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もうすぐ復活!
http://218.219.238.29:8758/
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赤字でON AIRの文字が点灯している時は放送中。WinampやWindowsメディアプレーヤ等で上記URLを開けば聴くことができます。

 

どこに出しても恥ずかしい情報 #59

あーほんと疲れたー。いひひひひひ。えーとー。

研修が終わってそのことを書こうと思ったんだが、それどころじゃなくなっていた。俺がいない間に会社にACCSから「ピーコしてるか? お前んら違法なCD-Rを焼いているだろこのワレズ企業が。調べはついている」というファックスが届いたそうだ。ぎゃははははは。大わらわになっていた。俺には関係がないのであるが、なぜか俺に協力を仰ぐような話をしだしたので、協力的な行動をとるフリをして別の部屋に行って寝た。ガンガン寝た。なにしろあまり寝てないのだから。

昨日はクタクタだったのだが寝てたらミカが来てコンビニでメシを買って食った。でもなぜかミカが帰った後でチューハイを飲み過ぎ、6時頃に寝て8時過ぎに起きる。頭がガンガンして気分は最悪である。二日酔いってやつですか。チューハイなんて普段あまり飲まないので適当に飲んでたら頭が痛くなってしまった。つか2時間しか寝てないというせいもあるよな。

ネットランナーの実売はプラモをつけたときは168800部で返品率8.5%だったとの噂。その後は8月号が実売119,800(返品率33.5%)、8月売りの9月号の予測が実売107,000(返品率31%)、との噂。噂ではあるがしかし、8月号と9月号の実売が同じだなんて! 俺も書かせていただいている雑誌の売上はそれなりに気になるのであった。俺はネット出のライターさんの知り合いばかり見てるので偏った感想かもしれないのだが、ライターさんたちは自分は好きなこと書くから雑誌の売上とかは関係ないんで、という人が意外と多くて俺としては驚く。なにそれ文豪かよという尊大さ故にそういう態度に出ている場合もあるが、「俺たちは本がどうなろうとカネだけもらえればいいから」という態度の時もあってそれはそれでムカつく。そういえば前にやった仕事でわりと企画とか面白く詰めていこうねとかがんばっていたのだが、他のライターの方がホントに一字一句そういうことを言ったので一気にどうでもよくなった、ということがあった。どうでもいいのでほったらかしにしたら怒られた。アホか。

Casa BRUTUSの9月号が実売70550部で返品率15%なんだそうだ。特集は「安藤忠雄x旅」だってさ。よくよく安藤忠雄は人気あるんだねえ。

で、てんやわんやなので助っ人として例のデブが来た。例のデブである。前にこのページに書いたが、間違って消してしまったデブである。初期の「さわやか」で罵倒したデブである。あいつが来た。相変わらず胸クソが悪くなるようなデブである。自分が前に勤めていた会社で3回ほどガサ入れをされたので立ち入り検査には詳しいよとか吹聴している。さすが前に俺の知り合いには指を詰めている奴が多いとかいい気になって騒ぎ回っていたデブだ。ネットにいるよなこういう奴。って前も書いたか。オフ会とか行くといるよ。どう見てもクソヒキコモリデブオタなのに「俺は結構悪いから〜」みたいな話ばっかしたがるの。でそのレベルが中学時代の悪さ自慢する高校一年生並みなの。笑いをこらえるのが大変なデブだな。平素から俺はヒキコモリもデブもオタも許容するが、そういう馬鹿だけは絶対許容しない。

と、書いたところまでで家に帰ってきた。その後、俺の背後で連中がしていた会話。

主任「いやあそれにしてもデブがくれたNorton Ghostは役に立ってるよ」
デブ「(タメ口で)役に立ってる? そうなんだいやー大したことないよちょっとどっかから拾ってきただけだから。MXで拾っただけだから」
ブサイク「へえ!そうなんだ!MXでね!ははははは!(自分は会話についていけるということを示し、ワタシもあなたたちと同じくワルですよと暗に主張)」
デブ「もう〜ね、すごいよ、80GBのHDDがパンパンになってるから!」
俺「(笑いをこらえている)」
主任「え? 2ちゃんねる?」
デブ「違う違う、MX!」
主任「2ちゃんねるになんかあるだろ」
デブ「MXだよ!」
ブサイク「あー2ちゃんねるにそういうスレが立っててMXの話してますね」
俺「(外で2ちゃんねるの話を声高にしたがるような典型的なチャンコロと同じ室内にいるので帰りたくなってPCの電源を落とす)」
主任「でもああいうのはー、最近は取り締まり受けてたぞ。MXで2ちゃんねるで、取り締まり受けてたぞ(きっとみんなが知らないであろう知識を教えてくれようとしている)。だってあいつら攻撃とかもしてたみたいだから。めちゃくちゃだよな」
デブ「ほんとどうしようもないよ! 2ちゃんねるは! あははははは(なんだかすごく自慢げ)」
主任「だいたいあいつら串も刺さないで攻撃してたらしいよ。串刺さないでよくやるなっていうか…」
デブ「すごいなあそれ! 串刺さないで攻撃なんてどうかしてるよ! すごいなあそれ!」
ブサイク「そうですか!串刺さないで攻撃ですかー!すごいですねはははははは」
主任「すごいよねー自信があるって言うかー、どっからその自信は来てるんだというか」
俺「(立ち上がって)先帰りまーすお疲れでーす」

こんな奴らと一日一緒にいることによってお金がもらえる。そりゃお金ぐらいもらわないとやってられないわな。ぎゃははははっは。つうかーあのさーパソコンの人ってどうして知識とかハナふくらませてネチネチネチネチ喋るわけ? 知ってること言わずにはいられないしみたいだしさ。うっとおしいから黙っとけよトンチキ野郎。黙ってる奴に嗤われてるとは思わないんだろうね。正しいか正しくないかなんてどうでもいいんだよテメエの声なんか聞きたくないから黙ってろ。

 

 

普通 #55

疲れた  
      あ     

 

 

おかねをつかう #58

なるたるだが、寝てからもう一回読んでみたら全然平気だったアハハ(アハハじゃねえよ)。

で、ヤンマガを買う。望月峯太郎の新連載である。これも眠い時に読んだらピンと来なかったのだが、頭がハッキリしてから読むととても面白かった。でもウケなさそうだねえ。しかし絵柄があの味のある初期の望月峯太郎の絵に戻してきたのでそれだけでもうれしいというものだ。

