでエアコンをあんまり使わないようにしようという連中がたまにいるが、彼らは普段はいつも肌の清潔感を保ちたいなどと言っているのに汗で肌がベタベタするのは嫌じゃないのだろうか。変態野郎である。それとも電気代をケチることのほうが重要なのか。俺にはよくわからない。電気代と引き替えに快適さを手に入れていると俺は考えるのだが、普通はそうじゃないのだろうか。

つーか話は一気にサービスについてなのだが、こないだ話していたのだが、金を払わないでサービスについてとやかく言う奴はバカだなあと俺は思う。というのは別に俺が高級なお店などに頻繁に出入りしているということではなく、マクドナルドとかコンビニとかで店員の態度が云々言ってキレたりしてる人を見ると「うわー恥ずかしいなー」と思うのはなぜかということを考えた末に導き出された結論なのである。いやあのキレてる人のキレる心理というのは、思うに、自分が一定のサービスを受けるに足るお金を出しているという自負から来るんだと思うんだよね。十分な金を出したというプライドがあるわけだよ。マクドナルドとかで。サービスがそれに見合わないから怒るわけでしょ? 私がこんなに金を出したのにそれに見合ったサービスが得られないとかって。プライドが傷つくんでしょ? マクドナルドで。ということで、なるほどそれは恥ずかしい奴だよな、確かに、と俺は思ったのである。あの値段にはサービス料が含まれているから、とか言う人もいるかもしれないが、そんな数百円ぽっちでホントに最上級なサービスが受けられると期待している方がおこがましいと俺は思う。キレるならもっと払ってる時にやればいいのにと思うというか、自分が払った金に応じてキレるレベルを上下させるべきではある。のだが、そもそもそういう人は食事になど金をかけないのかもしれないし、そのくせ金を払おうが払うまいがキレてるのかもしれない。やっぱり恥ずかしい奴である。つーかとにかく眠い。

 

 

普通 #36

なぜか寝れないので週末のできごとなどを時系列バラバラに書くつもりなのだった。

金曜日は仕事が終わって家に帰って寝る。23時半ごろミカから電話。寝過ごし気味。渋谷へ。NOW!くんのイベントIEに行った。NOW!くんはオーガナイザーで疲れてた。ついた時は外はとても暑く、中から急行くんがロッテルダムで歪んだキックの音をドンガドンガ鳴らしていたのでコンビニでエスキモーピノを買って食う。適当に踊ったりとか。しゅんちは疲れていてかわいそうだった。終わってからEVILくんと少し喋った。大人。やすえも大人だ。いい大人である。それで思い出したのだが子供なのに大人の奴は俺やしゅんちだが、大人なのに子供の奴とかもいるよな、そういう人のことをこそオヤジというのだろうかと帰りの電車でミカに聞いたら否定された。そういえばエロ動画を消さないので怒られた。交換とかしたい人のために持っているのだと説明するが否定される。腹立ちまぎれにエロ動画のディレクトリに入っているモノを全部一括で消す。rm -rf *ダーということで俺のHDDには今エロ動画が一個もない状態となった。あーあーこれでPVとかDLする時にもすごい蹴られたりして苦労することになるよと言うと、急に「元に戻していいよ」と言われた。しかし俺はごみ箱なんて使わないどころかファイル鯖に置いてあるモノをネットワーク経由で消しただけなので戻っては来ないのだと言うと、どうしてCD-Rに焼くなりなんなりしないのだと言われた。そんな。俺の胸には何か悔しさのような寂しさのような晴れ晴れしたようなものが去来。だがしかし今思ったのだが、これも交換交換騒いでいる連中が悪いのだと思う。自分がファイルを持っていない状態になると急にそういう人が憎くなるものである。が、これも今思い出したのだがエロゲーは消していないのでまだラッキーであった。エロゲーだって全然やらないのに持っているわけではある。

 

 

普通 #35

こないだ廃墟の話を書いたが、最近軍艦島に行く若者が多くなっているそうだ。観光として。観光としか言いようがないが要は廃墟の探検である。そんな人がバンバン行ってるとこに行って廃墟も探検もクソもないと思うけど、そういうことを言っても意味はないのだろう。長崎市から船を乗り継いで1時間ほどだそうだ。端島から漁船をチャーターして行くんだって。で、最近軍艦島に行く若者が多いせいで、漁船の船長はチャーターによる副収入が多くなって喜んでいるらしい。マジかよ。

