仁義なき戦い

  

 

 

 

 

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赤字でON AIRの文字が点灯している時は放送中。WinampやWindowsメディアプレーヤ等で上記URLを開けば聴くことができます。

 

どこに出しても恥ずかしい情報 #62

10/10に復刊するHotDogPressの付録はJAM HOME MADEのフリスビーらしい。カラーは黒か白の2種類。定価580円で作り部数は20万前半の予定だとか。俺にとってはハァそうですかとしか言いようのない話だ。ちょうど今男性ファッション誌は付録がよくついてるらしくて、FINEBOYS10月号はLOWRIDERのトート・バッグ付きですごく売れているとか。まったくほしいと思えないが、FINEBOYSを読むような男はほしいのだろう。と思う。

ZDNetによると、ネットランナーは機能強化やバージョンアップを期待するフリーソフトに、総額300万円の開発支援金を寄付するんだって。11月号で発表。「ベスト・オブ・悪用厳禁ツール2002」とゆう特集のタイトルは、よーく考えるといろいろ矛盾をはらんでいるような気がして笑った。で、もっとも悪用できるツールにお金を出す、という形になるのも、なんかおもしれえ。

大手・中堅広告会社の1〜6月の売上が軒並み減少。電通の総売上は6935.5億円で昨対92.6%。内訳は新聞1053(82)、雑誌353(94)、ラジオ132(92)、テレビ3537(97)、その他1860(91)。博報堂は同様に3449.6(88.1)億円で内訳が543(83)、199(92)、93(98)、1561(88)、1054(90)。以下ADK、東急エージェンシーと続くが、ほとんどが昨対マイナス。ちなみに電通の売上が1割減しているが、これは業界5〜6 位(読売広告社など)1社の売上全部に相当するんだとか。で、博報堂の1割減は業界9〜10位(朝日広告社など)1社の売上全部と同じということで、つまり広告業界はかなり儲かっていないらしい。年末から来年にかけて中堅クラスの合併・倒産がおこる可能性が大きいとのこと。

今秋、SPOとスティングレイからマカロニウェスタンのDVDボックスが続々発売。SPOが今年に出した「マカロニ聖書」ボックス4つが、定価20000円にもかかわらずDVDでは異例の好セールスを記録したため、ブームがプチ再燃しているんだとか。購入層は40代以上のリアルタイムマカロニ世代だそうだ。リアルタイムマカロニ世代というのは今俺が勝手につけた名前だが、このへんの世代の人たちはマカロニウエスタンにハマってたんだそうです。マカロニがナウかったのです。別にバカ・モンド映画として楽しんでいたわけではないだろうと思う。そんな歴史があるなんて。で、マカロニマニアのおっさんたちは、長年の不毛の時代を経て情報に飢えているため、マカロニとつけば何でも買ってしまうんだとか。

 

 

おかねをつかう #63

つーか書くのを忘れていたのだが、先日ダイソーに行ったらさ、パソコン売ってるとこに「完全復刻版ザナドゥ」が売ってたよ。おお。出るとは聞いていたが。買った買った。パッケージからマニュアルから何から全部オリジナルそのままの仕様だ。CD-ROMだけど。あたりまえか。当然だがFDのスリーブもついてこない。マニュアル裏面の「私たちがもっといい作品を作るために、コピーはしないでね」的な文章も懐かしい。

移植というよりはエミュってますので何から何までオリジナルのままである。まあ俺はX1版なので、若干BGMが違うけど。ザナドゥのBGMは、同じ曲なのに機種ごとに全然違うように聞こえるという変わった曲なので、ヒマな人はエミュなどで確かめてみたまえよ。しかし、非常に懐かしい。間違いなく俺が今までに一番ハマったゲームだと思う。イースなんかより全然好きだ。シナリオ2もほしい。

ていうか、やってみて気づいたのだが、このゲームは異常にバランスがいい。しかし、このバランスの良さは、このゲームにおいて何をどうするとどうなるか、というルールをほぼ完全に把握している人にしか見えないバランスの良さだ。限定されたバランスのいいルールの元で、ものすごい意地の悪い作者が作ったトラップをくぐり抜けていくような感じ。なんつーのかねー麻雀みたいなものなのかねー(違うのかもしれない)。

ともかく、非常に練られたゲームである。レベル1のマップの出来の良さに感動したりした。今後ゲームを進める上で必要なテクニックが全部入っているなあ。4回目のゴブリンとファイアエレメントは激強いので無視。デカキャラは弱いなあ。シルバードラゴンとだけが強いんだよな。ゲームの一番最後に使う重要なアイテム「マントル」が、このレベルにしか登場しないというのも底意地の悪いゲームだなあ。でも最後に使う時に「最初の伏線が実はここで役に立つ」とか、映画みたいな感じで勝手に盛り上がれるぜ。俺が。

俺のやり方の基本は最初にハンドアックスを買うまでダガーでがんばる。で、鎧を買う。ランクはずーっとノービスのままでがんばって、鍵を買いまくる。昔は200個ぐらい買ったが、今回は30しか買ってない。とか言ってるうちにすでにエリクサーを使い果たしてしまった。下手だなあ。まああんなものはどうせ最後のほうでいっぱい手にはいるから、いいのだ。レベル7とかで。全部エリクサーを使ったのでウインドウ周りの枠がさっそく赤レンガになった。このフィーチャーも何の説明もないよなあ。レベル2までやって、しょぼくガーバグにぶっ殺されたのでやめた。いやあ面白いね。

 

 

おかねをつかう #62

昨日はモーニングを買った。通勤時に読んでさっさと捨てる。そういえば「どうだ貫一」はどうなったのだろうか。終わったんだっけあれ。別に最終回的な盛り上がりを見せていたわけでもないと思うが。つーか休載がやたら多いな。さだやす圭の、マンガに取り組む姿勢のデタラメさは感動的だ。彼の描くマンガそのものであり、心打たれる。で、「どうだ貫一」はマンガ的には適当にサラリーマンマンガで、適当に勧善懲悪で、そして適当に存在を忘れられる。でもやっぱりさだやす圭なので基本は関西弁と男気である。そしてやっぱりそこだけが面白いので読むわけである。島耕作は殴り合ったりしていた。結婚したいとか言っていた女が島に「あなたは一人でいろ、一人のあなたを見るのが好き」とか言っている。相変わらず都合のいいマンガである。サラーリマン諸君の自分にばっかり都合のいい妄想を形にしてくれるマンガだ。先週からはじまった葬儀屋のマンガは、何がしたいのか全然わからない。モーニングはこういう「業界マメ知識+人情」マンガを大量生産し続けている。もちろん「カバチタレ!」などもそうだ。しかしこの葬儀屋のやつは全然ダメだ。マメ知識がしょぼすぎて、単なるうすっぺらい人情マンガになってしまっている。本来この手のマンガはマメ知識が充実していれば、ドラマ的なうすっぺらさは隠してしまえるのだが、マメ知識もうすっぺらいと、このように悲惨なことになる。