サザン合図が完結している。かなりベタなマンガであったが、ラストのお題目も展開も後日談もベタであって、そういう意味では衝撃。15年ぐらい前のマンガみたいだ。って、あれか。このマンガはそのくらい続いてるのか? よくもまあこんなどうでもいい話をチンタラやったものである。

ほかもいろいろあったが、今思い出したんだけど俺今日研修とかで会社行かないでどっか行かなきゃじゃん? やべえよ遅刻する。ちなみに研修内容は名刺の渡し方とかだって。shineって感じだよ輝け。

眠いのに。帰ってきたら寝てから原稿書かなきゃ。

 

 

普通 #54

疲れた。あはは。えーと昨日は21時ごろ帰って寝て22時ごろミカが来て空耳アワーを見て0時半に帰って寝ようと思ったが全然寝られなくて1時半からあきらめて原稿を書き始めて6時に終わって寝て起きたら9時で遅刻して会社にいる間もうほとんど寝てるんだよね何してても。だいたい昨日の昼ぐらいからクビのあたりがねもう勃起いや充血つかなんて言うかドキドキしてんのよ。目の裏とかも!

早く帰って寝たいのになんで残業させられるわけ?

アフタヌーンを立ち読みした。「なるたる」を読んでものすごいショックをうける。とても最後まで読めなかった。直接的な絵があるわけではないが、のり夫が変態オヤジに犯されて切り刻まれながら殺されてしまった。吐きそうになった。グロ画像の比ではない。そんなのはむしろ平気である。俺は「サイコ」とかああいうマンガも、どうでもいいようなグロテスクな絵が多いね〜とか思いながら普通に読めたりするのだが、「なるたる」はダメである。このマンガにおいて人が死ぬということは、現実において人が死ぬのと同じ意味があるので、だからこそ最悪なのである。このマンガにおいて肉を切られるということは、ホントに肉が切れるのである。ひさびさに精神的にめちゃめちゃダメージを受けた。しかもよりによってマンガ読んでショックを受けるというこれまた俺にとっては希有な体験とタイミング的に重なるとは。なるたるはすげー。一昨日しゅんちにもらったガロのマンガをいろいろ読んでて、次の日にIKKIを読んだら全然つまんねえわと思ったのだが、つまりIKKIなんて実はぶってるだけでどうにも薄っぺらいという話なのだが、しかし、なるたるは全然すげえわ。身体が疲れてるせいかもなとショックを受けて立ち直れない自分を元気づけながらコンビニをあとにした。俺はこのマンガは単行本買ってるのだが、読み返したりできるのだろうか。マジで最後まで読めなかったんですけど。

という俺の感想を読んで興味がわいた人は、今月号だけを立ち読みするぐらいだったら全部読んだ方がいいけど、導入で好きになれなかったら読まなくていいよ。うん。

 

 

どこに出しても恥ずかしい情報 #58

11月発売号(1月号)でgliが休刊。発表は来週の頭だそうだ。今後は「FRaU Gorgeous」に力を入れていくらしい。

週アスと張り合ってるとは全然誰にも気づかれていない宝島社の週刊ウルトラONEが10月から隔週化するらしい。宝島社では女性誌springも9月から隔週→月刊化が決定している。

Windows2000とかXPはAdministratorsに属するユーザーのパスを紛失するとえらいことになるのね。OSを入れ直したりとか複数入れて横からいじってみたりとか。ユーザーに優しいマイクソだから、当然シングルモードみたいのがあるのかと思ってた。

 

 

おかねをつかう #57

何曜だったか忘れたがチャンピオンを買って溝の口に行った。溝の口はいいよ。川崎に来た感じしますよ。最近たまに行くよ。だって服屋とスーパーだけでなく、ラーメン屋も本屋もパソコン屋もあるんだぜ。歩いてて唐突に既視感を覚える。なんか知っている所のような気がする。で、しばらく考えて、大阪に似てるのかもなと思った。が、すぐに思い直した。どこかに似ているというわけではなくて、単にそれなりに古いというかガラの悪いというかとにかく根拠のある街であるからそう思うだけかもしれない。別に江戸から伝わる由緒正しい町並みだけでなく、由緒正しくない工業地帯とかにだって歴史は残るのである。そうであるほうが普通なのであって、今俺が住んでいるあたりがおかしいのである。

で、まっち棒でラーメンを食いながらチャンピオンを読む。ちなみにまっち棒は和歌山ラーメンだそうだ。俺は和歌山ラーメンでっせと看板に謳っているラーメン屋にははじめて入ったが、濃いめのさっぱりした醤油だしっつーんですか、よく知らないけど。ていうか食ったことのある味だった。イメージとしてはやはり関西地方のラーメンに近い。大阪の薄い醤油ではなくて地方のあの濃いやつね。俺の食った中で近い味は西宮市の光明軒か豊岡市の松ちゃんラーメンに近い。つか光明軒なんつっても誰もわかんないじゃん。

それで思い出したが、俺はジジイが勝手な思い出話をして「最近の若い子は○○なんて知らないんだろうな」とか抜かすのが嫌いだ。だいたい、そういうことを言っている大人が言っているモノで、俺が知らなかったものなどない。俺だって「最近の若い子は」と年下の人に対して言うこともできるが、どっちかというと俺より若い人に俺が思うのはなんでそんなこと知ってんのかよというくらい物知りだなあということなので、つまり今の若者は昔のことについてよく学んでいるというかそっちの方を面白がったりしているような時代なので、それをさしおいて「最近の若い子にはわかんないだろうなあ」とか言って悦に入ってる爺さんを見ると早くお亡くなりになってくださいと思うというか死ね。

話が大幅に逸れているがチャンピオンである。浦安鉄筋家族って俺はそんなに好きでもないのだが、嫌いではない。がんばって描いているなあという感じである。このマンガって、ホラ話だよね。ギャグマンガというか、マンガというよりは誰かが話してるホラ話だ。笑い話っていうか。よくわかんねえけど。人を笑わせるためにしてるホラ話っていうか。登場人物の顔が変なのも、変な顔しながら面白い話をして笑わせてやろうというニラメッコ的なものを感じる。だからがんばって描いてると、がんばってるなあと好意的に思うんだよな。その話に対して笑ったりはしないが。