と! か! 書いてたら! ばるぼらアンテナさんに! あ! の! 廃墟の話題が! ちょうなつかしい! かなり笑った。一行目でばるぼらさんが何のことを話そうとしているのかわかる人、あなたはすでにインターネットの歴史の一部です。かなり辺境の。また今日もあいねたの話は出てこねえなあと思った人はガッカリしてください。

あとペイルファウンテンズはたまに聴きます! あのLPは一時期すごく値段が上がっててビビった。モノクロームセットのファーストとかもな。俺500円で買ったのに。つーかダサい話なら俺もあるぜ! ハイランドハードレインは大学受験で東京に来た時にヘッドホンステレオで聴いてたもん。それだけでちょうダメなエピソードじゃん。池袋の予備校とかで受験した覚えがある。あと水道橋? 大学で受けるのも、あったけど。でさーさらに俺がカッコ悪いのはね、もうこれ書きながらだんだんイヤになってきたけどさ、受験のさー、休み時間とかに、俺は地方人だから一人で来てるわけだけど、聴いてるんだよ阿須テックカメラをヘッドホンで。文庫読みながら。さらにその文庫がですね、たぶんちくま文庫のさ、橋本治「青空人生相談所」か平野威馬雄「陰者の告白」だったと思うんだよね。どうだよ! うわ〜これはイタそうだ! モテ度低いよ! せめて外国の本とかにしろ! 橋本治はないだろ! ラカンとかにしておけ! 平野威馬雄もさー、もうちょいで娘が平野レミ→息子はドラゴンアッシュというふうにオシャレにシフトできるのに。それはどうかな。

つーかね、そういうものはオシャレ文化としてバンバン花開いたりするんだし、俺もそういう感じでやっとけばいいのにさ、真顔で「俺はこれが好きだけど?」とかいう感じだったのでダメなんだよ。モテないのである。この文章を読んでいる男子の皆さんにアドバイスしたいのだが、バタイユは読んでも別にモテませんよ!! パタイユもバルトも、持ってるだけでいいんです! つーか持ってなくても「WAVE」とか「ur(ウル)」とかで適当に読んだような会話ができるようにしておけばよかったんだよ! それと別冊宝島でOKです。あとは服とか買っとけばいいの! マジメに読んで女子とその話して「なんか話あわないなあ」とか思い続けていると、取り返しのつかないことになり非常に危険です!! はやく気づきましょう!

という話は、DJはモテだと思いこんで金持ちボンボンでもないくせにマジメにDJ修行をはじめてしまい、いつも同じTシャツで髪はロンゲ、常に女のヒモ状態でレコードのことばかり考えている人とだいたい同じパターンだと思います。つまり、音楽もマジメに聴く必要はないのです。そんなことよりもっと服を買いましょう。なんだかんだ言って女子はファッションとかが好きな場合が多いので、そっちをおさえないとモテはありえません! Warpの10インチ3枚組ボックスセットやドカベン全巻買うのはそのあとにしましょう!

 

 

普通 #34

携帯忘れた。ないと不便だなあ。会社で寝る時の目覚ましに使えないよ。

トニーたけざき氏のサイトはPCでマンガを描く講座とかを載せていて、あのすごいカッコいい絵の描き方を惜しげもなく紹介なさっているのであるが、「解像度は低くていい」「モニタの色を紙で再現するのは無理だからどっかで折り合いをつけろ」「フォトショップはVer3.0.5で3Dは六角大王でも別にいいような」「紙に出ないことをやっても意味ないのでやめ」「ていうか自分でいろいろ工夫してなんとかしろ」とか、この手の技術解説でよくあるようなやたらスペック至上主義とかちまちました機能バンザイなやり方とは違うことが書いてあって面白い。俺は絵とか描けないのでよけいにこういう話の方が単におもろいなあと思う。つーかスキャナで取り込む前から絵がうますぎだよと思った。

 

 