「THE BIG BOSS」がようやく終わった。こんな陳腐なマンガを誰が喜んで読んでいたのだろうか。本当にここまで続いたことが不思議でならない。それにしても「病気が治るかも」とか言ってたくせに結局死んでんのな。

で、今日の朝バンチを買った。信じがたいほどつまらなかったのでもう買わないと思う。わー太にまた萌えキャラ出現かとかそういうことはもうどうでもいいのだ。捨てた。パラパラめくっただけで読まなかったマンガも多い。この面白くなさは本格的だ。

 

 

水抜きゼリー #6

8/14。

広島に行っていたミカが帰ってくるので駅まで迎えに行く。

その他の同人誌はパラパラとめくってみたが、ほとんど読まなかった。寄稿した本も、ちらっと確認しただけだった。どうして自分は、この本に文章を書くにあたって、誤字脱字を減らそうとしたり、文体を統一したりしようとしたのだろうかと考えながら読んだ。理由は簡単で、それは僕が人に見せたい文章を書く時に、それなりに心がけていることだからだ。そんなのは当たり前のことだから。しかし、僕が文章を書く時に自然に行っていることだったとしても、この「同人誌」に対して僕が精一杯それをやってみせて、どれだけの人が喜んでくれるというのだろうか、と考えた。

前の晩はDVD-Rをいじったりしていたので、ずいぶん夜更かししてしまった。多少急ぎながら駅へ向かう。ミカは「むさし」の「山賊おにぎり」を買ってきてくれた。広島でしか買えないので滅多に食べることができないが、ここのにぎりめしは本当に素晴らしくうまい。広島のことはよく知らないが、広島の人はいつでも「むさし」が食べられてうらやましいと思う。

新横浜近くの大戸屋でミカと食事する。大戸屋は初めてだった。ちょっと混んでいた。広島は雑誌の付録が全部レジの横に置いてあって、タダで持って帰っていい、などの話を聞いて驚く。また、広島限定で「長靴のブルース」という曲が流行っていると聞かされたが、あとでGoogleで調べてみると一件もヒットしなかった。タイトル間違いだろうか。

帰る途中でブックオフに寄った。古くさいテクノを何枚か買った。その晩はまたDVD-Rをいじっていた。毎日何かしてるな、と思った。夏休みになってから、何もしていない日は昨日ぐらいのものだ。それ以外の日は毎日必ず何か予定がある。スケジュールを確認してみて、この後夏休みが終わるまでずっと何か予定があるのだということを知った。

 

 

水抜きゼリー #5

8/13。

目覚めると身体はまだ重かった。だが僕は夏休みだ。本当によかった、と思いながらそのままじっとしていた。時間はたっぷりあるのだ。

外はとても明るい。クーラーのおかげで僕は、どの程度暑いのか把握しないままに部屋の中でごろごろしていた。

一昨日買った同人誌を読んでみることにした。東大のひとが書いた、「萌えとは何か」ということについて主に社会学的立場から語られた(と思われる)薄い冊子。わりと面白そうである。最初のページには、この文章があくまで筆者の個人的理由によってかかれているということが説明されていた。僕はちょっとうれしくなった。こういうふうに堂々と個人的なものである、と作者が語っているのは、いかにも「同人誌を読んでいる」気分にさせてくれた。いいんじゃないだろうか。同人誌の利点って、そこなんだろう。そう思って、先へ読みすすめた。

次に、作者の個人的な理由から書かれているので、批判をするなら勝手にしてかまわないが、作者も気にしないということが書いてあった。ちょっとしつこい気味はあるが、それはそれで別にいいことだろう、と思った。次のページには東浩紀に対する悪口が書いてあった。あんな人間をオタクの界隈で支持している人間はいないし、SFなどの集まりでしばしば愚か者としてやり玉にあがる、とかなんとか。僕はなんだか気持ちが悪くなってきた。同人誌って、こんなものか。

僕は「あなたの好き勝手に書いていい」というものは、インターネットでも、うんざりするほど見ている。そして「好き勝手」の果てのゴミは、やっぱりただのゴミだと思っている。同人誌というものが「好きに書けること」に対しての利点を考えて、恣意的な文章を書くだけのものだとしたら、僕はつまらないと思う。読者に対して何かを見せたいとか、自分の考えを表明したいとか、なんでもいいが、自分がそれを書く理由を表明せずに、または表明する人を否定しながら、「好き勝手に書いている」ということを、受け手を想定しないということの方便に使うようなやり方は、まさにアマチュア的だと思う。僕も、それでもいいとは思う。しかし、それに隠れながら、正当性は自分たちにあるんだなんて言うのは間違っていると思う。

結局僕がその同人誌に見たものは、メインストリームでレペゼンしメイクマネーを行っている人たちを正面切ってステップできないだけのサッカMCが、奴らはセルアウトしている、自分たちこそがアンダーグラウンドだとうそぶくことで全部をチャラにしようとしているようなものだった。それは偽りだ。悪いけど、本物のアンダーグラウンドは、ウータン・クランは、シュガーヒル・ギャングは、shing02は、そんなことはしない。

相手の批判を封じ込めるためだけに「これは個人的な内容だから」「同人だから」「好きに書いているだけだから」とか言うことが、最近特にカンにさわるようになってきた。自分についてはそういうことを言う人は、逆に真剣にやっている人々に、たいていまともな批判を行わない。それもイライラするようになってきた。そういうことを言う人は、本当はいつまで経っても自分がそこから出ようとしないのをごまかしている人がとても多いように感じる。公の内容を持つ意志がない人が「これは個人的な内容だ」などと言って、レペゼンしている人を変な形で貶めようとしている。僕はそんなところにいつまでもいる気はないんだ。

僕は「新現実」のことを思い出した。あの本について書かれたウェブの批判は、ろくなものがなかった。いったいどういう種類のやっかみか知らないが、まともなものがなかった。まともな批判だってありえたのに、誰も東浩紀と同じ土俵でものが書けていない。つまり東浩紀の方がずっとレペゼンしているんだろうと思った。あの人の言っていることが厳密な意味において間違っていたとしても、あの人はお金を取って、外部へ外部へと自分を広げて行っている。そして、他人については意に介していない。意に介していないというよりも、書き手の意に介すような言説が出ていない。俺にも「新現実」はつまらないところがあったが、メジャーな流通に乗って、自分たちの主題を、一般の、公のものとして扱っているので、それはエライのである。それは保身のために言い訳ばっかりしながら「好き勝手に」という隠れ蓑のもとにへべれけな文章を書いている同人誌やウェブなんかに比べれて遙かに優れている。強いものがエライのだ。ニーチェだってわかってくれると思う。