その他チャンピオンはギャグマンガがわりと読める。猛烈に面白くなくても読めるギャグマンガというのは非常に難しいと思うのだが、その点チャンピオンはいいなーと思う。がんばれ酢飯疑獄は最近のみっちゃんだのラムニー君だのいうキャラクターのシリーズものは俺には全然面白くないのでもっと変なネタばっかりにしてほしい。ナックルボンバー学園はエロいばかりでなく面白いので好きだ。今週の最初のやつは何の説明もないがなぜかモブの人たちがみんなデブオタで面白い。でも作者コメントが折口信夫全集を買ったとかプログレにハマってるとかで「オレはけっこうイイ趣味してるから」という感じのが多くてどうでもいい。マンガは面白いのに本人はあんまり面白くなさそうだ。

今日はジャンプを買った。すでにラッシュが終わって空いた電車の中で読む。たけし終了のお知らせが載っていた。特に面白くはない。ハンターハンターのカードゲームは単行本を見ながらじゃないとさっぱりルールがわかんないんじゃないだろうか。だが面白そうに作ってあるよな。富樫はアイドルトレカとか集めてるらしいが。しかし、存在するすべてのカードをあらかじめ教えておいて、その中でゲームをするというカタチになっているのは遊戯王とは完全に逆だな。あと戦闘狂と書いてバトルマニアと読ませていたが、幽遊白書でキチガイと書いたのにクレイジーと改められて憤慨していた人が描いてるマンガだというのを思い出した。巻頭カラーのブリーチはメインで戦う人がだんだんハッキリしてきた。キャラ人気投票もやってた。この結果で各キャラの露出度が変わったりするんだろうなあ。そのナルトは、何が「その」なのかは謎だが、サスケがひたすら驚き役だったのであんまりアンケートはよくないだろう。ボーボボは「ロビーン」というのは、さりげないかどうかはわからないがキン肉マンネタだよなこれ。

つーかパタッと眠くなったのでちょっと寝てから原稿を書いてしまおう。

 

 

普通 #53

原稿を書いている。あと1200字ぐらいで一段落するんだが、今すっごく眠くて書く気力がない。今日は結局7時ぐらいまで書いて、ちょっとだけ寝ようと思ったがつらかったので「歯医者に予約入れてるから」という訳のわからん言い訳をして遅刻することにした。で、9時半まで寝た。2時間半も寝れました!! しかし、それでも会社に来た今でも、非常に身体が眠くて痛くて辛いところから察するに、あのまま寝ないで書いていたら会社での時間を棒に振るところだったと思う。

で、書き物の仕事であるが、原稿のカタチ的な慣れもあって時間の配分だの計算ができるようになり、おかげさんで以前のように会社も休まずに書けているのだが、先月とか今月とかは下調べの甘さを痛感することが多くて悔しい。実際に書き始めるまでタカを括っている部分が多すぎる。あと文章がヘタクソだ。

なんか今月は身体の調子は悪くないのだが(眠いのはいつものことだ)、部屋がガンガン汚れたり異常な量の食べ物を食べてしまったりしている。よくないなあ。来月はちょうど半ばの連休で北海道に行くので、前半はダラダラして生活を立て直したい。

俺にとって生活を立て直すというのはダラダラする時間をとることだ。それがないと何もできない。

 

 

どこに出しても恥ずかしい情報 #57

先週金曜発売の講談社「VoCE」の広告収入は2億3千万円だそうだ。すげえええ! 男の人は何の雑誌かわかんねえ人が多そうな本だが、コスメ雑誌というやつで、その手のコアな化粧人たちからちょっと化粧に興味のある女性たちまで化粧する女性ならだいたい知っているような、とってもよく売れてる非常に大メジャーな雑誌である。わかりやすく言い換えるとラジオライフみたいな本である。

言い換えの例に失敗した。

でまあ、載ってるわけだね美容整形の広告だの化粧の広告だのが延々と。

 

 

quote #11

ああ、体が、とても、だるい。

寝不足なだけだ。寝不足というのは疲れとは別なのであって、マジメに働いたせいで体がだるいですとイバるわけにもいかず、かといってただ無為に夜更かししていたわけではないのであって、むろん原稿を書いていたからなのだ。が、しかしそもそも俺が深夜に原稿を書くほうが悪いというか、むしろ俺は原稿を書いて、朝になったら会社に来て仕事もせずに眠いよ眠いよとか言ってる方が問題なのであり、つまり原稿を書いている時は会社に行きたくないということである。

だいたい調子よく書いている時にうわあ遅刻だとかいって寸断されがちなのであり、俺が書き物の仕事をしている時は特例的に会社を休んでもいい法などが整備されるべきだと思う。がんばれ庶民派の小泉さん(よく知らないけど適当にありそうな言葉を使ってみた)。

なんつーか、この文章もかなり何を書いているのかわからないが、ひょっとしたらニーツオルグは毎月この時期になるとこういう頭が腫れた感じのことを書いているのかも知れないというか確実にそうだが、それはなぜかというと頭が本当に狂っているわけではなく、やや狂っているようなことを書く方がラクだからである。実際にマジでキチガイが書いた文章をマネして書こうと思ったらもうちょっとは工夫しなくてはいけないというかキーを打つ速度もそれなりに落ちるのであり、つまり苦労の跡もしのばれるんであり、逆に言うと今書いているこれは文章としてはまったくゴミみたいで読む価値が極めて低いと誰の目にも明らかなモノなのだが、そういったものを今読まされているアナタには本当に俺からすれば申し訳ないのである。

しかしいくらラクだからといって、そもそも忙しいんだしこんな一文の得にもならない文章を書かなきゃいいじゃないかというのはもっともな意見であり俺もそう思うが

だいたいこういった自分自身にいやらしく言及しながら書かれているウザい読み物というのは俺は大嫌いなのだが、ウェブにはこういうどうしようもない読み物がごまんとあるのであり、そういえばそれについては「水抜きゼリー #5」においてわずかに触れられる予定である。ニーツオルグにおいてはすべてが半ば決定論的に

彼らはまず俺を異常だと言い、俺は衰弱したが、俺だって死ぬのはイヤなので、がんばってなるほど俺は君らにとっての普通なんかじゃないと言い始めたら、なんだか顔を真っ赤にして貴様など凡人だとかねちねちわけのわからない文句を言い始めた。そういうことがあってからかれこれ10年以上になるが、未だに同じような人たちが現れては同じようなことを言い続ける。何を言っているんだ。彼らが俺をどうしたいのか、俺にはさっぱりわからない。うんざりだ。ほっといてくれ。俺はただ、普通でいたいだけだ。俺が俺を普通だと言って、誰にも文句を言わせない。俺からすれば、彼らのほうが頭がおかしいのだから。