普通 #33

わーなつかしいや。J-oさんがマガーク少年探偵団のことを書いてらっしゃった。俺これ前にもどっかで書いたような気がするけどすごい面白い本だよね。今でも実家に「マガーク対魔女」までは揃ってるな。そのあたりでなぜか刊行ペースが落ちて続巻を待ち続けてるうちに買わなくなってしまったような気もする。いや違うか。中途半端に自分で自分のモノは買えみたいな年齢になってしまったので高くて買えなかったのかも。「ミイラのつぶやき」は立ち読みしたような気がするので。でもこのシリーズは俺のすごい好きな本で、今でも内容をよく思い出す。かなり覚えてるなあ。途中から裏表紙が「ポンポコマガーク探偵団、ペンペコ仲良し5人組ブンチャチャ難問速解決、鼻のウイリー、記録のジョーイ、頭脳のブレインズ、木登りおてんばワンダちゃん、そしても1人ブンチャッチャ、その名も高きガキ大将、ジャック・マガークブンチャッチャダガジグダガジグブンッチャッチャ」というマンガになったんだよね。あれは好きだったっていうか絵が山口太一なんだよね。挿し絵も全部。「名探偵荒馬宗介」の。学研の。好きだった。

後半の巻がどうだったか覚えてないけど最初の方はたしか本とか各章のタイトルが原語だと韻を踏んでるのが多いんじゃなかったっけ。と思って調べてみたらマガーク同盟があった。調査員の詳細が書いてあるよ。こういう本でした。あとここによると25冊あるみたいだな。未訳のものがあるぽい。一番新しいのは96年だって。文章も軽快かつ凝っていて、このシリーズのおかげで俺はけっこういろいろな文章表現や知らない言葉を覚えた。「ブラックリスト」とか「雪隠詰め」とか。たぶん今でも俺はこのシリーズで覚えた表現を文を書く時に使ってると思う。訳はそんなにうまくないなあと思ったけどでも原文のよさを想像できる感じだった。内容は非常にバタ臭く、アメリカの子供たちはこういう感じなのかとか空想できるものだった。現代小説で海外の子供の日常とかが書いてある本だったんだよね。それがよかった。最初の方は事件といってもネコ探しとか近所で盗まれた人形を探すとかウイリーのミット探しとかそういうのだったね。ウイリーは鼻が犬並みにいいけど少し馬鹿な奴でみんなから気のいいマヌケみたいに扱われてる人。でも鼻で事件が解決したりする。サンドラ・エニスが意地悪キャラなんだよ。すごいやな奴で。そのうち本格的な刑事事件を扱うようになるんだけどね探偵団は。キャシディ巡査はいつもマガークの名前を間違う。カスパー警部補は怖い人。マガークの家の地下室が事務所だったよ。揺り椅子に座ってるんだよマガークは。そばかすが特徴で怒ると怖い。IDカードをみんな持っててワンダの特徴は「右肩にうつくしいほくろ」かなんかなんだ。ワンダがそう書けって言ったはずだ。全員キャラが立ってて、ブレインズが筆跡鑑定するシーンが面白かった。みんなそのキャラっぽいことを書いちゃうから筆跡を鑑定するまでもなく誰が書いたか当てられてしまうという話で、ジョーイはマジメなので好きなことを書いていいと言われたら「The quick brown fox jumps over the lazy dog.」て書くんだよ。フォントピッチの例文で出てくるアレだよ。アルファベットを全部含んだ文。パングラムってやつか。

8巻ぐらいで作者による日本の読者へのメッセージが巻末に載っていた。「親愛なる日本の皆さん!」とか書いてあったような。あれを見て「ああこの本は日本で売れてるんだ」と子供心に思った。もうすぐ日本人のキャラが出るぞとか書いてあったんだけど、なかなか出てこなかった。

ブレインズはおばさんにはジェラルドって呼ばれてて、頭がいいんだ。部屋が汚いけど。「木の上のたからもの」という話で、「ブレインズ手製の人間コンピューター」というやつが出てきて面白かった。犯人の割り出しに使う。容疑者の中から条件にあう人をふるいにかける時に使うんだけど容疑者リストの紙とペンチを使う。本物のコンピューターと「仕組みは一緒さ」とブレインズは言っていた。うん。コンピューターってそういうものかと思った。その頃俺はベーマガも読んではいたが。パーティとかで七面鳥のサンドイッチとかそういうのを食ってるんだよアメリカ人は。つーかパーティとかしてるんだよ。俺も食いたかったよ。

 

 