だから、sawadaさんとこの同人誌はよくできていた。同人誌自体を勝手に越えてしまうような目算で作ってあった。あれを作った人たちは誰も「同人誌だから好き勝手に」ということを、自分がレペゼンしないことをごまかすために言ったりしないどころか、めちゃレペゼンしている。紙も立派だったし。だがその時、もうひとつ別のことを思った。僕自身は表現においてどうなのか。どんな場所で何をしたいのか。

そんなことをしているとすぐに夕方になってしまった。西日の中で洗濯機をまわした。緩慢な動作で物干しに衣服を吊していると、突然、雨の匂いがした。気づけば、あたりには急速に雨の気配が漂い始めていた。立木がざっと音を立てて鳴って、今年はまだ一度も味わったことのない、ひんやりしたものが空気の中を流れてきた。僕は急に悲しくなった。夏がもう終わってしまうと思ったのだ。なぜそう思ったのかわからないが、ああ、これで夏が終わるんだと突然確信した。

雨はすでに地面に滴りはじめていた。まだ8月13日だ。そんなに早く夏が終わってしまうわけはないだろう、だいたい何の根拠があるんだ、と自分で思ってみたが、どうしても納得することはできなかった。僕は、どんどんうるおいを取り戻していく世界を見ながら、自分はこれを望んでいたのだろうかとぼんやり考えた。僕がこの夏ずっと近づきたかったあの水が、今はまったく違う意味を持って空から降っていた。

 

 

おかねをつかう #61

昨日の帰りに、買ってあったヤンマガを読む。「リモート」がドラマ化だそうだ。どう考えても最初からドラマ化することが決まっていたような感じだなあ。ていうか最近はどの雑誌でも、こういうドラマ化とかアニメ化とかが連載前から決まって始まるマンガが多すぎてほとんど薄ら寒い。それもメディアミックスですとか言って始まるわけじゃなくて、ちょろっと連載を半年ぐらいやってから「アニメ化決定!」とかウソっぽい煽り方をするのがほんと多くなってきた。テレビ屋さんもマンガ屋さんもお互い儲かっていい調子なんだろう。こういうやり方は視聴者にとってはどうでもいいかもしれないが、読者としてはものすごく冷めるよな。ちなみにジャンプのマンガがTVアニメ化されると、単行本の売上がおよそ5倍になるらしい。文化通信に書いてあったんだけど。

しかも、そういうタイアップが決まって始まるマンガは、中途半端な面白さのものばっかだ。いかにもテレビ屋さんに企画書出しましたよ的な、ぶれのない危なげないお話で登場人物で絵であって、面白くもなんともないとは言わないが、かといってふーんとしか思わない。ということで「リモート」も俺にとってはそういうマンガである。作ってる人たちは、これを熱烈に面白い来週が待ち遠しいと思いながら読んでる読者がいると思っているのだろうか。

「ユキポンのお仕事」はギャグマンガですらなく、ただのいい話マンガだった。もともと嫌いな雰囲気のマンガではないのだが、田舎で野菜採ってよかったねというだけでは何コレという感じである。エリートヤンキー三郎はなんとなく飽きた。もうちょっと意外性のある展開がほしくなってきた。しかしワンパターンを愛するタイプのマンガなので、俺的には以後このマンガの価値が下がり続けてしまうのかもしれない。ちょびッツって超つまんねえよなこれ。どこが面白いか教えてほしい。「ちぃ萌え〜」とかじゃなくて、マンガとして何が面白いのか何がスゴイのかを知りたい。毎週思うが、代紋TAKE2の半端な軍事知識とそれに対する説明口調は、まるでカッパブックスを読んでいるようだ。まあマンガ自体の内容にそぐわしいお勉強的要素だと思う。あ、今なんか俺、差別的なことを書いたな。まあいいか。

 

 

おかねをつかう #60

昨日の朝買ったジャンプの表紙はハンターハンターだった。なんとなく力のないカラー。連載150回記念の見開きが単なる(じゃないけど)双六だというのはすげえ。話的にはゲームを普通に解いている。別に面白くもないなあ。ボーイの人が描いてる盾がどうたらこうたらいう連載は、頼むから早く終わってくれ。見ていて辛い。悲しくなってくる。たけしがないので読み切りが載っていた。なんかジャンプが時々持ってくるこういう若手芸人が面白いと思って描いた1コママンガみたいなのは全然つまらねえのでやめてほしい。そういうパターンじゃない忍者のやつは面白かった。えーといちごきみは1000%は前にやっていた「女の子を自分の部屋に入れてドキドキ」ネタを、別の女ともう一度やるというマンガ的に信じがたい展開になっていた。なんだこれ。新しい女が出てくるたびにこれをやるのだろうか。それはそれで面白いような気がしてきた。BLACK CATは、キャラクターの見せ方やらお話やらがもはや同人誌そのものなので驚いた。こんなのでいいんだーへー。ボーボボは新しく出てきた忍者とかいうのがわりと笑えた。つーか遊戯王ってまだ続くぐらい人気あるんだ!? 作者が「あとちょっとだけ続く」と言っているので、たぶんこのあとはサイヤ人が出てくるはずだ。

帰りの電車でスピリッツを買ったが、全然読まなかった。家で読もうと思ってパラパラめくったが、いまいち頭に入らなかった。今日家に帰ったらもう一度読んでみよう。

 

 

ぼくとワレワレ #52

で、そこまで考えてからハタと気づいたのだが、このドラマは別にリアリズムなんてどうでもいいんじゃないのということである。背伸びの季節のリアリズム風表現はあるにせよ、それはあくまでリアリズム的表現を挿入」というパーツであって、どっちみち作り手はこの役者が演じている人物をマンガにしたいわけだよね。マンガっていうか、キャラクターっていうか、なんかそういうモノにしたいんだと思うね。ていうか俺最近のドラマってあんま見ないんだけど、みんなこういう感じなの? そう思って見てみたらさ、ケイゾク関係のウェブをやっている人たちはみんなオタクっぽいのな。「同盟」とか作っちゃったりとかして。オタクの人たちってアレどうして同盟とか作りますかねっていうかあれはオタクだけのものじゃないのかも? あなたの大好きなインターネットにはこういうカルチャーがありますよどうですかお客さん!