But can you save me
Come on and save me
If you could save me
From the ranks of the freaks
Who suspect they could never love anyone

You struck me down like radium
Like Peter Pan or Superman

You will come to save me
Come on and save me
If you could save me
From the ranks of the freaks
Who suspect they could never love anyone
Except the freaks
Who suspect they could never love anyone
But the freaks
Who suspect they could never love anyone

これもまた。

 

 

おかねをつかう #56

昨日は途中下車したが渋谷ではなかった。DVD-Rのメディアを買って20時過ぎに帰宅。あのノジマはプレクスターの40倍速のCD-Rが16000円とかで売っていたがずいぶん安くなったね。そこまで安いとほしいかも。しかしそんなものを買うならDVD-RとCD-Rのコンパチを買えばいいという気もするが、遅いんだよ速度がよお前ハゲろ。今さら8倍とかでCDを焼くのはイヤだ。

他に何か買うつもりだったが、まったく思いつかないので家に帰る。晩メシはラーメンであった。食いながらマガジンをちょっとだけ読む。ボーイズビーの人のマンガは前とまったく同じだなと思う。みんな大好きアソボット五九が戻ってくるらしい。誰も待ってないのに。今週はマンガが面白くない。いや、今週面白かったのはスピリッツです。「昴」が最高によかった。最後の顔が。ラスト2ページぐらいはかなりいい。ああいうのを描かせると一等賞ですねあの人。め組の人。

家帰る。21時ごろから寝る。1時半に起きて原稿を書く。書くっていうか見開き一つ分だいたいまとめた。途中でXPの機械がCD-Rドライブを認識せず非常に時間がムダに。本文は会社で書くことにする。なぜかテレビをつけっぱなしにしていたのだが一段落ついたころにはもうめざましテレビが同じニュースを2周目で流していた。しかし音は消していたのだが、ちらちら見ているとなんだかいろいろ気になる映像が。ソニンソニン! 昨日渋谷行ってたら会えたのにHMVで! とか。あややが! なんかしゃべってる! とか。今女子小中学生の間でブランドがブームということで109-2に来てみました。ピチレモンモデルが女子小中学生トレンドを紹介してくれてるよ! いつも雑誌で見かけるあの娘が動いてる! しゃべってる! とか。それで音を出そうとするたびにその話題が終わって知りたくもねえスタジオのコメントとかを聞かされたりして激怒。しかたないので以後は音を出しっぱなしにししようと思った瞬間、体重90キロの女詐欺師が72のジジイに結婚詐欺とかいう話題が始まり、やはり激怒。その後は営利誘拐殺害事件の時効がもうすぐとかそういうどうでもいい話で、もう何、死ねって感じで会社に来た。モーニング買って読みつつ。島が載ってないがどうでもいいな。バガボンドは普通に面白い。野球狂の詩のラストがちょっと面白かった。岩田の顔が。ちゃぶだいケンタは恋の話略して恋バナであった。このマンガって普通になったよなあ。最初3回ぐらいはわりと面白かったんだけど。面白かったと言えば黒號があまり面白くない。普通に擬人化されたネコのマンガみたくなってきた。せっかく面白かったのにもったいないなと思った。ダメじゃん。それでもネコの行動の理由に対する説明の付け方は見てて面白いのだが。

 

 

どこに出しても恥ずかしい情報 #56

電通の調べによると2002年上半期の雑誌発行動向は前年同期比1.1%減、という数字はかなりピンと来ない感じでどうでもいい。売れているのは月刊女性誌と週間総合誌だって。週刊誌全体は0.1%増だそうでこれはワールドカップの影響とかがあるのかと思いきや、それよりも鈴木宗男関係なんだって。パソコン誌は24%減とすごいことになっている。あと、そろそろオマケが飽きられてきてるかもしれないとのこと。

青山ブックセンター天王洲店が今月24日で閉店とのこと。ていうかあんなところにABCがあったんですか。

 

 

どこに出しても恥ずかしい情報 #55

プラダは家賃払う金すらなくなって? 表参道のコムデギャルソンのあるビルにあったプレスルームが移転。元あった乃木坂に戻ったらしい。

 

 

おかねをつかう #55

そうなのである。サンデーの新連載が高橋しんだ。少なからず驚いたので後藤真希が表紙のマガジンよりも先にこっちを読むことにする。内容としては高橋しん特有のクネクネしたセンチメンタルさ漂うSFファンタジーという感じ。このマンガで、この登場人物で、前作「最終兵器彼女」のようなセックス描写があったら大変だなアハハハハと思った。しかし笑えない少女とかなんとかいうのはからくりサーカスとカブってるな。いいけどさ。この人のマンガはクセの強さ、いやらしさが気になると気になる。俺は今あんまり好きじゃないみたいだ。決してよくできてないわけではないが、登場人物の北海道弁遣いやタイトルの付け方、モノローグ、サブタイトルの入れ方、人物のデフォルメ、テーマ性など、これぞ高橋しんであると人が言うかもしれないモノがいちいちイヤだ。俺は今こんなものはまったく読みたくない。

その他のマンガは特に面白くないなー。あー柔道のギャグのやつが変なテンポで進んでいて気になる。気になるというのは、つまらんという意味なのかもしれないが見極めができねえ。しかしどことなく文系というかオタクっぽくなってきているのはさすがサンデーである。犬夜叉は都合よく話が展開中。

チャンピオンレッドは結局買っていない。立ち読みした。エイリアン9しか読むとこがなかった。もうああいうのばっかりの本とかは、いいわ。いらない。

全然関係ないけどこれには笑った。

 

 