普通 #32

TECHさんで見たけど悪代官てこんなゲームなんだね。なんていうか面白いんだけど、それが「ポリゴンの人が生身の人間のおもしろマヌケなしぐさをポリゴン特有の不格好さでマネするから面白く見える」といういつもと同じパターンだと気づいて急につまらなくなった。ゲームのハードはたくさん出ているし、新作ゲームが出るたびに「このリアルなグラフィック」とか言われてるけど、いっこうにリアルになった気配はないし、また今までと違った絵としての楽しみがあるわけでもないよね。まえにさわやかで書いた話に関係あるんだけど、スクウェアが映画みたいなゲームを作りすぎだっつってたたかれてたけど、映画見てる人に言わせりゃっていうか普通に映画と比較すれば、あんなの映画でもなんでもないよね。駒置いて動かしてるだけのオモチャじゃん。映画みたいなゲームを作りすぎたからゲーム性が失われて云々とか言われてたけど、ホントに映画みたいなゲームだったら売れるよな。俺全然ゲームやらないようになったけど、ホントに映画みたいなゲームだったら買うもん。そういえばICOはちょっと映画っぽかったね。あれは素敵だった。手をつかんで、女の子を壁によじのぼらせるところが。あれは映画だよな。

俺はもともと映画とは何かということに全然興味がなかったが、大西さんが俺に映画とは何かということを教えてくれた。大西さんは映画は誕生から100年以上経ってすっかりダメになってしまったと言っていた。しかも他のもっと優れた表現手段の登場によって、映画はすでに遅れたメディアになってしまったと言っていた。俺は本を読むのが好きだったので、そしたら本なんてもっと遅れたメディアだよなあと思った。

大西さんはいわゆる映研にいるみたいな人では全然なかった。俺があの頃会った人たちには映画は時間を切り取る芸術なんだとか馬鹿なことを言って映画のことを崇拝してるみたいな気持ちの悪い人もいたが、大西さんはそうではなかった。どちらかというと音楽の方が好きそうだったが、それでも大西さんはずっと映画のことばっかり考えていたように思う。でも、今大西さんはレコード会社で働いている。音楽の仕事ができてうれしいと前に言っていたと思う。俺がこっちに引っ越してきてちょっと経ったころ、恒くんが電話で「大西くんが電話しろって言ってたよ」と教えてくれた。一度だけかけてみたら留守電だったのでそのまま切った。大西さんは多田さんと結婚したらしい。

大西さんは俺より学年が2つ上で、年は5つ離れている。突然機嫌が悪くなって帰ってしまったりする。何が悪かったのかは誰もわからないが、次の日になると平気な顔をしている。

そういえばこんな話があった。大西さんは友達と広島に行った時に、酔って銀行の窓をぶち破ったりしながら広島を徘徊し、ついに原爆ドームの中に入ろうということになって柵をよじ登り、ドームの中に入ったそうだ。酔った勢いとはいえすごい人だと思う。ドームの中は真っ暗で、大西さんはカメラを持っていたのでいろいろ写真を撮ったりしながら進んでいった。ドームのあの丸いとこの内部には何も置かれていないんだけど、なぜか中央におばあさんが正座して座っていた。友達は酔っていたのでおばあさんに「おばあちゃんなにしてんねん」と話しかけたが、おばあさんは返事もせずにじっと座っている。友達はおばあさんに顔を近づけて何度も何度も耳元で話しかけたが、大西さんは「そうか、これは人形だ。そういえば原爆ドームには確か展示品の人形があった」と思い、友達に「それは人形だから」と説明してドームの外にでたそうだ。その時、おばあさんの写真もカメラで撮影したそうだ。それからタクシーに乗って「運転手さん、僕ら今原爆ドーム入ってきましたよ!」とか話しかけてすごくやな顔をされたりしながら、原爆ドームをあとにした。

大阪に帰ってから、撮った写真を現像してみたら、なぜか原爆ドームで撮った写真だけが真っ黒で何も映っていなかったそうだ。大西さんはモノクロの現像は自分でするので、真っ黒なネガを自分の目で見たそうだ。あのおばあさんももちろん写っていなかった。

そしてしばらくしたある日、大西さんの家の留守電に録音があったそうだ。どこかの知らないおばあさんの声で。よく聞き取れない声だが誰かの名前を呼びながら「もう帰ってきてええよ〜」とかなんとか言っていたそうだ。その時は大西さんの家にみんなで集まって飲もうという日だったので、みんながその声を聞いたが、大西さんは「間違い電話だよ」と笑ってすませたそうだ。

それだけだったらまだよかったのだが、大西さんの身の回りではその後おかしなことがいろいろ起き始めた。ある日寝ていると、なんだか騒がしいので目がさめた。目覚めてみると騒がしいどころではない。部屋中でがっしゃんがっしゃんおもちゃ売り場で大騒ぎしているような音が聞こえる。なんだこれはと思って目を開けてみると、最初に目に入ったのが玄関に向かう通路で、そこから黒い顔がすーっとこっちに近づいてきたそうだ。で、うわ、顔にぶつかると思った瞬間、霧のように散ってしまったとか。