あと、そういう同盟とか作ってるオタクの皆さんとかは、ケイゾクというドラマの前半と後半が全然別の話であるとか言ってそのいわゆるサイコデリロックな感じなあたりを「裏毛遺族」じゃねえや「裏ケイゾク」とか呼んだりしてるのよ。ほんとバカっていうか前半と後半が続きながらちょっとずつ異変が起こっていってるように見えない奴は物語が理解できないというよりは目が悪いんだろうと思った。まあいいや。眠い。帰ろっと。

 

 

普通 #58

めまぐるしくいろいろなことが起こりすぎている。時間をムダにしない人生はありがたいのかもしれないが、忙しいだけかもしれない。

北の国からはよかった。続編も全然ありそうに終わってゆく感じがいいね。でも五郎の遺言は最終的には自然が偉いという話が多めだったので納得いかない。あの話はもともと70年代終わりから80年代初頭の山田太一「岸辺のアルバム」などに代表される、現代の家族が抱える問題について扱ったドラマで、文明批判とか自然の賛美とかは二の次だったのだが、次第次第にそういう要素のほうが多くなっていって、で、最後のまとめまで自然に頼ってつつましく生きていきましょうという感じにされるとなんか悔しい。なんつうか関連の特番にさだまさしとかが出てきていやー自然はとか語ってるのを見ると、それはどうかなという気持ちになる。いや、まあ家族の問題が起こってしまったのが自然や田舎を捨てたせいだと言いたいのかもしれないんで、それならそういうまとめでもわかるけど。でもじゃあ都会に住んでる人みんな不幸じゃん。じゃあやめれば? 日本。

が、ドラマとしては非常に満足。非常によかった。純の演技力がすげえ。つうかみんなすごいよあのドラマ出てる人も作ってる人も。大変見事な名人芸を見せられているようなもったいない気持ちで拝見いたしました。うむ。

最近DVDを借りてきてDVD-Rで複製するのが俺の中で流行っているので、まあ「これもどうせすぐ飽きるんだろうなー」とかなり思いながらやっているわけだが、それはまあいいんだが、おかげでいろいろ未見だった映画やらドラマやらを見ている。俺は本当に疎いな。しかしうちの近くのTSUTAYAには本当にロクなモノがねえな。

で、週末は「ケイゾク」を見たよ。流行ってたんでしょこのドラマ。2年以上前になうははははは。俺はテレビやらビデオやらをあまり使わない人間なので、おかげさまでこのドラマ一回しか見たことなかったよ。あー池袋ゲートキーパーズとかトックリとかいうのも見たことないので今度見よう。

さてケイゾクだが、今さら見たのでなんか書く。なんつうかねー、あー? エバンゲリオンとか流行ってたねー? というような映像ビですよ! という時代の産物であってそういうムードで迎えられたらしいが、そのころ見ていなかった俺が今見るとだな、どっちかというとていうか全然ツインピークス的だと思う。しっかし、わずか2年だかの間に、世間はもはやこんなものをちっともありがたがらないような風潮にまで至っているということで、ナウ☆トレンドは駆け足で逃げていくよ〜、おおーぞらーにラブリー、青春の汗で〜べっとり〜(完全オリジナル俺歌)。

推理ドラマとしては別にトリックが凝っているというわけでもなかったし、どっかで見たような仕掛けが多かったが、俺は「このミステリがすごい!」とか抜かしながら密室だのなんだのについてチマチマチマチマ語ったりする馬鹿なミステリファンなどではないので別にどうでもよかった。それはいいんだが、脚本的なアラが目立ちすぎてそのトリックっぷりに全然リアリティがないのはどうかと思った。窓から頭出してる奴に8階上からスパナ落として当たって部屋の中に倒れて偶然窓が閉まって死んでとかって、あんた。よく知らないが、たぶんいい加減に書いてるよなこの脚本。あれですかテレビの脚本屋郎というのは読み返すヒマもないほど週刊マンガ並みにハードですかお仕事。

これが別にトリックのとこだけがダメなんだったらまだ話はわかるんだが、細かいとこで言葉遣いのいい加減なドラマだったよ。なんでさ、あのドラマの人たちみんな「すいません」て言うの? いい家のボーイがさ、お嬢様に深々と頭下げてすいませんすいません言ってたよ。「すみません」でもないのよ。その他もうなにここは「申し訳ございません」て言うよなあ普通というタイミングで全部すいませんなわけよ。申し訳なんて全部通して一回しか耳にしなかったよマジで申し訳。

おわかりと思うが俺は別に正しい日本語を云々と言いたいわけではない。当たり前だ。つーか死ね正しい日本語。言葉に対して正しさ云々とか言うなバーカ。だがしかし、このドラマの言葉遣いの不自然さは、映し出されている絵からリアリティを損なわせるには十分だった。正しい言葉も間違った言葉もよい言葉も悪い言葉もこの世にはない。すべては根拠がなく、あいまいで、絶えずうつろい続けている。つまり言葉にとっては、それが発せられる状況に似つかわしいかどうかだけがすべてなのである。そしてそれが意味と呼ばれる。

ま、それはいいとしても、セリフ回しに妙に凝っているわりには、敬礼の仕方が各自バラバラだったりとかするのもイヤだ。ちょういい加減だ。日常的な仕草にリアリティを与えておいた方が、作者の主張したいどろどろのべとべとのぐちょぐちょの世界がより際だつとなぜ思わないのだろうか。そもそも俺はいかにもテレビドラマ的な演技をわざわざ見てやっているのに、無理にそれ以下の演技指導をしてくれなくてもいいじゃないか。いやそれなりに面白かったよこのドラマは。うん。ホントだって。

 

 

quote #12

本日は「北の国から 2002遺言・前編」である。21時から。なので21時〜23時半は誰一人として俺に連絡しないでほしい。迷惑だ。北海道に住んでいたころは、北海道人すべてがそうであるように、北の国からなんて大嫌いであった。俺が北の国からをまともに観たのは、関西に住んでいたころだ。テレビドラマをレンタルで借りて観るのが俺の中で流行っていたのだ。で、北の国からを観て、なんてすごいイヤらしいドラマなんだと感動。つうか号泣。あの、北の国からを観たことがなくて、今回最終回だから総集編を観ようかとか最終回だけ観ようかとか言ってる人は、そんなものを見ても面白さは半減以下なので、絶対にテレビシリーズの最初から観るべきである。