普通 #52

1時にやっと寝れた。5時に起きて少し原稿を書く。そのまま会社に来てぼーっとしている。原稿を書いている間は、俺にとって会社はほとんど体力を回復する場所だ。会社で2時間ぐらい寝た。今ようやく頭がハッキリしてきたところだ。家に帰ってからまた寝て、1時くらいに起きて再び仕事したい。感じ。できればホントは渋谷に寄ってTSUTAYAでなんか借りたいかも。というのもゲーラボの今号がDVD-R特集であって、ワタシも諸般の事情からDVD-Rをいじりまわしているのだが、ゲーラボに載ってたようにIfoEditを使って片面2層DVDを片面1層2枚に分けて複製をやって遊んでいるからなのだ(仕事しろ)。原稿が終わったらまとめて書くけど、2枚でDVD複製ははっきり言って正義なのである。つーか俺がこのやり方を知らなかっただけっていうかうちのDVD-RはDVD/RAMとのコンポドライブなんだが、DVD-Rを焼けるソフトが付属していなかったということに一昨日くらいに気づいたよ。それもこれもDVDタイトルはDVD-Rにコピーできねーよという話だったので興味を失ってほったらかしにしていたのだ。もともと俺からするとDivXだのmpgだのといった形式にわざわざエンコする気分が理解できなかったのである。一晩近くかけて画質落としてさ、アホみたいじゃん。それにDVDプレイヤーで再生できなくなりますよ。意味ないじゃん。そんなのいらねーよ。まとめると次のようになりっぽいう(新しい語尾研究会)。

エンコの利点
・ファイルサイズが小さくなる
・故にHDDに保管しやすいとかネットで流通させやすいとか
・観る場合にさほど環境に依存しない

エンコの欠点
・エンコした人によって画質がバラバラ
・解像度が下がる
・作るのにものすごく時間がかかる

2枚複製の利点
・作るのに時間がかからない
・作るのに面倒な設定がいらない
・画質がDVDオリジナルと一緒
・字幕などDVDの機能をそのまま利用可能
・DVDプレイヤーで再生可能

2枚複製の欠点
・観てる途中で入れ替えしなければならない
・ファイルサイズがでかいのでネットで流通させるのは難しい
・何らかのDVD再生用ハードおよびソフトウェアが必要

というわけではっきり言って2枚複製の利点の方がうれしいし、逆に欠点はどうでもいいようなことだ。俺はLDも世代の人なので入れ替えなんてなんとも思わない。こともないが、入れ替えが面倒だからという理由で画質を犠牲にする馬鹿はDVDなんて観なければいいんじゃないですかと思う。つーかゲーラボにもあったが両面1層の媒体に焼けば解決する問題なのかもしれない。今度やってみたい。それか、なんかのはずみでDVD-Rの容量が倍増しちゃったりすれば終わる問題なので、どうでもいいのである。微妙な設定をいじってチマチマCD-Rサイズの動画を作り直したりしているのは、俺からすればテレビの前にラジカセを置いて家族に静かにしててとか言いながら音声を録音しているようなものであってチンポ丸出しなのである。

で、2枚複製だがまずうちの環境だと、これらの方法で焼いたDVDは、なぜかWinDVDではどうしても再生させることができなかった。原因は知らない。PowerDVDなら再生できる。これも理由はわからない。観れるのでいいことにする。PowerDVDを持ってない人は、えーっと口に出すのがはばかられるような様々な方法を駆使し、人殺し以外はなんでもやってゲットすれば済むのだ。具体的には、買うとか。わはははは。

俺は2000でやった。CPUはPentium4の2.26GHzである。ゲーラボのやり方だと再生時にルートメニューが表示されてしまう。本編以外の映像特典など、焼くときに含めなかったメニューをクリックするとプレイヤーソフトがいい感じに固まるので注意だ。9xならOSも落ちてくれるかもしれない。わからない。ゲーラボのやり方ではなく、IfoEditの機能でIFOファイルを完全に作り直す方法もある。違いはリッピングしたオリジナルから最後にTS_VIDEOなんとかなど4つのファイルをコピーするか、自前で生成するか、それだけの違いだ。生成する方法だと再生した瞬間本編をスタートさせることも可能だ。ただし、この方法だとオリジナルとファイルの細かいところで違いが出てしまうので、字幕の色が緑色とか変になったりするのでいい迷惑だ。どっちのやり方がいいかは好みの問題かも知れないが、俺のような初心者が何にも考えずに機械的な作業でとりあえずDVDを作れちゃうのはやっぱゲーラボのやり方だと思う。使い方が難しいツールだとか言われてるがちゃんと手順だけ踏めば難しいところをいじる必要なく馬鹿でもできるソフトなんだが、けどあの記事は手順追いがちょっと不親切だったような気がする。ゲーラボ見てきましたワレズくださいじゃなかった見てもわからなかったという人もいるかもしれない。あとで調べてこのページにでも書いておこう。俺が忘れるからな。

 

 

水抜きゼリー #3

8/11。

寝たり起きたりしながらぼんやりしていた。11時半ごろ、やはりコミケに行くことにする。僕は夏には行ったことがなく、行った人々がみな「まあ、一度行った方がいいかもよ。俺は二度と行かないけど」と含みのある言い方をするので、気になっていたのだ。

で、行ったのだが、結論としては夏コミには二度と行かないことにした。

新橋からゆりかもめに乗る。フジテレビでも何かイベントをやっているし、水族館だか科学館だかもあるしで、夏休みの子供たちが乗った車内の混みかたは最悪だった。コミケに行く人々にも、年中夏休みみたいな連中が多数いたとは思う。

途中で4人がけの席が一席あいた。座ろうとしたら、そこに元から座っていた孫娘を連れたジジイババアが「あー広くなった」とか言いながら広がって座りやがった。僕はこういう恥知らずなジジイババアや、そういう大人に連れられてのほほんとしているガキが大嫌いである。以後はずっと立ったまま、どうやってこのジジイババアおよび孫娘の今日の思い出をイヤなものにしてやろうか考えながら揺られていた。結局、思いつかないまま目的の駅に着いた。

ホームに降りたとたん、うっすらと鼻に不快感を感じた。

臭い臭いとは言われていたので、マスクを持っていこうかと思ったほどだったのだが、思ったほど臭くなくてほっとした。しかし、このニオイが人々の身体から発せられていることを考えるとやりきれないものがあった。会場にはやや湿った空気が充満しており、不快感に拍車がかかった。