それからその部屋でテレビを見ていたある日、なんだか視界に白いモノがちらちら映っている。ぱっとそっちを見ると何もない。おかしいなと思ってまたテレビを見ていると、また視界に入る。その時はベランダの窓ガラスに寄りかかるように座ってテレビを見ていたので、窓で反射したテレビの映像がメガネ(大西さんは目が悪いのである)に映りこんで、そのせいでそういうものがちらちら見えているんだろう、と大西さんは思ったそうだ。それで、まあいいやと思ってそのまましばらく黙ってテレビを見続けていた。すると、突然部屋のブレーカーが落ちたそうだ。

もうそんなおかしな家はイヤになったので、大西さんは近くに引っ越した。新しい家に移ってからははじめ何も起きなかったが、しばらくしてまたおかしなことが起き始めた。ある日、学校に行こうと思った大西さんは、部屋を出て扉にカギをかけ、エレベーターのほうに向かって渡り廊下を振り向いた。すると、そこに真っ黒な足が黙って立っていたそうだ。足というか、とてもくっきりと影のように黒い下半身が。外はとてもよく晴れていたそうだ。あまりのことに、どうやってそこから逃れたのか、今では覚えていないそうだ。

その他、大西さんは次々と変なモノが見えるようになったそうだ。大西さんのバイクはベスパPK125だった。今でも乗っているのだろうか。深緑でとてもカッコよかった。小雨が降る夜、そのバイクを運転していたら、見通しのいい幹線道路に突然、人が飛び出してきた。完全に避けきれないタイミングだった。ぶつかったと思った大西さんは、同時にバイクのバランスを崩して転倒してしまった。幸い大西さんにケガはなかったので、すぐにぶつかった相手を助けるために立ち上がったが、そこには誰もいなかった。そこで突然大西さんは、いま飛び出してきた人影には、上半身のうち片腕と首から上がちぎれたようになかったと気づいたそうだ。怖くなったので大西さんは、その日山田さんの家に泊まった。

その他、バイクを運転していたら空いっぱいに巨大な女の顔があって、建物の間からこちらをのぞき込むように見ていたり、車を運転していたら手をつないだ子供たちがこちらにぶつかってきて突然消えたり、そういうものがいろいろ見えた。それは何年か続いた。が、俺が最後に大西さんに会った時にはすっかり見なくなっていた。誰かにその頃のそういう体験について蒸し返されると、大西さんは「いやー、あれは夢やで。俺はそう思う」と言っていた。見たのも大西さんだけだし、自分で言うように夢だったのかもしれないし、頭が狂ってたのかもしれないし、虚言癖かもしれないが、それにしても面白い話だなあと俺は思うので、ホントでも嘘でもいい。

 

 

普通 #31

かなり身体がダルく、やる気がない。今日は起きられなくて遅刻した。会社に着いてからも15時ぐらいまで寝ていた。

週末は、原稿がそこまで長引いたりカレーを食ったり。しゅんちの家でカレーを食った。しゅんちはずっと働いていた。疲れたと思う。あの部屋に9人とか人がいた。カレーは素晴らしくうまかった。肉も。そして家に帰ってから屁だのうんこだのがいっぱいでました。浅見くんの買ってきたものが食べられなくて残念だった。ビールやワインを飲んだ。えーとあと、やすえのもってきたナンがうまかった。ミカは黒ひげ危機一髪に夢中で、そして自分が食べ物を得るために他人を騙し続けた。おかげで腹一杯で動けなくなっていた。じゅんさんにはじめて会ったが、ミカのモノマネは全然似てないということがわかった。楽しい一日だった。

その後、家に帰ってきて今やサブマシンとなったかつてのメインマシンにWindows2000を入れる。ATA133のボードが載っていたり、NICのドライバがおかしかったり、ビデオカードがAIW128だったりと、何かと遠回りすることの多いインストール作業だった。つーかサブマシンのセットアップってなんでこんなにダルいんだろう。全然使いやすくしようという気が起きない。不思議だ。

結局、全部終わったのは6時くらいだった。しかしまだATA133のドライバをいれていない。あとサウンドカードも挿してない。あとテレビ見れるように設定しておかなきゃ。ダルいなあ。

というわけで、起きたら9時半だった。この文章もちょういいかげんにかいている。まだ眠いから寝よう。

 

 

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