「本当いうとあいつには頭にきていた。昨夜も今朝もぼくはあいつに、いっしょに行こうってさそったんだ」

「だけどあいつは――行かないといい」

「理由をきいても何もいわず」

「そのときぼくはどういうわけか!煙草の灰の事を思い出してたわけで」

「あのころ母さんはハイファイセットという歌のグループに凝っており、父さんが夜勤で帰ってこない日はいつもそのレコードを聞いており」

「あの晩ぼくがトイレに起きると、居間にまだ明かりがついていて、母さんが電話でだれかと話してた。そのときぼくは生まれてはじめて、母さんが煙草を吸ってるのを見た」

「しかも煙草はほとんど灰になっていて、いかにも床に落ちそうであり」

「それは父さんが年中やってはいつも母さんにどなられることで。だから。気がついてない母さんに、教えなきゃいけない。教えなきゃいけないとぼくは部屋ん中に飛び込みたかったけど――。だけどそのときの母さんは――いつもとちがう別の人みたいで――。母さん!灰落ちる!!」

「何日かたったある晩、父さんは、酒を飲み、また母さんにしかられてた。きいてみるとそれはじゅうたんの上の、煙草の灰の焼けこげのことであり」

「よく見るとそれはこの前の母さんの――落とした灰の焼けこげのあとで。だけど――」

「母さんは自分がやったとは、頭から気づいていないらしく」

「父さんもてんから自分の責任だと疑いももたずにいるらしく――」

「口をはさむとややこしくなるからぼくは黙っていたわけで」

「そうしてそれから半年たって、――母さんは急に家を出て行き」

「じゅうたんの焼けこげはそのまま残り」

ぼくがあの晩石をぶつけてから、蛍のキツネは現れなかった! 蛍のキツネはもどってこなかった! 子供がまだ食べてるでしょうが! 熊が〜出た出た〜熊が〜出た〜。

 

 

ぼくとワレワレ #51

時間があったのであいねたや怪噂真の過去ログなどを見ていた。そこから派生してあめぞうのログなんかを見ているうちに、いつの間にか今も存在し続けている小さなコミュニティとか、単に寂れている掲示板とかをあちこち見て回っていた。面白い。あめぞうはともかく、2ちゃんねるなどのように、話題ごとに板が別れてて、スレッドがあって、関連する話題を話さなければお前は死刑、というのが必ずしも前提じゃない世界だ。そういう小さい掲示板は話題に脈絡がなかったり、それぞれの投稿者が共通の話題を持たず、まったく自分の好き勝手に書き込みしていたりする。で、そういう掲示板には必ずどう考えても頭のおかしい人がいたりするが、誰もそういう人に文句を言ったりせず、その人の投稿自体がひとつの面白い読み物として評価されている(ような気がする)。ああ面白い。巨大になり、社会的に成熟した掲示板にはない面白さであることだなあ。

役場から放送される防災無線機による外部スピーカー騒音について述べます。
 町役場には、何度も意見を述べたのですが、無視されています。
 それどころか、ますます外部スピーカーの音量はひどくなっています。
 外部スピーカーは、私の家の方向を向いており、直接響いてきます。
 その音量は、テレビの音も聞こえないほどです。
 毎日6時、10時、12時、17時に音が出ます。
 そして17時50分頃には、放送があります。

だそうですよ。面白いなあ。こういう愉快なキチガイ博覧会とかを、そのままの形で、たくさんの人に見られるようにした掲示板としては、やっぱあめぞうが一番バランスが取れてたような気がする。で、俺はあめぞうの中において、そういう面白い奇病連盟の人々に対して素で「何言ってんの? 頭どうかしてるのか?」とかゆってる人たちが嫌いというかむしろここではお前らがどうかしているんであってなとか思っていたのだ。だが、あとになって2ちゃんねるというのをひろゆきさんが作ったらしいので行ってみようと思って見てみたら、そういう人たちの方が主流になっていて、俺は急激に少者になっていたのでとっても驚いたのであった。つーか気づいていなかっただけで、俺は最初から少者だったんだというのは理解するけどね。

 

 

おかねをつかう #59

昨日はサンデーだけ買った。結局マガジンは立ち読みだ。なぜサンデーの方を買ったのかはよく覚えていない。高橋しんのマンガはすごくつまらないのにもったいぶってるだけというどうしようもない内容になっている気がする。出てくる女が全部メガネっ娘の拳法マンガは、どうしようもなくダメなのになんか面白い。これって前身となった作品があるんだよね? よく知らないが。焼きたてじゃパンは出てくる人間全員が、さらに頭がおかしくなってきた。で、その中ではわりとマトモそうな位置にいる関西弁の男が、苦労に苦労を重ねて、結局どうにもならないというすごい話だった。巻頭カラーのうえきの法則はもうすっかり普通のヒーローマンガですか。マンガの描き方コーナーがガッシュを例にマンガができるまでをまとめていたが、順序がネームからはじまるあたりがなかなかよかった。10年前の雑誌ではありえないことだと思う。改造は全然面白くありませんでした。何が一番面白かったかというと女の子キャラのおかげでモンキーターンかな。

で、今日は朝にモーニングを買った。野球狂の詩は珍しく高校野球の話だ。水島マンガで甲子園話は最近作では久々なのでなんか得した気分。ちゃぶだいケンタはすっかりラブ展開かよつまんね。バガボンドは相変わらず普通に面白いなあ。あんまり素直に面白すぎるとホメるのもどうかという気分になりがちだが、そういう気分は面白いモノを作っている人に失礼なのであって間違っている。というわけでバガボンドはばりばり面白いのである。

クッキングパパを読んでその料理が食いてえと思ったことはないが、今週の「豆腐よう」はうまそうであった。俺は沖縄に行ったこともないし沖縄料理にも知識がないのでそんな食べ物のことは知らなかった。なんか食いたい。つーかあれはうまいのか? どういう味? 作るのに半年かかるらしいのでそんなのやってられるか面倒だと思ったら、よく考えたら市販のものを買えばいいのである。そうすれば今すぐ食えるじゃないか。いや、むしろ俺が紅麹などを仕入れてチマチマ料理などすると思ったか。何がクッキングパパだこのアゴが。「うまいぞ!」じゃねーよ。まあいいや。ネットで買えるかどうか検索してみた。そしたらすごいいろいろ売ってるじゃんよ。これとか。あと業務用まであるよ。沖縄では龍宮通りの店がうまいとかいう話もある。これだけ数が多いとどれを買ったらいいのかわからないじゃないか。有名店とかあるのだろうか。謎だ。ミカは沖縄に行ったことがあるが、ミカは食っただろうか。ひめゆりの塔に近づくことができなかったエピソードをミカからよく聞くゆっきーは食っただろうか。沖縄って何月ぐらいがシーズンいいすかね(行くのかよ)。