Yuumiさんともんきぃさんに会った。もんきぃさんと書いてはいけないらしいが、どういう区分になっているのかよく知らないので僕にとってはいつまでももんきぃさんである。二人とも木曜日に食事をしたので軽く挨拶だけをして、他のブースを見に行く。sawadaさんはとても張り切っていて疲れそうでかわいそうだった。僕はだるまちゃんTシャツを着ていたので、デミせんせいに新宿に売ってますよと言うと、ホントですか〜?嘘ついてませんか〜と疑われてしまった。ホントです。カラスのパン屋さんTシャツもかなり魅力的だ。欲しい。コンバースのウエポンハイ(何年か前のほうの復刻)を履いていたら、ふじもとさんが同じのを持っているとおっしゃった。ついでにバックパックも同じくkarrimorのを持っていらっしゃった。

infohandsさんは普通の人だった。ちゃんとした、普通の人であった。コミケの会場に来ている人間の中で、もっともまっとうな、すなわちあそこではそうであるべき顔をしてぼけっと座っていた。infohandsさんという人は、面白いことが好きなだけなのに、ただ面白いからやってるだけのことにいちいち変なつっこまれ方をしたり、普段面白いことをやっているからという理由で他人に猿回しのサルのように引っ張り回されたりすることを、うんざりしたりあきらめたり無視したりし続けているような人だった。それで、本当はいい加減なのに、頭がいいせいで他人に対しては細やかに誠実に対応しなければとがんばっていた。この人はもうずっとこういう人なのだろうか。それとももうちょっと年を取ったら、開き直って別のどこかに方向づけられていくのだろうか。どうなるにせよ。

そういえば僕も言われたことがある。いや、infohandsさんが同じことを言われたり思ったりしているかは完全に知らないしどうでもいい。僕が前にサイトをやっていた時とかは、飲み会の席とかで、ちょっとこっちに来いとか言われたりして、行ってもなにがどうってわけじゃなかったりすることが多かった。そういう人たちはいつも薄ら笑いを浮かべて、僕が今や面白いことを言うのではないかと待ちかまえている。だが僕は面白いことが好きなだけで、僕が面白いわけではないのだ。面白いことの媒体として僕を使うこともあるが、僕自身が面白い人間なわけではないのだ。だからそういう動物園的な見られ方をするとすごく疲れる。こういうの、すきでしょう、おもしろいですよねえあはは、あはははははあ、とか、やいやい話しかけて来て、僕が何か面白いことを言ってくれるのを待っている人とかもいる。昔、僕はそういう人たちを最大限喜ばせてあげようとして、くたくたになって後で鬱屈していたが、今の僕はいつも話したいと思ったことしか話さないので、たまにそういう手合いが来ると、僕は面白かったり面白くなかったりすることを言う。普通の人だ。それがマジレスというものだ。僕は普通になりたい。

会場では原始進化さんに会った。一緒にコスプレを見物に行った。人の列は延々と続いており、交通整理している係員がクソ生意気で、殺してやりたかった。どれみの水筒を持って楽しく業務をこなしていらっしゃる彼らの、座るな立ち止まるなエスカレーターを歩くなとかいう言葉の調子がそもそもカンに障るのだ。もっと他に言いようはあると思うのだが、連中の言い様を聞いていると非常にエラそう、というよりはカンに障る。彼らがオタクであることにこれは関係があるのだろうか。謎だ。一番ハラが立ったのは、「袋小路になった通路の一番はじの扉が一方通行で、そこから外には出られない」という場所でのことだ。誰もがそれを知らずに袋小路の一番奥まで歩いていった。というか、人の列がそっちに向かって続いていたという方が正しい。で、一番奥の扉の所に女がいて、「ここから外には出られません。戻ってください」とか、訪れる人に配給よろしく順番に告げているのだ。なんだこの女。死ねよ。通れないならこの人の列がこっちに流れる前に、通路に入ってこようとする段階で止めてくれよ。何が出られませんだこの馬鹿。テメエらがマトモに会場整理できないから人がとぼとぼ歩いて行き止まりに来るハメになっているのに、こっちが悪いみたいな言い方してんじゃねえよこの腐れカンジダまんこが。

さらにムカついたことには、この仕打ちを受けたお客さんたちはみんなおとなしくUターンして帰っていくことだ。みんな羊のようにおとなしい。誰も文句を言ったりはしない。ただ、黙って戻っていく。僕一人だけが「おかしいわ、こんなのおかしいだろ」とか騒ぎながら歩いていた。カラーコーンを蹴り飛ばしてやった。汗がふき出した。

僕はわかった。こんなすし詰めの状態でも誰も文句を言わないのだ。だがしかしここでは、別に係員が偉いわけでもなく、運営者が偉いわけでもなく、ブースに出展している人が偉いわけでもないのだ。もちろん来場者が偉いわけでもない。ここでは人間なんて等しく豚以下なのだ。体臭なんて気にならないわけである。おそらく、売られている同人誌に載せられたコミックのキャラクターがもっとも偉いのだろう。偉いというか、宗教的価値があるのかもしれない。「萌え」ということをそのように理解して喜々としていっそう自分をそう振る舞わせている人すらいるではないか。あのケミカルウォッシュのジーンズを履きいつ洗ったのかわからないような長髪でアニメのTシャツを着てペイズリー模様のバンダナの丸々と肥えた豚共は、そういえば変な宗教にハマってる若者にも似てるな。自分に気を配ってないあたりで。

というよりも、近年ではそういう典型的なオタクの姿をパロディ化したりして笑いを誘うように表現するアニメやマンガが非常によく見受けられるようになったが、あれはシャレになっていないと思う。だって、ホントにそういう人ばっかりいるんだもん。みんながみんな自分だけは違うと思いながらああいうものを読んで笑っているわけだが(あのようなパロディの笑うためのポイントはそこにある)、だがしかし実際にかなりの割合でそういう人ばっかということは、自分のことを外部把握的に見られてないのではないだろうか。見れてるけどそれでいいと思っていたり、自分を外部的に把握するなんてこと自体をどうでもいいと思っているならまだわかるのだが、だがしかし、それなら彼らは笑えないはずである。ちゃんぴおんの読者ページが単行本になるという話を思い出した。ブロッコリー(コゲどんぼ)はでじこに「お前ら全員とっとと保存用とか観賞用とか貸し出し用とか買いまくれや」みたいなことを(しかも、この言い方がほとんど意訳ではないレベルで)言わせていたが、言われた人々はたぶん自分たちが何を言われているかも、気づかないのだろう。そしてひとしきり笑って、本当に数冊買ったりするのかもしれない。ああいうものを笑いながら、自分がその典型であり、メーカーに馬鹿にされ、金を巻き上げられながら生きているのだ。人をなんだと思っているのかと憤りを感じていい話だが、彼らは豚なのだから仕方がない。列に従って歩いていればいいや。