 

 

普通 #57

土曜日は三鷹へ。西島だいすけゆっきーねりご一家のおたく訪問であった。最近よく吉祥寺に来るなあ。井の頭線で来ればあんがい近いということがわかったよ。吉祥寺からバスに乗る。行く途中でバスの中からジブリの森美術館が見えた。あれがあの有名なあれか。つーか、もっと森の中にあるんだと思ってた。こんなすぐそばをガンガン車が通ってるところにあるのかよ。どこがジブリの森だ! 何が迷子になろうよ、一緒にだよ! こんなとこで迷子になる奴はいねえ。と思った。駅まで迎えに来てくれる予定だったのが、急遽迎えに来れなくなったというメールが来たのでケンカでもしたのかなと思った。後で聞いたらホントにそうだったので驚いた。なおケンカの理由は「お客が来るのにどうしても部屋が片づけられない・片づかない→今さらやっても無理なのだ→だいたいゆっきーはドアノブにカバーをつけるような生活を普段からしていないから無理なのだ!」など、らしい。腹を抱えて笑った。そういう問題じゃねえだろと思った。

バスを降りたら、大ちゃんこと大介くんがにこにこ笑っていた。家は広くていいなと思った。俺の座った位置からはハヤカワSF文庫とSFマガジンとフロントやブラストのバックナンバーが見えた。バリー・ユアグローの文庫も見えた。

ねりに会うのは3回目だが異常にかわいらしい娘に成長していた。しかし乳児であってまだ幼女とは呼べない。利発そうな顔をしているっていうかすごく頭がいいので驚いた。どんな晩メシを食うかでゆっきーと大介くんが激しく口論した。どうなっているのであろうかこの夫婦はと思って大変驚いたが、よく考えたら俺とミカも人前で激しく言い合ったりするので、そういうのを見ている、たとえばしゅんちの気分とかはこのようなものであろうかと思った。

結局ゆっきーが家に残って他3名はメシを食うことに。うまい中華だった。3人ともがつがつ食う。誰も遠慮などしない。ていうかミカはゆっきーの家をわがもののように使っていた。ゆっきーに自分をもてなさせようとしていた。ゆっきーからもてなしを受けることこそがミカにとって意味があるのだろうかと考える。メシを食った後はスーパーに行っていろいろ買い、家に帰って飲みながら話す。ゆっきーは全然飲まないので、大介くんは家で酒盛りができて楽しそうだったというか食っていた。もりもり食べていた。俺ぐらい食っていた。スーパーの刺身を買って、ミカに新橋とかのオヤジのようだと言われていた。ミカは他人の旦那をつかまえてよくそういうことを言うなあと思った。

だだちゃ豆が非常においしかったのだが、大介くんが塩味が足りないと判断したらしく、塩を振りかけた。ゆっきーとミカが口々に塩辛すぎると文句を言った。大介くんは「そうかな俺は味うすいと感じたからかけたんだけど」と言ってけろっとしていた。これはいいこの人は正しいねと思った。俺もそう思ったらそうするね! 飲む酒はわりとすぐなくなった。カップの梅酒を3人で分けて飲んだ。俺は「新現実」はがんばってていい本だと思ったという話をした。あと、今後いかにしてモテるべきかという話をした。モテるために努力をするのはもうめんどくさいので、むしろ勝手にモテるべきであると主張した。ミカは大介くんにじゃあキョンシーについて何か語れと言った。ミカはどんな人にでもそういうことを言うから面白いなと思った。大介くんは親切にマジメにミカに語ってくれた。キョンシーについて語るときは非常に舌がなめらかに動いた。さすが日本のキョンシーシーンの中心人物である。

大介くんは疲れているのか、寝てしまった。俺も眠くなってきたのでみんな寝ることにした。ミカは翌日朝から仕事だと言っていた。

5時半ごろ目が覚めて、6時ごろにねりが起きた。4人で朝ごはんをいただく。それにしてもこの夫婦は子供に対して常に平常だ。赤ん坊ゆえに、人間のように扱うことはできないが、しかし自分たちのペットのように扱ったりしていない。だからねりも、歩いていてちょっとこけたぐらいでは泣かない。泣いても意味がないことを知っているのだ。

ミカが出かけた後、大介くんと少し話していた。今インディアンについて調べているそうで、ミカが置いていったタバコの空き袋を本棚に飾っていた。そのうちDVDを返さなきゃいけないので今から観なければということになり、「EURIKA」を観る。観ながらガンダムはいかんという話をする。ああいうのがあたかもメジャーリーガーなものとして王道ぶってるのはいかん、という話。大介くんはガンダムの仕事をやっていたのにガンダムなんてどうでもよさそうで、いい感じだ。ゲラゲラ笑った。

「EURIKA」は特に見る予定がなかったのでちょうどよかったかもしれない。白黒なんだと思っていたら、セピア色っていうかなんかそういう色だった。カンヌだかどこだかに持っていったよということしか知らなかったのだが、話としてはバスジャックであった。

ずいぶん変わった展開を持つ話だった。バスジャック部分、事件後の部分、二年後の部分、共同生活の部分、バスで出かける部分と、並べただけだと全部違う映画のようだ。たとえば最後のバスで出かける部分は映画が2時間以上経ってから始まるのだが、ここだけロードムービーになっている。まるでここからが映画の本編ですよとでも言いたげで面白い。ロードムービーなので、もちろんポラロイドカメラが出てくるのである。それを見て気づいたのだが、こういう展開の作り方はまさにヴェンダース的だと思った。そうかーそういうことかーと思いながら観ていると、「都会のアリス」が無性に観たくなったので帰り道で借りようと思ったのだが、うちの近くのTSUTAYAでは置いていなかった。いいなあ三鷹。ちゃんと映画が置いてあるTSUTAYAがあって。

映画は3時間以上あった。見終わって大介くんはくたくたであった。俺もなんか疲れた。冷やし中華をゆっきーとねりと4人で食う。なんだかもてなされて申し訳なかった。俺を駅まで送ってくれると言っていたが、せっかく休みなのに疲れていてかわいそうだし、俺も日曜には日の出ているうちに家に帰った方がいいのでさっと帰ってしまうことにした。突然帰ると言ったので梨が食えなくて残念であった。

外は暑くて、なんだか俺は疲れていた。映画のことを考えた。俺は映画とか絵とか、視覚的なことに疎いなと思った。あの家族は、話しているとそういう感覚について普通に言葉が出てくるのが面白いと思った。俺はミカと話していてもあまりそういう話をしないと思う。そういう面で違う人間だ。違う人間は面白いなと思った。俺にできないことをして、俺にできないものを作ってくれたり見せてくれたりするので、うれしいと思った。

帰りにしゅんちに電話した。EVILくんと野球をしてからお好み焼きを食ったそうだ。今月の原稿は終わったのでいつでも泊まりに使ってくれと告げた。

 

 

どこに出しても恥ずかしい情報 #61

ブロードバンドの利用者数は7月末で540万5102件だそうだ。うちDSLが361万件(前月比9.4%増加)。もういい加減、頭打ちになってきてるような気がする。FTTHが8万5000件(前月比23.8%増)だって。たったの8万件で23%増と言えるということは、つまり全然普及していないのだ。ケーブルは171万件(前月比5.2%増)とのこと。

 

 

普通 #56

今日もデブが来ている。今日もデブは面白いことを言ってくれた。デブは、MXがいかに便利かということを主張し、ACCSに目を付けられた我が社の状態に対して「ま、一度くらいマルサに来てもらうのもいい経験だよ。人として」と言って俺の方を見た。俺に話しかけているのだ。しかし、突っ込むところが多すぎて返事ができなかった俺は、あまりのことに目を逸らしてしまった。デブ、お前が悪い。

しかし、そこまではまだよかったのだ。関わり合いにならなければ、彼らだって問題ないじゃないか。別にあのデブい彼が死すべき罪を犯したわけではないじゃないか。だから俺は黙っていた。デブに対して目を逸らしてしまったことへの申し訳なさすら感じたのである。

しかしその後である。デブは本日持参したノートパソコンを周囲に自慢していた。俺は全然聞いていなかったが、ちょっと席を外す際に、デブはわざわざ俺に向かって「ああそのパソコン、使っていいよ、中にめっちゃホリディとか入ってるから」と言った。

めっちゃホリディだとッ?

デブこらザッけんなよ殺すぞコラてめーたいがいにしろ。いいか、あのなーチンチンタウンでも大活躍のマジカルサイボーグすなわちいわば魔女っ娘にしてプリンセスであるところの、しかもロボ娘であって田舎から出てきて幼なじみ的キャラかつ白血病の闘病少女でつまり萌え要素満載のあややさんのPVだかを貴様のようなボンレスデブが不遜にもダウンロードしていい気になって人に勧めてんじゃねえよ何様だハゲ圧倒的に死んでくれ。

だいたいなんでよりにもよって俺に言うかよ! めっちゃホリディならPVとテレビのやつ両方あるよ! だいたいな、ミカがエアチェックした「Yeah! めっちゃホリディ」を、俺は何バージョン見たと思ってるんだよ! 俺など決してアイドルオタクなどとは言えない矮小な一般人だが、だからといって貴様のような肉塊では足下にも及ばぬわ! 恥を知れ! 誰に話しかけてると思ってるんだ! まして貴様は真髄まであややに萌えているお宅族の皆さんに対してすら猛烈に恥ずかしい行いをしているということになるのだ! この部屋にいたらどうするよ? そういう人が。かつてgsという、たいへん立派な先達が言いました。「おまえのレスしてる相手誰かわかってるの? 空白だから有名固定じゃないって思わないほうがいいよ(笑)もっと見抜く能力身につけたほうがいいよ」と! 蓋し名言である!

つーかあややを抜きにしても、俺にWinMXとかの話をクドクドクドクドクドクドクドクドしないでほしいと思った。ワレズとは、rarで直置きが基本ですよ!! ってっかもっと言うとだな、そんなものはまず「売ります・買いますコーナー」で伏せ字だらけの書き込みを探して廉価で買ってだな、その後は人と交換したり売ったりしながら在庫を増やすんだよ!

つーかだね、かつてIKCNという立派なパーラーにしてハカーに伺ったのだが、合コンの席にて女の子と話す時には「えーまじまじ俺もインターネットとかやるよ。うんメールとかー、あー俺も俺もーメールけっこうやってるよー」とか、携帯を持つ仕草をしつつ親指をひこひこ動かして余裕で適当に話を合わせちゃってるのだと聞いた。なんというモテに対する飽くなき追求であろうか! つーかこの嘘付きが。俺にはそこまではとてもできない。無理だ。ウソでも「インターネット面白いよねーそうそう2ちゃんねるとかー。いってよし! サッカーバンとか、よくみてるよー」とか、やっぱ言えねえよ。だって板はバンて読まないもん。

というわけで主にパソコン関係に生息してる奴はだな、ネット自慢とかパソコン自慢とかを知らなそうな相手だと思っていい気になってすんなよ。お前だこのデブが。オフ会などに出るときでもね、俺はいつでもTECHさんやsawadaさんやふじいさんなどの紳士的な態度で接していただきたいよ。だって普通だもん。あとなー、迷惑だ迷惑だ言いながらすごくうれしそうに友達のPC直してんじゃねえよ。つーかああいう人はあれかね、ネットではログが残るから恥だ、だからしちゃいけないという頭があるから自慢とかしないだけなのかね。現実ではそういう証拠がないから恥知らずに平気で意味不明の自慢話をタレ流してちゃってるのかね。つまり本質的には自慢したい、というかなるべくならそういう部分で自己顕示欲を満足させたい、という人なのだろうか。どうなんだそのへんは。まあ今もいってよしいってよし騒いでるから、そうなのかもしれないな。うん。しかしもう俺もあれだね、ここんとこデブがずっと来てるもんだからこういう連中への愚痴ばっかりだね。あははははっ。つーか普通にしててほしい。当たり前にしてほしい。普通がいい。普通の人間だったらなんでもいい。

 

 

水抜きゼリー #4

8/12。

昼過ぎに起きる。足が痛い。身体がくたくただ。それで昨日のコミケのことを思い出す。

何か生産的なことをしたくて、洗濯機を回して外に出る。そういえば今月はDVD-Rについて調べておかねばならないな。まだメディアも買っていない。とりあえず近所のTSUTAYAに行って映画を適当に借りる。「マグノリア」と「ケイゾク」にした。字幕のあるやつと、ないやつ。片面2層と、1層。ここのTSUTAYAにはロクなものがないので、見たいものを探すのに、すごく時間がかかる。

そのあと、商店街のほうまでぶらぶら歩いていって、本屋でジャンプを買う。突然思い立って、電車に乗って溝の口に行くことにする。着の身着のままというか寝起きのカッコで電車に乗り、ジャンプを読んだ。