会場ではradicalさんに会えなくて残念だった。simpleさんやJ-oさんに会った。三才ブックスの方が何人かいらしていた。名刺をいただいた。屋根裏さんもいた。さらしるさんにも会った。せっかくだから何かごはんでもという話になって、浜松町に移動する。TECHさんが浜松町にいるらしい。

帰りはフェリーに乗った。乗るまでほとんど無限のような時間を待たされた。太陽がじりじりと暑い。僕は肌が弱く、日にあたりすぎると皮膚の柔らかいところに湿疹というか水ぶくれが大量にできてしまうのだ。すでにあちこちかゆくなりはじめていた。海を走る船が見えるのに、ちっとも海にいる気持ちはしなかった。向こうにある水はあんなに遠い。列の人々は高い壁に挟まれながらそれを見て、脱水したゼリーみたいに精気がなかった。 それでも風だけは建物の中にいるよりもずっとよかった。

居酒屋に着いてみるとTECHさんと共に10人くらいのオタクの人たちがいた。誰だかわからないのでオタクの人たちとしか書きようがない。テーブルはすっかり大所帯になった。最初は僕は原始進化さんと歩いていただけなのに、どうしてこんなことになったのかさっぱりである。というか、誰が誰なのか全然わからなかった。誰か仕切ったりしないんですかと誰かが聞いたが、誰も仕切ったりはしなかったし、紹介もされなかったのでよくわからない。別に仕切るムードが好きなわけではなく、どっちかというと嫌いなのだが、しかし、誰だかわからない人たちと全く会話をしないで同じ席についているというのは面白いことではなかった。テーブルの向こう半分のオタクの人たちは、今日デジカメで撮影したコスプレ画像をノートPCに転送して、パンチラだとかブルマなおしてるとかそういう話題ごとにノートパソコンを高らかに掲げてキャーとかワーとかキターとか大騒ぎしていた。僕はチャンコロハッケソとか思った。

オタクの人たちはものすごく元気だった。僕はくたくたに疲れていて、あの場所に朝からいたにもかかわらず、ここへきてなお騒ぐことができるというのはすごいと感心した。コミケってオタクの人たちにとっては本当にお祭りなのだなあと思った。オタクじゃなくても、好きなミュージシャンのライブやレイブイベントとかで、全然疲れを感じず、うれしそうに踊り続けている人とかがいるが、あんな感じなのかなと思った。僕は身体を犠牲にしてまでそこまで猛烈に熱狂できたモノがないので自分の経験に置き換えてはみることはできなかったが。斎藤さんに「いやホント斎藤さんはお疲れさまですねえ」と言ったら「いやいやお疲れさまですよねえ」とおっしゃったのが面白かった。J-oさんが途中から抜けていたため、斎藤さんは最後までJ-oさんがどうなったか気にしていた。

いや、身体を犠牲にしたことがあるものもあった。今おもいだした。インターネットだ。次の日が早いのにテレホじゅう起きていたりとか。ああいうものか。あれはでも熱狂という感じじゃあないな。

帰りの電車はうまい具合に乗り継ぎが楽で助かった。途中まで屋根裏さんと一緒だった。屋根裏さんはコミケにショックを受けてぼんやりしながらブツブツ言っていた。

家について、すぐに寝ることにした。体が臭いような気がして気持ちが悪かったが、これは自分の汗で臭いのかもしれない、今日はいっぱい汗をかいたから、と思った。

 

 

どこに出しても恥ずかしい情報 #54

GLAYが北京で大規模コンサートを開催予定だそうだ。関係があるのかないのかはしらないが、そのコンサートにはこないだ放火殺害事件で家族がガンガン殺されたマブチモーターの社長が出資するはずだった、でもやめになった、とのこと。今後は東芝EMIからディストリビューション予定だとかいう話。嘘臭いけどなあ。どうなんだろうね。ちなみにGLAYはいまトイズですか。でかいレコード会社が変なレーベル意識でやってるようなどうでもいいような会社だから、似たようなもんだけどね。トイズってだってアレは会社的にはインディー扱いじゃなかったっけ。インディーという言葉がオシャレだった時代にできたわけだが、世間にそういう認識がなくなってもレコード会社は未だにそういうわけのわからない幻想を追っているというか自分とこで何かを作ったりしようとしないだけだけど。そういう意味ではレコード会社なんて全然シーンを作ったりはしていないのであることだなあ。

ドルチェ&ガッバーナ・ジャパンの社長が高島屋とケンカしたため、全面撤退することになったそうだ。高島屋は百貨店の中で一番売り上げがあったということで日本支社としてはかなりの痛手らしい。高島屋の穴を埋めるため、急遽フラッグシップショップの建設を検討中とのこと。

 

 

普通 #51

猛烈に眠い。たった今やらなければならないことが3つあるが、全部やらない。2時間後にやる。

そういえば作業予定表になぜか様々な反響をいただいた。主な反響としては「あのスケジュールだと後半で破綻する」「○のとこに『あ』を入れてあややにすればいいのに」など。俺も最初そう思ったのですが、それだと星取り表にすらならないのです。

 

 

水抜きゼリー #2

8/10。

とても疲れていて、ずいぶん寝てしまった。待ち合わせに遅れそうになった。疲れた疲れたとずっと言っていたらミカが怒った。ケンカになった。そもそもミカは今日のびっくりパーティーの主催であって、朝からそのことで気が気ではないのだ。朝からというか、これのために前日の晩寝られなかったとも言っていた。とてもよく晴れていたので、僕たちはさらに苛立った。

吉祥寺に着いて時間までにdropに間に合うと、ミカはもう機嫌が回復していた。というよりは今やそれどころではなく、しゅんちをどう迎え入れるかを考えてフラフラフラフラしていた。ケンサクくんはもう来ていた。あとで僕はケンサクくんにメールの返事を出し忘れたことを思い出したが、謝ることができなかった。彼は最近は忙しいの? とか、そういうことを言った。僕はうーん今はヒマだよ、夏休みだからねと言った。原稿はどのくらい書いているかと聞かれたので、答えた。ケンサクくんはすごいね月産そのくらい書けるならもう少しがんばればそれだけで生活できそうだよね? と言った。僕はそうかもねと答えた。ケンサクくんは「どんな仕事でもやればね。ホントになんでもやればね」と言った。僕はそうかもねと笑って答えた。ケンサクくんは偉いな、大人だなと思った。しゅんちは意地でも自分は子供でいてみせるというような人だ。二人は幼稚園のころからの友達なのだ。

浅見くんが来た。遅れそうになったと言いながら一番に来た。ラーメン屋の位置がまだわからないそうだ。そのあとしばらくしてゆっきーも来た。今日は知り合いが全然いないと言っていた。心細そうだった。大勢がいる席でそういう心細さがある時、ミカはあまり頼りにならないと思う。なぜなら、ミカはいつの間にか話題の中心になってみんなと社交してしまうようにできているからだ。それは半分はミカの責任だが、半分はそうではない。ともかくその時、ゆっきーが知り合いが少ないよとミカに言ってもムダだったし、そもそも今やミカはそれどころではなかった。

ゆっきーはしゅんちへのプレゼントとして「新現実」とかわいいTシャツを持ってきていた。新現実に西島さんが描いたマンガがとてもいいのでぜひ読んでくれと言われて、手渡された。表紙に新海誠がどうのこうのと書いてあったので、僕は自分は新海誠って好きじゃない、何がいいのかわからないと言った。ゆっきーもこの本に載っているマンガをあまり好きじゃないようだったので、僕はああ、新海誠って嫌いでもいいんだよねつーか当たり前じゃんと思った。

西島さんのマンガはとても素敵な話だった。ちょうどいいタイミングでいいものを読んだと思った。僕は彼に会いに行きたいのだ。まだ彼と話していないことがたくさんあるような気がするし、何も話さなくてもいいとも思う。彼が僕をどう思ったかは知らないが、僕は彼はスピリチュアルで天才的だし仕事に手を抜かず容赦なくレペゼンしまくるヒプホパーなので大好きだ。だから僕は遊びに行きたいよと一生懸命ゆっきーに言った。僕は普段、誰かの家にぜひ行きたいなんて、絶対言わない。

「新現実」自体については、なんか同人誌みたいな本だねとその時は思った。が。

Dieくんはとても早くから来ていて、ブースのあたりをぶらぶらしていた。やがてNOW!くんも来たし、じゅんさんも来たし、ちょっとずつ、人が増えていった。いよいよしゅんちが来ることになった時、ミカはみんなに隠れなさいと言ってみたり前に出ろと言ったりした。しゅんちはとても驚いて、そして照れていた。しゅんちをだまして連れてきたやすえはさすがに少し疲れた様子だった。30人ぐらい人がいて、みんなしゅんちの知り合いだった。「けっこう友達がいるんだね」と、僕がこのパーティーでしゅんちが思えばいいと思ったことをしゅんちは言った。とてもうれしかった。

あとでDieくんとNOW!くんが回しだしたので、僕はずっと踊っていた。しゅんちは野球をやるつもりで来たはずだったと言って、グローブを手にはめていた。ゆっきーからもらったTシャツを着ていた。

すべて終わって、僕はくたくたになっていた。とてもいいパーティーだったが、とにかく早く帰って寝たかった。しかしミカがお茶が飲みたいと言い、なぜか北の家族に入る。しゅんちはびっくりイベントの余韻を味わう今日の主役であった。ゆきえさんがインカレであったことが判明したが、みんなインカレという言葉の意味について一瞬考えないと思い出せなかった。

帰りの電車はくたくただった。しゅんちを家に泊めてあげようと思っていたが、できなかった。家に帰って風呂に入り、寝たり起きたりを繰り返した。体調は相変わらず妙だった。部屋が蒸し暑くて、ミカとプールにでも行きたいなあと思った。僕は毎年、プールや海は成り行きでしか行くことにならない。僕にとって夏は、とりわけ行き当たりばったりに過ごすことが多い季節なのだ。そして、今年の僕は水際と縁がないのだった。

 

 

水抜きゼリー #1

夏休みにはいろいろなことが起こった。

8/9。

仕事が終わってとっとと家に帰る。体調があまり優れなかった。きっと暑いせいだ。明日から夏休みで本当によかったという感じ。22時半ごろ会社から電話があってルータがおかしいとか言われる。電話は何度かかかってきて、2回ほど出てやったが、それに甘えてしつこく何度もかけてきた。そもそも僕の知ったことではないので以後は全部無視することにする。ひどく疲れていて、いくらでも寝れるような気がする。夏休みの目的は体調を戻すことだなと思う。明日はしゅんちの誕生日でびっくりパーティなのだ。しゅんちがどんな顔をするのか僕には全然わからない。

しゅんちは負けず嫌いだ。彼は負けないために努力するだけの強靱な精神力を持っている。道理で彼はピッチャーである。あんな場所に一人で立って足が震えたりするのに、筋肉を躍動させたりうまく打ち取ったりするのだ。投げる立場はいつも自分から仕掛けなければならないのだ。ちょっとどうかしていると思う。

彼は誰かが「これはいいよ」と言ったものを手に入れたりできる。何でもがんばって見に行ったりする。100点を取るのが一番偉いよと言われたら、100点を取ってみせる。しかし、かつて僕や山口くんも100点を取ってみせたのだが、それは本当に取ってみせるためだけにとってみせたものだった。僕らは復讐のためだけにそういうことをした。そして即座にそれを捨ててみせる習わしだった。そうやって、周りの人々が悲鳴を上げるのを見て笑った。そこがしゅんちとは違うのではないかと僕は思う。僕や山口くんが何かを手に入れて自分を証明するために行う努力は、いつも呪いの言葉を吐きながら行われた。そしておそるべきことに僕や山口くんは今でもそれをやっているが、幸か不幸か二人とも、絶対に死んではいけないし、しくじってもいけないという条件付きの人間になった。

しゅんちはみんなが口にしか出さないことを、やってみせてしまう。やるって言ったら、やるんだよ。なんでみんなやらないんだとすら言わずにわざわざすましている。わざわざわざわざである。100点が取れる。そこは、僕や山口くんとおんなじだ。そして、しゅんち自身が気づいているかどうかわからないが、しゅんちは本当はそんなことはどっちだっていいんだと僕は思う。全部集めたり、序列をつけたり、全部捨てたり。すべて知っても、知らなくても。うまく社交ができたり、一人きりだったり。

彼はいい景色を見ることができると言われたので山に登ったりする。本当にいい景色だと思ったり、たいしたことはないと言ったりする。そう振る舞うことに対して頑固である。彼はものごとを位置づけたり、相対化したりするが、客観的などではない。それはすばらしいことである。

 

 

 

 

 

 

 

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