ちょうどよかったのでDVD-Rメディアを買う。行こうと思っていたラーメン屋は金曜まで休みだった。しかたないのでみぞのくち野郎で食う。相変わらず食った後で喉が渇きすぎるラーメンだと思う。ラーメンを食べる以外、自分が何をしにここに来たか思い出せないので、帰ることにする。

帰り道で、突然思い立ってパチンコ屋に入ってみた。夏休みなのだから、普段しないことをしようと思ったのだ。普段しないことをするためにパチンコ屋に入る奴もどうかしているとは思う。

パチンコをやるのは2年以上ぶりぐらいだ。もともと僕は賭け事が嫌いで、ほとんどやらない。理由は負けるからだ。負けると損をする。金が減るのである。僕の考えでは、賭け事というのは勝つ確率の方が少ないからみんな熱狂するのである。これがもし勝つ確率の方が高いとしたら、そもそも賭け自体が成り立たないし、つまり賭け事というのはラクをして金を儲ける手段のように見えるが、トータル回数的に見れば必ず負けるはずなのであって、そういう中で儲け額が大きいタイミングにうまく勝つようにもっていくというのはすごくめんどくさく、努力の必要なものであり、ラクして金を儲けたければ賭け事なんかやらなければいいのである。あとはバクチをするというということ自体への楽しさがあるのだろうが、僕はケチなのでそういうものは味わったことがない。

そういうわけで2年以上ぶりにパチンコをした。これをやりたくてしかたがない人もいるのに、やることがないからといって自分はこれをやっているのか、と思った。

初心者に見られないよう、それなりに台を選んでいるフリをして歩き回ってから席に座った。しかし、やったことがないため、どういうふうに歩き回ったら台を選んでいるように見えるかがわからないのだ。本当は何も知らないのだ。とりあえず「この台は…!」という顔をして席に座ってから1000円札を入れて玉を出したら、隣の台にジャラジャラーと玉が出た。恥ずかしかった。たしか以前もこのトラップに引っかかったのだ。またやってしまった。これじゃどっから見ても初心者じゃないか。

1000円を使い果たす頃になって、突然ぴこぴこと音がしてスロットが回り始めた。これが回ってる間は玉を入れ続けた方がいいのだろうか。いけないのだろうか。謎だ。なんかあたったみたいで1回目、2回目とか表示が出ているが、玉がないじゃないか。困る。と思ってたらわけもわからず玉が増えだした。下のパクパクしてるところに入れればいいのだということにちょっと気づいた。そのうち玉を入れるバケツみたいのがいっぱいになってきてしまったのだが、これは店員が替えてくれるんじゃないのか。どうして来てくれないんだろう。溢れちゃうよ。BE IN LOVEですよ。もっとちょうだいもっとちょうだいですよ。

とかしばらくオロオロしていたら、そのうちチンジャラチンジャラいうのが終わったのでホッとした。ガッカリすべきだったのかもしれないがよくわからんので玉を持っていったら5000円ぐらいになった。あのバケツ一杯が5000円なのか。勉強になった。というか、やってみてわかったのは、特別に金が欲しいわけでもなく、パチンコが好きなわけでもないと、たとえ勝ったとしてもあんなものは面白くもなんともないということだ。お金を持ってまっすぐ出口の方に歩き出すと、急にパチンコ店全体を見渡せるように思えてきた。そして耳やかましいアナウンスや玉の音、タバコ臭い空気までがお盆の午後の風景にしてはひどく空々しく、嘘っぽいように感じられた。ここにいるおじさんやおばさんは、そんなことにはまるで気づかずに、よっしゃと叫んだりしている。僕は、コンビニで適当に食料を買って帰った。

前日買った同人誌を読もうかと思うが、まだ疲れていて読む気がしない。それに今なんとなく読む気がしないのだ。しかしそれは、コミケ自体の印象には関係ないはずだ、と思った。そんなことよりも身体がひどくだるい。ひょっとしたら、本を読みたくないのもそのせいなのかもしれない。暑いせいなのか、クーラーのせいなのか、疲れのせいなのか、睡眠の取り方がおかしいのか、はっきりとはわからない。ただ、ひたすらベッドの上でごろごろしたりうとうとしたりしながら、僕は汗をかいている。

 

 

どこに出しても恥ずかしい情報 #60

「STORY」創刊号(11月1日予定)は刷り20万部前後らしい。ちなみにこの雑誌のタイトルは「ちこ(黒田知永子)Very」から「姉Very」となり、最終的に「STORY」におちついた、とか。ホントかよ。どういう神経してるんだというか、いやしかし、ということはどのみち黒田知永子フレイヴァが前面に出た雑誌なのだろうなあ。このページは俺の知り合いだけが読んでいるわけだが、その人たちは黒田知永子なんか全然興味がないと思う。俺もないもん。しかしだね、このように雑誌一個のイメージにできるほどババア連中のあいだで絶大な人気を誇っているらしいよ。ネットでもさー、ちぃ萌えとか小倉優子がとかあややがとか言ってる間に、全然関係ない世界では黒田知永子について熱く語られたりしてるわけよ。それでも同じ国ですよ。相互理解で平和な世界なんて、できるわけねーよ。

安藤忠雄の話を書いたが、東大教授、海外でも複数の大学の客員教授とかをこなして超多忙だそうだ。で、最近「Casa Brutus」を持ってサインをねだるファンが急増しているとか。売れっ子〜。しかしあの建築は見事なものだそうですよ。ミカがゆってた。俺は建築美術は嫌いじゃないというかわりと好きだがあまり写真で見たりしないのでよくわからねえ。

仙台駅前ではジュンク堂進出に対抗して丸善アエル店が31日にオープン。総面積は600坪以上で画廊、喫茶室も併設されているとか。でかいね。俺はでかい本屋がしのぎを削っている街は好きなのでそれだけでうれしいが仙台は遠い。2回行ったことある。牛タン食ったよ。

全国の信金の過半数が加盟している共同システムは、これまでNTTデータが全面的に担当していた。しかし、2004年スタート予定の次期システムの構築を「フューチャーシステムコンサルティング」というITベンチャーが担当することに。大規模な金融系システムをベンチャーが担当するというのはスゲエということで注目されているとか。しかもメインフレームとかじゃなくてウインドウズのサーバで構成されるそうだ。

もうダメだ…。

いやそれはいいんだけど、そのせいでゲイツが全信協の会長にお礼のあいさつに行ったらしい。いやマジで。オモロ話だ。が、この次期システムについては中身がまったく決まっていないにもかかわらず、OSとベンダーだけが先に決められたことから、一部の加盟信金からは反発もあるらしい。9月下旬からようやく説明会が開かれるとか。

 

 

 

 

 

 

 

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